3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

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(3Dにおいての) ロングテールと種々雑多

2010年05月22日 | □CAD/CAMな日々
 
<チキンタツタについて>
再々復活のチキンタツタ。すでに2度、美味しくいただきました。
来週も2回は食べたい… です…
 
 
<お安い3Dプリンタ、販売好調>
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」会員のHot proceedさんが製造販売している
15万7,500円(!)の3Dプリンタ
が、販売好調とのこと。
どれくらい好調か?は、以下の表現にとどめますが、すごく好調です。
 
「大手3Dプリンタメーカーが最安値で発売した新型機の、日本国内における1年間の売上台数と同じ数」
 
かたや組立キット販売で、かたやこの不景気にあっての200万円程の機械ですから単純に比較はできませんが。
でも、数としては本当に一緒でした。
 
これから廉価な3Dプリンタを市場に投入する会社さんは、
300万円とか、200万円とかでは全く話題にならないでしょう。
「100万円を切った!」以外、何を言っても市場は反応しない気がします。
3Dプリンタは、ソリューションなんかじゃなくプリンタ(=道具)ですから。 

安価な3Dプリンタは、手間暇かけて営業して、やっと買っていただくものではないように感じます。
市場が驚いて、お客様がグっとくる価格と性能を提示して、
消耗品で儲けましょう…
 
これが、本来的な姿なのは間違いありません。
だって、プリンターなんですから。
紙のプリンターはコモディティ(大したことない商品)として扱いながら、
3Dプリンタの話になると途端にソリューション扱いしちゃう人は…
要するに… なんか、“昔のひと”ですよね(笑)
 

<3D-GAN、NPO法人登記に向けて絶賛準備中>
2名の理事と1名の協力者を迎え、書類の準備に余念がない日々です。
それほど面倒なことはありませんが、普通の会社設立とは違いそれなりに審査がありますから、
よく研究して一回ですんなりと通せるようにします。
 

<最近多い訪問者>
最近、アニメーション制作会社さんが何社も立て続けに3D-GANの事務局をお訪ねいただいてます。
みなさん関心のあるポイントは、「3Dデータの立体出力」です。
そこからはじまって、「3Dデータファイルそのものを販売対象とすること」
と、なります。
実は、3Dプリンタという技術への興味では無いと思います。ホントです。
 
これはクリエイティブの話ではなく、単純に経営の話です。
制作会社さんは、言ってみれば「下請け企業」であることがほとんどで、
自社製品がメインのお仕事ではないのが普通です。
そういう意味では、金型や部品の中小製造業と同じなんですね。
で、「脱下請け」を実現するには、自社製品を持つ、ということが
事の本質なわけです。
 
もうお分かりですね?自社のコア・コンピテンシーを活かして自社製品を持つ…
この経営的な関心事において、
 
・3Dデータの立体出力
・3Dデータファイルそのものの販売
 
は、とてもリスクが低い新事業としての、ひとつの可能性なのです。


<ワンフェス準備>
毎回3D-GANで共同出展しています、『ワンダーフェスティバル』ですが、
次回、7月25日(日)開催の2010[夏]も、20卓の規模で申込が完了しました。
広告スペースも前回の倍のサイズとしています。
 
軽く告知…
 
まだ、最後の2卓、スペースが余っています。
私たち3D-GANと一緒に出展したい、と希望される方々にスペースを提供します。
1卓3万円となります(電源工事費別)。
3Dプリンタなどの大きな機材展示の方は、1卓10万5千円となります。
 
お問い合わせは、メールで! → info@tkls.co.jp

目立つこと、集客力があることは前回で実証済みです。
今回は、さらに集客力が向上するらしい… という確たる情報をつかんでいます(まだ、ないしょ)


<「3DCG AWARDS 2010」に協力したいと思います>
LightWave 3D と Shade でお馴染みのディストームさんとイーフロンティアさんの共催で、
「3DCG AWARDS 2010」が開催されます。
 
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」にも協力の要請をいただきましたので、
 
得意の立体出力周りで最大限ご協力申し上げることをお約束しました。
 
以前から何度も書いてきていますが、3Dプリンタなどの話は、要するに
 
3D CGユーザに、「CGモデリングという行為は、モノを作るという行為に非常に近い」
 
ということを端的に理解していただくことの出来る道具として、
 
ワタシは気に入っています。
 
3-4年前に比べれば、CGモデラーさんたちも、自分のデータが物体にできることを
 
随分と分かって来ていただいていると、思います。
 
つまりこれは、「製造人口の増加」と言っていいでしょう。
 
この大きな変化に、
 
ワタシ自身と「3次元形状を活用する会:3D-GAN」は中心的な役割を果たしてきています。
 
 

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2 コメント

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Unknown (金津鬼)
2010-05-31 23:49:39
>3DCG AWARDS 2010
3D-GANが協力するからにはまさかやらないと思いますが,「キャラクター部門の優秀作品を賞品として立体化!」みたいなのはもうやめて欲しいですね。
立体出力は今やカネを払って利用する日常的なサービスなんですから。
返信する
わかる... さてどうしましょう? (クルスの冒険)
2010-06-01 01:37:29
よっく分かります。
でも...それ、出そうな気がしますね。
どうしましょうね?(苦笑)
 
>立体出力は今やカネを払って利用する日常的なサービス
 
そのとおりなんですよ、特に特定の人にとってはもうほとんど常識になってますね。
ただー...前も書きましたが、
(これ、あんまり言うと失礼だよな... と思いつつも事実だから)
「CADとかCGとか、売っている側の人たち」
ソフトメーカーの社員さんとか、そういうお立場の人たちって、
本当に自社が売っている製品以外のことってあまり関心無いんですよね。
ワタシのかつての同僚も、そういう人がほとんどです。
驚くほど関心が無いので、知識も得られていない。
でも、「なにそれ?知らない...教えて」とも言い難いみたいで、
とにかくご存知ない場合が多いですね。
これはCADもCGも、そうです。
なので、3D-GANの会員さんで、日々施設を活用されているような
皆さんとの情報の差、知っていることの違い、というのはとても大きいと思います。
 
最近、3D CGでセル画っぽい(カートゥーンレンダリング)アニメの制作を
得意にしているスタジオさんが何社もお見えになってます。
彼等も、ずいぶんと立体出力に関心をお持ちで、詳しくもなって来ています。
実際に出力もされていますしね。
 
昔、CGやらCADやらが特別なものであった時代は、
「ソフトのメーカーに務めている」ことが最も最新の情報に触れている立場だったのですが、
CGやらCADやらの技術的な進化が実質的に歩みを止めて久しいことが原因で
今では、ユーザさんの関心って「利用技術」に移っていると思うのですよ。
で、「利用技術」というのはソフトメーカーさんの範疇じゃないんですよね。
なので、一概に「知らない、知らない」と言っても仕方ない。
なぜなら彼等の本来業務じゃないから、ですね。

まぁ、そういう時代であることもあって、
「3次元形状を ”活用” する会」なわけでして。
商売では到底やれないよ、という判断が最初にあっての
業界団体でして。。。
 
ちょっとこの意識の格差は、しばらくは続くかも知れませんね。
 
あー、結論出てないですね(笑)
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