K.Kの日記(鉄道・バスRoom付属ブログ)

鉄道・バスRoom管理人K.Kのブログ
気になる鉄道・バス・車ネタを掲載しています。

元ボン・バスを訪ねて~広島県内編その1~

2016年08月15日 22時57分00秒 | バス関係
1月の秋田に6月の長野・新潟と、元ボン・バスの車両目当てであちこち出かけた私。県外の車両の生存確認は出来たものの、今更ながら地元の広島に残る元ボン・バスの近況を知らん!と言う事に気付き、今年の冬頃から地道に捜索してきましたので、今の状況を掲載したいと思います。

今回の記事では、かつてのボン・バスの看板車と言える「ネコバス」ことレインボーRH(KC-RH4JEAA)をご紹介。

<元80001号車 広島200か・・69>


▲総企バス 広島200か・・69 110 平成28年8月8日撮影
トップナンバーだったネコバスは、中型置き換えによる輸送力強化のために開業後数年でボン・バスから引退し、ナンバーはそのままに県北の「総企バス」へと移籍しました。当然ながら県北を走っている期間の方が長いのですが、実際に見たのはこれが初めてでした(汗

小さな方向幕やドア窓の出入口表記はそのままですが、この車両の特筆すべき点は前向きシート。ボン・バス時代は乗車定員確保のためかロングシートが採用されていましたが、総企バス移籍にあたって改造されたようです。その割にはモケットが同じで、元々こうだった!と言われても信じ込んでしまいそうです。


芸北支所前を走る元80001号車。


千代田インター前で中国JRバスと並ぶ元80001号車。
県北、特に車庫のある芸北地区はスキー場があちこち存在するような、西日本有数の豪雪地帯。足回りがやられているんじゃ?という不安があるものの、総企バスに導入されて10年以上、車体は綺麗な状態を保たれています!

<元80006号車 広島200か・・80>

▲備北交通 広島200か・・80 299 平成28年8月8日撮影
ネコバスで一番多い、広電系列に移籍した車両のひとつ。そのうち2台が備北交通で活躍しています。三次営業所に配置されているようで、三次駅前で姿を目撃出来ました。

後ろ側。リアガラスの大きな広告ステッカーが備北交通らしい仕様です。こちらの赤名行きは、赤名トンネルを抜けて島根県の飯南町まで運行する路線。

<元80011号車 広島200か・・87>

▲備北交通 広島200か・・87 300 平成28年8月8日撮影
こちらも同じ備北交通で活躍中のネコバス。ただ、こちらは広島電鉄を経由して備北交通入りした車両です。広電時代は違和感バリバリでしたが、あっという間の出来事でした。

後ろ側の様子。この車は敷名線の運用に入っていたのですが、後ろ側を見ると「フリー乗降区間」のステッカー(マグネットシート?)。小さい車ですし、ある程度運用は限られてくるのかもしれません。


続いては、一風変わった中型車で、広電→ボン・バス→広電→芸陽と、何度も塗り替わったレインボーRR(U-RR3HGAA)の現在の様子。
<元80012号車 広島22く40-24>

▲芸陽バス 広島230あ・952 平成28年4月18日撮影
元々は広電がアストラム沿線のフィーダー路線用に導入したらしい中型車。これも輸送力強化のためボン・バスに移籍し、数年活躍した後に広電バスに戻った・・かと思いきや、芸陽バスへ行き着きました。芸陽バスでは多く活躍するレインボーですが、屋根上のクーラーユニットが無い点とリアの3連式ブレーキランプが判別点です。現在は豊栄営業所に配置されているようです。

運転席側はこんな感じ。ナンバーが変わりシートモケットも張り替えられているので、元ボン・バスとは気付きにくいです。
「貸切」表記がテープで貼られている辺り、スクールバス運用が中心なのでしょうか。バス通学が出来るなんて羨ましい・・。

