今夏最大のイベント。
らーしょん氏と二人で関西にトンボ遠征。
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まず初日は午前中に琵琶湖でメガネサナエとオオサカサナエを探し午後には移動してグンバイトンボ。
翌日は兵庫県内でナニワトンボとエゾトンボを狙うという壮大な(?)計画。
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まず初日。
神様にお天気をお願いしていたのに生憎の天気。
湖にはウスバキトンボしか飛んでいない。
それでも暫くすると薄日が差し始めトンボもボチボチ飛び始めた。
まずはオオヤマトンボが湖面を飛び始める。
オオヤマトンボは池の周囲を何度もグルグル回ってパトロールする習性がある。
つまりここのオオヤマトンボは琵琶湖をぐるっと一周している。(んなわけない。)
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ウチワヤンマも。
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メガネサナエも飛び始めてくれた。
ちょっとホッとする。
でも砂浜にはほとんど寄りつかずいい写真は撮れず。
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らーしょん氏がふわふわと飛ぶ羽化したての怪しい♀個体を発見。
二人でそろりそろりと近付く。
未熟個体は難しい。
でもオオサカサナエの識別点である
①腹部の黄色斑が輪状
②第7節の黄斑は後方に流れない
③第9節の両側に黄斑が顕著に現われる
そしてもうひとつ、オオサカサナエ♀の頭部にはとげ状の突起が1対ある。
(メガネサナエ♀では1対の低い隆起にとどまり、ナゴヤサナエ♀も1対の鈍突起)
この個体は明らかにとげ状の突起が1対写っている。
オオサカサナエで間違いないのでは、と思う。(1種プラス
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そして午後、時間配分を間違えてグンバイのポイントへは15:30頃を過ぎてしまった。
とりあえず車を降りてどんな雰囲気か見るだけのつもりがそのまま本格探索に突入。(笑)
無謀にも半袖で・・・
草をかき分け、川の中を歩き、長靴の中がグチョグチョになりながらもどんどん突き進むが一向にグンバイトンボは飛ばない。
時期的にまだいてもいいはずだが図鑑によると最盛期は7月のようで、どうやらこのポイントでは時期が過ぎてしまっていた様子。
痛恨のリサーチ不足。
でもこの場所は結構他のトンボも面白そうな事がわかった。
川面にコシボソヤンマがパトロールで飛ぶ。
田んぼの上にはエゾトンボ系(種不明)
大阪に住んでる頃にこの場所を知っていたら毎日でも来たのに・・・・
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その他のトンボ。
コシアキ
ショウジョウ
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さて2日目。
この日の期待は、ちょっと時期尚早ではあるがナニワトンボ。
まず午前は兵庫県内陸部の森林公園。
そもそもこの場所はトンボの種類がとても多い。
しかもその顔触れが凄い。
期待を胸に池の周りや周辺の森を探す。
でもそう簡単に見つかるわけがない。
まあ当然と言えば当然か。
ナニワが池周辺に集まりだすのは基本的に9月後半から。
図鑑によると、この時期のナニワは池から少し離れた松林などにいるらしい。
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ではエゾトンボを。
しかしこれも難関。
場所はここで間違いないはずだが来るのはオニヤンマのみ。
いるのはわかっているのだが、やはり日頃の行いか・・・。 (汗)
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でもその他のトンボはさすがに種類が多い。
オオルリボシヤンマ・ヤブヤンマ・ヒメアカネ・リスアカネ・キイトトンボ・モノサシトンボ・アオイトトンボ・オオアオイトトンボ等々。
オオルリボシ
ヒメ
リス
キイト
アオイト
オオアオイト
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トンボ以外ではこんなのも。
らーしょんさんが見つけたシンジュサン。
初めて見た。
でかい。
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そして菌に侵されたセミ。
ちょっと気色悪いので写真は小さめに・・・
たくさんあった。
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午後は更に西へ。
ナニワ見るにはまさしくといった環境。
最盛期にまた来たいところだ。
雨が降ったり止んだりなのでトンボの数は少なめ。
クロイト
コフキ
チョウトンボ
タイワンウチワヤンマ
実は午前中滑って転んで300mmレンズがいかれてしまったので70mmで・・・ 
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この二日間で確認したトンボは28種。
宿題も残ったが天気の割にはまずまずか。
らーしょんさんにはグンバイやナニワをかなり期待をさせてしまったので申し訳ない結果だったけど。(すみませ~ん)
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今回の遠征に際しては大阪のdays gone byさんにかなりバックアップしてもらった。
days gone byさん、有難うございました。m(_ _)m
関東にお越しの際は是非お声掛けくださいまし。
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楽しい遠征、あっという間に終わった。
これで夏のイベントは終了。
明日からまた仕事か・・・
あぁ~。
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