K.Kの日記(鉄道・バスRoom付属ブログ)

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北陸本線乗り納め その2

2015年03月12日 22時26分00秒 | 鉄道関係
乗り納めその1」の続き。
この記事では、三日目と四日目の北陸線の駅巡り、バスネタでは元ボン・バス80033号車との再会、そして強風に惑わされた帰り道の様子を掲載します。

一晩お世話になった宇奈月温泉を発ち、再び富山地方鉄道線に乗車し魚津駅まで戻り、北陸本線を東へ進みます。

▲魚津駅。ロータリー中央のちょうちんには「あいの里とやま鉄道」開業を祝う文字が見られます。


▲駅構内のポスター。新幹線駅は新幹線開業に関するポスターが目立ちましたが、ここ魚津では在来特急の引退を惜しむポスターが多く貼られていました。こちらは「北越」仕様。
よく見るとJR西日本・JR東日本・北越急行の三社が共同で製作したポスターとの文言。他会社なのに、こんなのを作るとは驚きです。

▲こちらは「はくたか」ポスター。「はくたか」は新幹線の愛称として引き続き残ります。


▲三日目も時間を全く調べずに行動したのですが、魚津に着いた時間はあいにく直江津直通列車の無い時間帯。という訳で、とりあえずすぐに来た泊行きの521系に乗り込みました。


▲泊駅と周辺は思っていた以上にのどかでしたが、近くで無事お昼ご飯を食べ、引き続き東へ移動します。
ここでようやくお楽しみの457系に遭遇!やっぱり北陸本線と言えばこの車両・・ですが、もう明日で終わりなんですね。


▲泊~越中宮崎間で撮影。北陸本線でも東寄りの区間では、海沿いを走る景色を楽しめます。

そして、この日最初の目的地に到着。

▲直江津の少し手前、「親不知駅」で下車。車窓から眺めていてずっと気になっていた駅で、周辺の散策を楽しみました。


▲親不知駅は日本海が間近に見える無人駅で、しかも海の上に国道や高速道路の高架橋が掛かっているという、ちょっと珍しい景色を楽しめる駅です。いつ眺めても妖しい雰囲気満載。


▲駅舎。歴史ある駅らしく、立派な駅舎が建っています。かつては旅客と貨物の両方を取り扱う駅だったそうです。


▲線路際の県道を歩いていたら列車の接近音が聴こえ、カメラを構えていると貨物列車が通過しました。


▲海沿いへ出て、駅の全体を撮影。ホーム長も長いですね。


▲海に掛かる国道の高架からは、こんな景色を楽しめます。ちょっと怖いです。。


▲海岸をお散歩しながら、特徴ある高架を下から眺めます。聴こえるのは波の音と頭上から響く車の走行音だけ。


▲次列車の時間が迫ったので駅へ戻ります。ふと足元を見るとこんなのが。つい「右、ヨシ!」が出そうに・・(笑


▲一時間ほど滞在した親不知を離れ、直江津行きの413系に乗り込みました。


▲途中の糸魚川では「はくたか15号」の出発を待ちます。何気ない景色ですが、これももうすぐ終わりです。


▲糸魚川から約20分、次の目的地の「筒石駅」で下車しました。

筒石駅と言えば、トンネル内にホームが設置されているということで有名な駅で、私を含め駅目当てで訪れる人も多いそうです。上越線の土合駅も同じトンネル駅ですね。
ちなみに筒石駅が存在するこの「頸城トンネル」は全長約11km。長大トンネルの多い北陸本線ですが、その中でも2番目の長さを誇るトンネルだそうです。


▲ホームは上下線で少し離れた配置です。

▲こちらは待合室。頑丈な扉が設置されていますが、特急列車の通過時に強い風が吹き抜ける事があるそうで、列車接近時以外は閉じられた状態となっています。
駅係員の方の計らいで特急通過の様子をホームで眺めたのですが、新幹線通過時のような強い風で、本当に体を支えるのがやっと・・という状況でした(笑


▲改札口とホームは階段で繋がっており、途中に上りホームと下りホームの分岐が存在します。


▲改札口へ続く階段。見た目はけっこう長そうですが、意外と余裕で駆け上がることが出来ました。


▲こちらが駅舎。筒石駅は有人駅で、業務委託駅として運営されているそうです。

筒石でも次の列車の時間に余裕があったので、周辺を散歩。

▲駅舎から少し歩くと海沿いの国道へ出ました。タイミングよく糸魚川バスのキュービックが来たので撮影。
実は初めて知ったのですが、塗装の通り頚城自動車のグループ会社だそうで、地域別に分社化されているそうです。ずっとこのカラーリングは、全部が頸城バスだと認識していました(汗


▲再び駅に戻り、筒石駅を後にしました。ここでも413系に乗車。

直江津では乗換が発生しますが、やはりここも時間があったので駅前でバス観察に勤しみました。


▲頸城バスのエルガミオ。車種が車種だけに、全国各地で見かける標準的な仕様ですね(^^;

直江津からはこの日最後の移動で、長岡まで移動しました。

▲タイミング良く「くびき野」が接続しており、閑散期で安いから指定席に乗ろう!と指定席券を購入。どの編成が来るのかと期待していると・・なんとT18編成がやってきました!
かつて「ムーンライトえちご」でも何度かお世話になったこの編成。(って、6年くらい前に乗ったっきりだとは・・)
新潟寄りにはかつて北海道方面への運用で活躍したというクハ481-1508が連結されています。運転席上に2つ付いた前照灯と、浮き出た後部標識灯(?)が特徴です。

