3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

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リアルに してミル?

2006年12月03日 | □CG(ポリゴン)から作ろう
 
何も言わず、写真を見ていただきましょう。
 
もうすでにお馴染みのDimensionでつくりました。素材は、ABSです。
サイズは、高さが30センチ近くあって、結構な迫力があります。
これは、手作業を一切加えることなく、ZBrushというCGツールからSTLフォーマットを経由して、加工されています。CADは介在していません。手作りのモノから3Dスキャナなどで作ったわけでもありません。イキナリPCの画面からコレ、という流れです。スケーリングもかけ放題、同じカタチで小・中・大・特大…OKです。
 
これをどうするか?って?(笑)

いや、ほら、私たちは「作りたい!」というお客様に「その方法を提供する」のが仕事ですから、この後このクリーチャーがどうお仕事に生かされていくかは、依頼主のみぞ知るところです。

もちろん、ご依頼いただいた際に、仕上りについては詳しく打合せていますので、この後の加工や着色などについても色々と目論みがあっての事なのだと知っていますが、道具やその使い方の提供者である私たちは、「フィギュア」とか「マスク」とか、「模型」とか「ガレージキット」…そのものの製作者ではありません。こういった作業の中で、それらの製作物についてお聞きしながら、「へー」とか「ほー」とか、「じゃあこうした方がいいんじゃない?」や「そこまでは無理ですよ、でもここまでは出来ますよ」…という具合に、それぞれの製作物について学びながら、私たちの知っている事とそれぞれの製作物の持つ要求や事情とをすり合わせつつ、「より良いやり方」をご提案して行くのです。その中には、もちろんコストも入ります。作るモノの価値に応じて、使える道具や方法の値段も当然変わって来ますから。

この作業は、私たちのメインの仕事であるインダストリアル・デザインや、設計・試作・製造のお仕事と、全く同じです。だから、最近はフィギュアやガレキにも少し詳しくなってきちゃいました(笑)
 
このクリーチャー君(名前は知らないの)、12月14日(木)の本気(マジ)工場イベントにも展示される予定です。壊さないように運ばないと…
 
CGユーザさんで、「CGからつくる!」事に興味のある方は、これを見るためだけに秋葉原にお越しいただいても十分もとが取れるかも?くらいのもんです。

<そのイベントの詳細・申込みはココ>

あ、受付・会場案内には、メイドさんも「ご主人さま」のお帰りを待っています。(いや、本当に居ます)

このクリーチャー君、今後どうなってお仕事に生かされていくか、工程ごとに取材してご紹介したと考えています。

<こんな風にまとめたいですね>
 
乞うご期待!

 

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