K.Kの日記(鉄道・バスRoom付属ブログ)

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元ボン・バスを訪ねて~秋田編その2~

2016年01月30日 12時35分00秒 | 旅行記
お待たせしました。元ボン・バス80018号車との再会を果たせた秋田訪問記その2の記事です。


前日に池袋駅からジュピター号に乗り込み、大宮駅を出た辺りで爆睡。それから目が覚めると既に秋田県内に入っており、ぼんやりしながらも雪に埋もれた景色を見ながら東北入りを実感していました。


▲あれっ

能代の街に近づいた頃、前方を走る秋北カラーのエルガミオを一台発見。
今日探すのはこういう車だよなぁーと思いつつ、妙に暗い窓ガラスやエアコンユニットの形状でもしかして?と思いすぐに撮影、その場で画像を見てみると「11-41」のナンバー。なんと、思いのほか早いうちに元ボン・バスと遭遇しました!
事前の情報で秋北バス入りは確定していたものの、能代配属は噂程度にしか把握していなかったので、能代から出なくていいという安心感と再会の喜びを車内で噛み締めつつ、終点の能代営業所まで乗車したのでした。


▲行先は東能代駅方面?途中で曲がっていきました。これなら能代バスステーションでもすぐに撮影出来そう・・と思ったのですが、再会できるのはお昼過ぎの話。


▲8時40分ごろに営業所着。ちなみに東京から秋田までは約700キロ。東京から東北の各県はそんなに遠くないというイメージでしたが、東京岡山間の距離とさほど変わり無いようです。


車庫の様子も眺めたのですが、この地点で車庫に元80018号車はおらず。・・ということで、能代バスステーションへ移動。
元ボン・バス以外にも、元日本中央交通だというノンステのキュービックが車庫内に停まっており、これも撮りたかったのですが、あくまで今日の本命は元80018号車。不本意ながらスルーしました(汗


▲能代バスステーションの降車バス停。この標柱、どれぐらいの年月が経っているのでしょう。


▲秋田中央交通 秋田200か・951 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
能代と秋田を結ぶ都市間バス「能代秋田線」で運用されていたエアロバス。年式の割にナンバーが新しいと思いきや、元小田急バスの車両だそうです。
KL-代の高速車はまだまだ主力車種というイメージですが、これまた中古流通する時代。

ここからは全て秋北バスの画像。

▲秋田200か10-82 日野レインボーHR KK-HR1JEEE
埼玉辺りでバス事業を営む、国際興業グループの一員だった秋北バス。元々国際興業に居た車が秋北バスでも活躍しているようで、多くの車両がそのままのカラーで活躍しています。これも川口辺りのコミバスで活躍していた車両だとか。


▲秋田200か・528 いすゞキュービック U-LV324K
言うまでも無く国際興業出身の車両。雪の多い土地柄か、サビが目立ちます。


▲秋田200か11-25 いすゞエルガミオ KK-LR233J1
撮りバスしていた当日、遠目に元ボン・バスか?と思ってしまった車両。中扉に見覚えのある特徴があるなーと思ったら、やはり前日に見かけた京成グループ出身の車両だとか。


▲秋田200か・855 いすゞジャーニー KC-LR333J
やはり元国際興業の車両。国際興業でも新し目の車は黄緑基調の塗装のイメージですが、年式によって異なるのでしょうか?

・・来る車両をひたすら撮り続けて約3時間。もう少し待って元ボン・バスが来なければ営業所へ移動しようと思った頃。

▲ん、あれは!

赤色塗装のエルガミオ、それも方向幕装備の車両。窓周りも茶色っぽい・・と思い待ち構えていると。


▲きた!!!!

バスステーションで待つこと約3時間、晴れて元ボン・バス80018号車との再会&1年ちょっとぶり位の乗車を果たすことが出来ました。


▲乗り慣れた最後部の座席へ。シート柄に始まり、吊り革の装飾や床材、シートバックに貼られた広島県バス協会のステッカー、車内の細部までそのままです。


▲車中からの風景。広い農地が八郎潟の干拓地でしょうか?