そして、車内でうとうとしつつ長岡に到着しました。

▲長岡駅前に停まっていたエアロK。この手の車は新潟でも古参車になるのでは?
気が付けば地元広島でも数台程度の活躍となってしまい、ぼちぼちこの辺りのデザインも古く見えるようになりました。。


長岡で夜を明かし、四日目(最終日)の行程。
最終日も駅めぐりを予定していましたが、その前に幾度と無く訪れた東三条駅へ移動し、元ボン・バス80033号車を探しました。
実は、長岡で下車したのもそのためで、時々長岡でも運用に入ることがある・・という事だそうです。


▲という事で、長岡と東三条の駅前で粘るも遭遇できず、営業所の様子を眺めてみようと考え営業所行きのバスに乗り込むと・・ビンゴでした!
タイミングよく三条の営業所で休んでいた元33号車こと、新潟200か422のエアロミディMKと再会。少し色褪せていましたが、ひとまずはまだ現役のようです。


改めて細部を観察していると、製造銘板には平成4年1月製造の文字。自分と大して変わらん歳・・ということは、既に23年モノの車です。

他の車両を見ていても、物持ちの良さそうな越後交通の車両。とは言え雪の多い地域で活躍する中古車ですので、これが最後になってしまいそうな気も・・。
出来れば実際に乗りたかったのですが、再会出来ただけでも運が良かったと考えないといけませんね。


▲車内も変わらずの様子。広交、ボン・バス時代も乗る機会が多く無かったとは言え、懐かしいです。


▲舐めるように眺めていると、ちょくちょくボン・バス時代の名残りと思われる緑色の塗装の跡も見えました。

実はこの辺りでコンデジの電池残量が無くなり、荷物になるから・・と充電器も持ってきておらず、後半は携帯電話のカメラでひたすら撮影していました(汗

再会を楽しんだ後は、再び東三条駅に戻り、最後の駅めぐりということで「青海川駅」に向かいました。


▲長岡から乗ってきた115系を見送ります。

青海川駅は、信越本線に属する無人駅で、先ほど掲載した親不知駅よりも海に近い駅で、日中はやはり日本海の荒波を間近で楽しめる・・という駅です。ここは新幹線開業とあまり関係無く、改正後も引き続き信越本線の駅として存続します。


▲新しげな駅舎。どうやら2007年に発生した地震で付近の斜面が崩落して駅舎や設備が被害を受け、復旧工事と併せて新駅舎が建設されたそうです。


▲曇り空でどこにでもいる115系、そして携帯画質なのが残念ですが、真横から。
そう言えば新潟では、E129系なる新型車両が導入されたようですね。国鉄型が多い地域とは言え、元々E127系が活躍していたこともあり、インパクトは薄いのが本音です・・(汗


▲海を眺めたり列車を撮ったりするうちに、広島へ戻る時間。E129系が来ないか・・と期待しましたが、やはり何ら珍しくない115系でした(--;

▲出発間際に車内から撮影。何だかんだで、この辺りはまた乗車機会がありそうです。
ちなみに改正以降は、上越妙高駅(旧脇野田駅・・でしたっけ)と新潟駅を結ぶ特急「しらゆき」がE653系運用で設定されるそうです。


▲柿崎駅で乗り換え。個人的には最後の利用となる「北越」のお世話になります。リニューアルされた3000番台がやってきました。


▲前日に散策した親不知駅を車内から眺め・・


▲無事に金沢駅に到着し、「北越」お別れ乗車は終わり。お世話になりました。

さて、引き続きサンダーバードとのぞみを乗り継いで広島に戻るのみ・・ではあるのですが、湖西線名物の強風により、乗車予定のサンダーバード44号は東海道線(琵琶湖線)経由に変更されて運行するとのこと。当然ながら京都で最終のぞみには乗り換えられません。

僕は次の日が仕事だったのですが、始業時間が遅い勤務で、きっぷの変更さえどうにかなれば、翌朝始発の新幹線で広島に戻っても十分間に合う計算でした。
そのため検札に来た乗務員の方にも、不接となる新幹線のきっぷの取扱いだけ聞き、車中でのんびりと鯖寿司を食べながら過ごしていました。

・・そして、敦賀出発後のこと。再び乗務員の方が来て、こんな紙切れを渡されました。

▲「業務連絡書」なるA5サイズの紙。

これは駅や車内で紛失したり、取り違えたきっぷが発見されたり、今回のように旅客都合によらない列車の変更などが発生した場合に発行される証明書で、時としてこれがきっぷと同等の効力を持つ用紙となる・・そうです。

この時は米原乗り換えで当日中に広島に戻ることが出来る接続があり、関係箇所の承認を得て、特急券を購入していない米原~京都間の新幹線に乗車できる事になりました。

その後はサンダーバードの乗務員や米原の駅係員に付き添われてひかり531号に乗車、新大阪でもすぐに乗り換えられるように到着番線を変更され、やはり駅係員の案内を受けながら、所定ののぞみ129号に乗車出来るルートを確保して頂きました。


他会社同士の乗り換えで、しかも在来線から新幹線への乗り換えだったのに、良い意味で予想外の手厚い対応に驚きつつ、その後は無事に広島に到着したのでした。
特急利用ということでここまでの対応だったのかもしれませんが、それでも乗務員の方にはひたすら感謝するばかりです。。


▲ということで、最後に使用したきっぷたち。
ゆきの乗車券では頻繁に途中下車したので、賑やかな券面となりました。最後の金沢→京都→広島のきっぷは、東海道新幹線が絡む都合上、eきっぷとe特急券の組み合わせで購入しています。

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