<元80022号車 広島22く40-23>

▲芸陽バス 福山230あ・951 平成28年4月22日撮影
三原営業所で見かけた、もう1台のRR。ボン・バスでは違う時期に導入されたらしいのですが、元ナンバーの通り同時期に製造された車両。ただ、こちらは後ろ側にも方向幕の巻き取り装置(ボン・バスでは使用せず)が装備されていた記憶があります。
この車は車庫の外から眺めただけで、どういう使われ方をしているかは不明。ひとまず生存確認・・ということでこの1枚のみ。

今回の記事では5台を紹介しました。他はネコバスが芸陽バスに5台、第一タクシーに3台という状況なのですが、元ボン・バスの大所帯である芸陽バスの車両を全て撮影出来ていないので、引き続き捜索に出向くつもりです。それが揃い次第、県内編その2の記事を仕上げますので、どうぞご期待ください!


県内の元ボン・バス捜索は、都合良く(?)愛車のギャランVR-4と共に行動することもあります。
特に、本数の限られている総企バスは、朝早いうちに芸北まで行かなければ動いている姿を見られないということで、5時半過ぎに広島市内を出発して訪れました。豊平から延々と40号線を北上・・と思っていたのですが、「広域農道」なる新しい道が開通しており、快適に芸北までのドライブを楽しめました。

愛車にチケットレスを

2016年08月14日 00時36分00秒 | 車関係
ここ最近はバスネタが続いていたので、久しぶりに車ネタを。
車に対する熱意は決して変わっていないのですが、どうもネット上で掲載するには難しい・・(汗

ちょっとしたお小遣いを貰う機会に恵まれ、どうしようか悩み・・以前から割引制度に興味のあったETCシステムを我がVR-4に導入する事としました。


▲ということで、ネット上でセットアップ済みのETC車載器を購入。お値段は27,500円で、車とも馴染み深い(?)三菱電機製のEP-E216SBなる機種を選択しました。

ETC車載器は以前にも購入を検討したことがあり、そのイメージだと1万円あれば十分なものが買えるという認識でした。
しかし、あれこれ調べるうちに「ETC2.0」という従来のETCの進化版的なサービスが始まり、今後はこちらに切り替えられていく・・ということで、たまには高くても最新版を選ぶのもいいかも?と思い、最新サービス対応の機種を選択したのです。

さて、ここからは取り付けの様子を画像で紹介。

▲まずは車載器本体の取り付け場所を選定。初めは、ハンドル右下のコインケースに収めようと思っていたものの、いざ配線を繋ごうとすると無理なコードのねじ曲げorケースへの穴開け加工が必要な事が判明。
プラスチック製とは言え、厚みも強度もある内装部品。素人作業では穴開けは困難だと判断し、ケースへの加工は断念しました。

ふと上側を見ると、我がVR-4では使われる事の無いであろうリアワイパー(メーカーOP これは欲しかった...)かAYC(AT車全グレード)の配線コネクタを隠している化粧カバー。開いてみると車載器の固定にちょうどいい窪みがあったので、ここに設置することとしました。


▲まずはAピラーを外し、ダッシュボードの隙間からアンテナ用の配線を差し込み、ハンドル右下に引っ張ります。


▲ピラーには元々、他の配線が通してあります。これに沿わせてテープで固定。


▲後に電源用の配線を通すため、下半分の化粧カバーも外します。この辺りを覗き込むと、溜まったホコリや謎のサビで年式を実感してしまう・・。


▲続いては電源コードの配線を繋ぐのですが、電源を取る為にパネルを外してオーディオ周りを解体。固定用ステーのネジが遠い位置で、なおかつ堅く締めてあり、この辺りの作業が一番たいぎかったです。


▲付属のエレクトロタップを繋いでオーディオ配線に割り込ませ、車載器へ電源を供給します。電装系の作業は素人同然で、エレクトロタップの役割自体もこれで初めて知りました(^^;