▲乗車する事約50分、奥羽本線の鹿渡(かど)駅に着きました。地方でよく見る簡易委託駅で、駅舎には自治体の施設が同居しています。

▲駅周辺。除雪されていても雪深い地域です。

ここで30分ほどの折り返し時間があったようなので、改めて撮影。

▲秋田200か11-41 いすゞエルガミオ KK-LR233J1 元ボン・バス80018号車
ボン・バス初期の車両の特徴である前ドアの出口表記がそのまま残っており、判別は容易そうな車両。塗装が変更されたのみで、車内外の仕様に大きな変化は見られません。

▲反対側から。運転席窓部分だけ、青色の帯が無いのが気になります。

▲同じエルガミオでもこのように塗装されている車も存在します。でも、乗合標記がある辺りは意図的なものなのかも。


▲自分が最後に撮っていたボン・バス時代の姿。こちらは2014年5月の撮影で、同年の年末にボン・バスから引退したそうです。

一通り撮影を済ませてからは、もう一度この車に乗車し、能代に戻ったのでした。雪の厳しい地域ですが、秋田の地でも長く活躍してほしいですね。


さて、ここからは秋田方面に向けて移動。

▲能代駅に移動し、一区間だけ五能線のお世話になり東能代駅へ移動します。

▲東北名物、701系に揺られて秋田へ。

▲3両+2両を組み合わせた5両編成の列車でした。

能代市内に戻ったのが14時過ぎ。
このペースなら当日中に長岡入りして、越後交通で活躍する元80033号車にも会いに行ける!という計算だったのですが、あいにくこの頃は全国的な寒波に見舞われた一日。
秋田駅に着いてから羽越線の秋田~酒田間が運転見合せとなり、この日最後の特急「いなほ14号」も運休が決定したとのことで、新潟入りは断念せざるを得なくなり、秋田の街で宿泊することにしたのでした。


余談ですが、初めて当日の飛び込み予約でビジネスホテルに泊まりました。閑散期ということもあって5,000円でお釣りが来る程度のお値段でした!

元ボン・バスを訪ねて~秋田編その1~

2016年01月24日 15時28分00秒 | 旅行記
現地からの報告で既に掲載していますが、かつてボン・バスで活躍していた80018号車のエルガミオ(広島200か・162)が、遠く離れた秋田の秋北バスで再就職を果たしました!

鉄道ネタでも以前から気になっていたE653系「いなほ」も乗ってみたいという思いもあり、この18日から21日に掛けて、はるばる秋田の地へ出かけてきました。


18日は勤務終わりの出発なのとお財布事情との兼ね合いで、夜行バスを利用。広島から東北方面へ直通するバスは無いので、ひとまず乗り換え拠点の東京までこちらを利用しました。


▲防長交通 山口200か10-30 日野セレガ QRG-RU1ASCA?
利用したのは山口県内の各エリアと東京を結ぶ「萩エクスプレス」号。元々はニューブリーズ(広島発)を利用するつもりが、割引枠の座席が埋まっており、同区間の格安便も運行期間外ということで、割引運賃があまり変わらずに空きがあった萩エクスプレスを選びました。

防長交通のHPで知ったのですが、この車は12月に導入されたばかりの新車!走行距離もまだ35000キロ程度で、新車の匂いを楽しみながら東京までの移動を楽しみました。
今回の車両では画像の通り、セレガR辺りの世代で採用されていた貸切車を思い出す塗装が採用されており、見た目にもよく目立ちます。



▲バス乗車の為利用した岩国駅は改良工事が行われており、これまでの駅舎の隅っこを改装した仮駅舎が供用されています。昭和の雰囲気満載の駅周辺も、併せて改良されるとか。個人的にこういう街並みが好きでした。


▲仕事明けだったものの車内ではあまり寝られず、ちょくちょく目を覚ますうちに休憩地の足柄サービスエリアに到着しました。洗面を済ませ、車内サービスのコーヒーで一服。
バスのサービスコーナー、話には聞いたことがあったのですが今回初めて利用しました。今までよく利用していたJR系のバスではあまり見かけない装備です。

翌朝は都心部の渋滞に巻き込まれつつ、30分遅れぐらいで東京駅に到着しました。


▲ここからは千葉方面に足を延ばし、京成線に乗車。「特急」幕表示ですが、特別料金は不要な列車。首都圏の私鉄は種別がややこしいです。


その後、京成佐倉駅に降りた私。元ボン・バスを訪ねるのが今回の主な目的ですが、かつて同じく広島ナンバーを付けていたバス車両が千葉県内で活躍しているという話を聞き、東京から足を延ばして訪れたのです。
この辺りの情報は元ボン・バスネタと併せて、HPでも相互リンクさせて頂いている「大地'sルーム」のブルーリボン様から聞いたお話。つくづくこういう繋がりに感謝するばかりです。


▲なの花交通バス 千葉230あ・204 日野レインボーHR KK-HR1JEEE
千葉の佐倉地区で貸切バスと自治体の路線バス運行を行っている事業者。元々は貸切専業で路線バス運行を始めたのはここ最近の話らしく、併せて導入されたのがこのレインボーHR。その出所がなんと廿日市市の「さくらバス」なのです!



