2024年3月16日のダイヤ改正で新幹線延伸&在来線経営移管を控えている北陸地区。
北陸本線としての敦賀~金沢間を惜しみつつ、新幹線延伸前夜とも言える現時点でのお祭り感をちょっとでも目にしておきたい…と思い、2月5日~6日の行程で北陸方面へ出かけてきました。
▲ひかり590号 700系E8編成
二日間の日程を有効活用すべく、朝早くの新幹線で東へ進みます。ここ数年のダイヤでは希少な「ひかりレールスター」を利用。
▲E編成「ひかり」運用も見られるうちに楽しんでおかねば。
▲のぞみ84号 N700S系J1編成
岡山で接続の良かった「のぞみ」で姫路まで乗車。東海N700S系のトップナンバー編成でした。
▲山陽・東海道・湖西・北陸線3438M/3138M 223系V16編成
姫路~敦賀間は新快速利用。今回はかつて18きっぷを片手に移動していた頃の感覚を思い出すべく、あえて姫路からの乗車で行程を組みました。
▲敦賀駅駅舎。新設された新幹線部分の駅舎・ホームに圧倒されます。
在来線特急との乗り換えが便利になるよう、2階部分が特急用、3階部分が北陸新幹線用という造りだそうです。
▲敦賀駅で印象に残る改札~ホーム間の地下通路。封鎖されていたので廃止になるのかと思いきや、修繕工事による一時的な対応だそうです。
▲こちらは既に供用中の跨線橋。青いフェンスの先が新幹線駅舎でしょうか。
階段横にはエスカレーターが設置されており、バリアフリー性のみならず利便性も大幅に向上しました。
▲駅名標。右上には白無地のステッカー、この下には現・敦賀~大聖寺間の輸送を担う「ハピラインふくい」のロゴが準備されているのでしょうね。
改正以降の特急列車は上層階を発着するということで、現ホーム軒下に吊るされた乗車口表記もこれが見納め。
▲北陸線1243M 521系G28編成
すっかり北陸地区の顔となった521系。改正後は車両もハピラインふくいへ移籍するそうです。
▲福井駅にて。駅名標の表面がつや消し仕上げなのが気になります。これ自体がステッカーで、開業以降に使用されるハピラインふくい仕様の透過式(?)駅名標を遮蔽しているのかも。
▲新幹線延伸直前のお祭り感。一方で発車標の「特急」表示はもう残り期間僅かです。
福井駅で下車し、ほんの少しながら世間一般的な「観光」を楽しみました。
▲えちぜん鉄道・三国芦原線 MC6001形6105
実は初めての利用だったえちぜん鉄道線。
▲京福バス1138
三国港駅からバスに乗り換え、東尋坊へ。
こちらもかつて18きっぷ旅行で訪ねた地ですが、なんと16年ぶり!記憶には残っていても年月を数えるとすっかり過去の出来事と化しています。
▲東尋坊タワー。少し古風な外観が気になって立ち寄るも、この時は悪天候で観光客を見込めなかったのか訪問時点で営業終了していました。これはまた北陸に来なさいという理由付けか…(笑
その後も東尋坊の断崖絶壁を肉眼で楽しむも、風雨が強まってきたので後ろ髪を引かれつつ撤収。
再び京福バスに乗り込み、芦原温泉駅から鉄路に戻りました。
▲北陸線 しらさぎ9号 681系W02編成
時間の都合上、ここからは優等列車のお世話になりました。
ダイヤ改正以降は「サンダーバード」ともども運行区間が縮小される「しらさぎ」号。乗車した681系も30年級の活躍ということで、今後の動向が気になります。
▲設定列車が充実しつつあるe5489のチケットレス商品で乗車。思い付き&時間僅少の変更でも手続きがスムーズかつきっぷの用意が最小限で済むのが最大の長所です。
この部分の行程も、バス→列車の乗り換えが4分だか5分だかの非推奨ギリギリ乗り換えだったのです…(汗
金沢駅では乗り換え待ちを兼ねて改札周辺を散策しました。
▲改札内の発車標。2015年デビューの特急「ダイナスター」もダイヤ改正により廃止されます。
▲ホームの乗車口案内。表示も少なくなり、ラミネートされた紙が貼られているのみです。
▲新幹線延伸を歓迎する立体パネル。
▲2015年開業のIRいしかわ鉄道線としても「県内全線開業」としてお祝いムード。
少しだけ外に。この日は全国的な寒波に見舞われ、金沢駅前も雪景色と化していました。雪が舞う中眺める鼓門、これもまた旅の思い出です。
▲つるぎ720号 E7系F44編成
この日最後の行程。新幹線開業以来、北陸地区完結のローカル輸送に徹する「つるぎ」号を利用しました。
近年はネット予約での割引商品が充実しているからか、短区間ながら指定席の埋まり具合は上々という印象でした。乗車時で窓側の8割9割は埋まっていた記憶が。
▲この日の宿。諸々の特典目当てで、富山駅すぐそば「ホテルヴィスキオ富山」を利用しました。奮発した分(^^;)快適志向の設備で、早朝出発が惜しかったほどでした。
二日目、2月6日の行程は次回の記事で。
復路は「サンダーバード」乗車を堪能と共に、午前中を活用してアルピコ交通で活躍する元ボン・バス80020号車との再会を果たしてきました。