その後は受信用アンテナを窓ガラスに取り付けて配線作業は終わり。ここでお楽しみの動作確認ということで、キーを回すと・・。


▲ランプが点いた!カード未挿入メッセージも流れた!ということで、無事に接続出来たようです。

後は最終的な車載器の固定を行い、外した内装部品を元に戻し・・。

▲こんな状態でセット完了です。普段は化粧カバーを取り付けるので見た目は気になりませんが、カード差込口が遠いのが失敗だったかも。とは言え、本体は両面テープでの固定なので、気になるようならまた修正しましょう。

取り付け後は実際に高速4号線と山陽道を走行して動作確認。ノンストップでの料金所通過にはまだ抵抗があるものの、異常ナシで取り付けが終わったのでした。



話は変わり、VR-4は8月8日で15歳になりました。車内の部品の刻印を見る限りは7月下旬に製造された模様。ひとまずは20歳を目標に維持していきたいところです。

元ボン・バスを訪ねて~塩尻・長野・三条その4~

2016年08月07日 17時54分00秒 | バス関係
長岡と三条を行き来し、元80033号車撮影も無事に成功。今回の訪問も目的達成ということで、広島に向けて帰ることとします。

・・とは言え、新潟方面から広島に直接帰る手段はありませんので、東京経由で帰ることに。

<東三条1657→長岡1714 信越線特急しらゆき8号>
乗車車両:モハE652-1103
またタイミング良く「しらゆき」に乗車。しかも、このH-203編成は往路でも乗車し、1月の能代へ行った帰りにもお世話になった編成です。私の場合、遠方に出かけているはずなのに、なぜか以前乗った車両と再会する機会が多いのです(^^;

さて、長岡からは高速バスで東京入りします。

▲長岡駅から蓮花寺行きのバスに乗り込み、高速バスが停まる長岡北BSまで移動。時間の余裕が無いのと発車間際で予約が出来ず、いわゆる「飛び乗り」をしました(汗


▲越後交通 新潟200か・764 三菱ふそうエアロエース  QRG-MS96VP
東京近くまでお世話になったのはこの車。たぶん、日中に三条営業所で見かけた東京線用のエアロエースで、昼夜便で専属的に運用されているようです。


▲車内はこんな様子。標準的な3列シートでゆったりと過ごせました。個人的にMS9系エアロはこれが4回目の乗車で、しかも3列シート車は今更ながらもこれが初めて。高速道区間のみの乗車だったのですが、ふそう車らしく滑らかな乗り心地で最高でした!

この辺りで高速バスに乗るのは初めてのこと。見知らぬ関越道の風景を楽しもう!と思ったものの辺りは既に暗く、景色がよく見えず。がっかりしつつ、車内で居眠りしながら過ごして・・


▲こんな所で下車。埼玉の川越市中心部から近い「川越的場」バス停で降りました。


▲どんなところに降り立ったのかよく分からないまま、地図を頼りに川越線の的場駅に到着。


▲東海道線風の帯の209系に乗車し・・


▲八王子駅まで乗車しました。八王子駅では最新型のハイブリッドディーゼル機関車のHD300形を発見。広島貨物ターミナル駅でも構内入換で見かける車両ですね。


翌朝は八王子市内を主な運行エリアとする西東京バスを広く浅く楽しみました。

正直なところ、この辺りの地域に馴染みがある訳では無く、23区内のバスのように乗車した機会も無く、撮影も数枚程度という事業者。
しかし、同社に知った方が居て・・というか、知り合いが西東京バスの乗務員になっていた!ということで、ご好意に甘え見どころを紹介してもらう話となり、八王子に立ち寄ったのでした。