▲恐らくは、かつて広島200か・307のナンバーを付けて活躍していた車。画像を解析(?)していると、どうも怪しげな5ケタの番号が書かれた紙が写り込んでいたのです。(画像は2013年12月の撮影)
さくらバスがここ最近ポンチョを導入しており、その置き換えで旅立って行った車と思われます。偶然にも「さくら」の名称繋がりです。

せっかくなら実際に乗車したかったものの、あいにく予備車的な運用で車庫から出てくる気配が無かったので、佐倉の街を後にするのでした。


▲なの花交通バス 千葉230あ・201 富士8E+日産ディーゼル KK-RM252GSN
他にはこんな車が活躍しています。こちらも運行開始と同時に導入された一台で、元はご近所の船橋新京成バスで活躍していた車だとか。


▲ちばグリーンバス 千葉200か24-25 いすゞエルガミオ SDG-LR290J1
京成グループのちばグリーンバス。京成佐倉駅のロータリーで休んでいた車両を撮影しました。京成グループの車両では、中扉に開閉への注意喚起メッセージが貼られた車を多く見かけます。


昼過ぎから夕方にかけては、東京都内や横浜近くをうろうろしながら撮りバスに勤しみました。

▲泉岳寺~京急川崎間で乗った京急線の車内で撮影。首都圏では珍しい転クロの車両でした。


▲川崎市交通局 川崎200か・660 西工96MC+日産ディーゼル S-4455
2005年に導入されたらしい車両。広島でも見かける川崎市営の車、もしかしたらこの車も数年後にオレンジ色とか赤色に変わっていたりして。


▲臨港バス 川崎200か11-91 日野レインボーⅡ 2A427
川崎や鶴見辺りに路線を敷く臨港バス。


▲臨港バス 川崎200か10-40 いすゞエルガ
同じ臨港でも高速車カラーのエルガ。長尺メトロ窓の妙な仕様ですが、貸切運用もこなせるいわゆるワンロマ車らしいです。


川崎からの移動中に降りた武蔵溝ノ口駅で見かけたあったポスター類。南武線の205系がしばらく前に引退したそうで、引退を惜しむポスターや、その後の海外譲渡の様子を紹介する製作物がありました。
ちなみに南武線の205系は25年くらい活躍していたとのこと。西日本ならこれからやっと体質改善工事をしようか・・というような経過年数ですね(汗


▲東急田園都市線の青葉台駅にて撮影。東武の車両じゃね?と思ったのですが、東急区間とメトロ区間と東武区間の3社間にわたって乗り入れ運行を行っているそうです。

写っているのは50050型なる車両。下松からの甲種輸送で広島地区に居てもよく見かけた・・と思い車番を調べていると、高校生のころに西広島~横川間で撮影し、HPでも甲種輸送の様子を掲載している編成でした!
乗車中にも、下松から山陽本線を上って東武入りしたのかな・・とは思っていたのですが、撮影していた編成だったなんて。


▲東急バス 横浜200か33-34 日野ブルーリボンⅡ AO1130
一般的な東急バスとは異なるカラーリングの車両。バス部門の独立20周年を記念して2011年の導入車両のみに施された旧塗装だそうです。一瞬、京急の車両と勘違いしました(笑


▲東急バス 横浜200か12-37 日野ブルーリボンシティ AO438
こちらは標準的なカラーリングの車両。2003年導入で中堅格の世代ではあるものの、ぼちぼち置き換え対象の世代になり、別の事業者で活躍する車も出始めているようです。4枚折戸の日野車ということで広電が好みそう・・と思いましたが、ちょっと長いか。

この辺りで日が沈み始めたので撮影を終え、都内に戻ってからは秋田への移動準備を始めました。


▲秋北バス 秋田200か・745 いすゞガーラ PKG-RU1ESAJ
いよいよ秋田への移動。元80018号車は能代営業所の所属という噂を聞いていたので、ちょうどタイミングよく営業所まで運行するジュピター号のお世話になりました。個人的には遠方で馴染みの無い事業者ですが、秋北バスに乗るのはこれで2回目。前回は高校生の時、青森盛岡間の「あすなろ号」に乗っています。

二日続けてジェイバスの車両ですが、こちらは夜行バスで珍しいSHD車。さすがに一日中歩きっぱなしだったせいか、消灯後はぐっすり眠ることが出来ました。


次回の記事で、秋北バス入りした元ボン・バス80018号車を掲載します!お楽しみに。

秋田200か

2016年01月20日 19時35分00秒 | 旅行記
鹿渡駅で撮った一枚。無事撮影と乗車を果たせました。

この勢いで早めに新潟入りして元80033号車も狙おう・・と思ったのですが、予定の「いなほ」が強風のため運転取り止めになったので、今晩はおとなしく秋田に宿泊です。ってか無事に帰られるかな・・。