▲ということで、標準的な仕様らしいエルガに乗車。ドア横の横向きシートが都心部のバスという印象ですが、これでも西東京バスは郊外仕様で着席重視の車両が多いそうです。
路線もいくつか乗車し、幹線道路やニュータウンの広い道をゆっくり流す・・的なイメージだったものの、鋭角の角を曲がり古くからあるような生活道路に突っ込んでいく経路の路線もあり、迫力たっぷりな区間も楽しめました。


▲八王子200か18-10 三菱ふそうエアロミディ TKG-MK27FH A31455
西東京バスでは少数派らしいふそうの車。広島であまり馴染みのない車両で、見た目や形式名が新鮮です。


▲八王子200か・299 富士重工7E+UD KL-UA452KAN改 A50119
首都圏近郊では古参格の7Eノンステ。数年したらどこか違う地方に行ったりする・・のかも。でも西東京バス中古ってあまり聞きません。


▲八王子200か・634 西工96MC+UD KL-UA452KAN改 A50340
見た目こそ違えど、一つ上の7Eと同じ形式の車両。屋根上のマーカーランプが目立ちますね。ちなみに同車はHP掲載のペーパークラフトでも再現。


▲八王子200か17-22 日野ブルーリボンⅡ QPG-KV234L3 A21347
こちらはよく見かけるジェイバスの車両・・という認識でしたが、話を聞くとブルリⅡは少数派らしいです。車体が一緒になったとは言え、基本的にはいすゞユーザーのようです。


▲こちらは車内だけ。八王子200か18-26のナンバーを付けたエルガです。首都圏はこの手の座席配置が多いなーというイメージですが、西東京バスでは試行的に採用された仕様。やはりそこそこの距離を走る路線が多く、あまり馴染まないと判断されたとか。


▲八王子200か10-50 いすゞエルガ PJ-LV234L1 D10712
これは青いから多摩バス・・と思いきや「西東京バス」のステッカー。グループ間の移籍かなと思っていたのですが、4年前に親会社の西東京バスに吸収されたそうです。
バス業界では一時期は分社化の動きが活発だったそうですが、親会社の運営に収まるところがぼちぼち見られるような気が。


▲京王バス南 八王子200か・795 西工96MC+UD KL-UA452KAN M504
八王子駅の南口へ移動。こちらはグループの京王バスが頻繁に発着し、八王子ナンバーの神奈中も見られます。こうしてみると、どことなく西東京バスと似た仕様を感じられます。


▲神奈川中央交通 八王子200か20-30 三菱ふそうエアロスター QKG-MP38FK た78
どうやら6月に導入されたばかりらしい、新車のエアロスター。八王子駅発着の神奈中バスは、ここから京王線沿いや横浜線沿いの駅へ向かう路線を運行しているようです。

こうして、乗ったり撮ったりしながら八王子地区のバスを堪能し、広島へ帰るのでした。

▲都心部への帰りは京王線を利用。井の頭線は数回乗ったことがあったのですが、八王子からの本線?は初めての利用でした。準特急なる系統(首都圏らしく料金不要の列車)で、下手したら中央線より速いんじゃ?と思う様な所要時間でした。


<東京1830→広島2240 東海道・山陽新幹線のぞみ123号>
乗車車両:776-2070
帰りはIC早特で押さえていた「のぞみ」でまっすぐ帰りました。この日は平日の夕方ということで、私のようなお出かけ帰り風の人はほとんど居ませんでした・・(汗



掲載間隔が開きましたが、改めて今回のボン・バス再訪では3台の車との再会を果たせました。
1月に再会した秋北バスの車も含め、中型車両は遠方での復活が多い傾向。そして、直近にも新車が導入され、ボン・バス初期の中型車はついにRJ2台(80015・16号車)となったそうです。

長らく己斐の町を走り続け、個人的にも定期ユーザーとしてお世話になった期間があるボン・バスの車両。、もしかするとまた見知らぬ地で元ボン・バスが復活する可能性もあるので、今後も動きがあれば現地取材&ブログで紹介していきたいと思います!