223系試運転じゃないですが、個人的に普通車の運転感覚を掴んでおかないと・・とふと思い立ち、レンタカーを借りて山口方面へのドライブに行ってきました。
▲この頃増えてきた格安系レンタカーのお店で車を借りました。車種はなんとクラウン!半日お世話になりました。
初めに書いた通り、あくまでもドライブなので車で出かける必要性自体は全くありませんでした。しかし、何気なくレンタカーに関して調べ物をしていると、比較的安い金額で大型セダンを借りられる・・というような店舗があり、予約してこの車がやってくることになったという次第なのです。
ということで試乗記(?)と道中の様子をブログに掲載。
▲言わずと知れたトヨタのクラウン、型式で言えばJZS171型。17型という呼ばれ方もよく耳にしますね。最近のクラウンの型というイメージがありますが、これでも14年落ちの車両でした。グレードは詳しく分かりませんが、ロイヤルサルーンだけのエンブレムと装備品から、ベーシックな位置付けに相当する仕様じゃないかと推測。
▲こっちはフォグランプを点灯させた姿。あくまでも撮影用に点灯させただけです。
▲エンジンルーム。2.5L仕様車だけあってデカいエンジンを載せてます。
▲トランクルーム。広い事も言うまでもありませんね。遮音性を考慮してか、トランクのカーペット下とスペアタイヤ保管スペースの間には、カバーが付いていました。
▲続いては車内。ドアトリムはもちろん、ピラー部分にもファブリック素材が用いられており手触りの良さを感じます。
ただ、随所に見られる木目のパネル。クラウンだから本木目だろうと安直に思っていたものの、これはよく見たら木目「調」のパネルでした。
▲後部座席。大型セダンならではのゆったりとした空間が広がっています。
車絡みの記事でよく書いていることですが、私自身は免許取得
(もうすぐ)3年という割に8万キロくらいの運転経験があるという無駄な運転経歴を持っています。しかしそのほとんどが軽MTによる運転経験なので、いわゆる白ナンバーサイズの車の経験値は異常に低いのです。距離にすると、そのうちの2000キロに達するかどうか・・という具合。
そんな状況なので当然ながら初めは初心者同然の運転操作だったのですが、見ての通り角張った車体ということで、いつの間にか車幅感覚を掴み、最終的には軽やコンパクトカーと変わらない感覚で乗り回せました。
クラウンと言えばやはり名前によるイメージが先行してしまいますが、いざ乗ってしまえば「意外と乗りやすい」車でした。
続いては道中の様子。
▲朝一番で車を借りて西へ走り、まずは山口県で有名な景勝地の一つ「長門峡」を目指しました。画像は国道2号線走行中の一枚。道の先で交差しているのは錦川鉄道の線路です。
▲途中から国道376号線に入ります。元々快走路の多い山口県ですが、きょうは平日という事もあってかガラガラでした。かといって調子よく走ると、いわゆる「サイン会」に参加させられる事になりますが・・(笑
今回も山口県内走行中、どこかでネズミ捕り現場に遭遇。先行している車が妙なところでブレーキを踏んだ、と思いきや左側にけっこう目立つレーダーとベンチに座る人影が。基本的に飛ばさず走るのですが、怪しげな三脚+パイロンを見るとついヒヤっとしてしまいます。
▲こちらは長門峡の手前、国道9号線から県道310号へ入ったところで撮影した一枚。事前に、長門峡へのアクセスについて「運転に不安のある方の通行は推奨しません」的な情報をネットで仕入れていたのですが、とりあえず行ける所まで行ってみようと思いクラウンで突撃。
▲もしや「険道」の類?と思い期待と不安を胸にハンドルを握っていると
▲「あれ、急に広くなった」と思って見てみると長門峡の駐車場に着いていました。結局、確かに狭い道ではあったものの、クラウンでもどうという事無く通行できるだけの道幅で、大きい車に慣れてない私でもあっさり攻略できました。
ちなみに真ん中に写っているのが借りている車。他の車は見当たりませんでした。
ここで車を降り、少しばかり長門峡を散策。
▲川べりに続いている遊歩道を進みます。長門峡は風景の変化に富んだ景勝地ということから、国の名勝に指定されています。
▲青色と言うか、緑色と言うか、見慣れぬ綺麗な色の水面も広がっています。
▲崖っぷちの道を進んでいくと、岩のトンネルも現れました。奥に見える赤いものは川に架かる吊り橋。
▲少し前の画像のように、穏やかな水面もあれば、険しい岩の間を水が流れゆく景色も楽しめます。秋ごろになると、清流と一緒に紅葉も鑑賞できるとか。
▲遊歩道の脇には岩壁がそびえていたり森林が広がっていたりと、こちらも様々な風景。すぐ近くで水の音が聞こえる、と思って見てみるとミズゴケを伝って山の水がシャワーのように流れていました。
長門峡の遊歩道は全長5キロに及んで続いており、今回私が訪れた萩市側の入口からずっと進んでいくと、山口市側(山口線の長門峡駅あたり)まで行かれるそうです。今回は途中で引き返したものの、通しで歩いて風景を楽しむのも良さそうです。
再び車に戻り、次は秋吉台を目指して進んでいきます。
▲地図で秋吉台方面へ行かれそうな、県道10号と言う道を見つけたので、その通り進んでいくと何やらまた狭くなってきました。下手したらさっきの県道310号よりひどいんじゃ、と思いつつ車を進めていたときの一枚。こっちはギリギリの箇所がいくつかありました。
「大きい車で通る道じゃないな、いや通るんじゃなかった」と思いつつも無事に攻略。
▲そしてようやくカルストロードこと、秋吉台を通過する県道32号線に入りました。個人的には小学校の修学旅行以来の通行でした。
▲秋吉台は車窓からだけの見物を予定してましたが、停められるスペースがあったので車から降りて風景を眺めました。これまた夏場に訪れると、視界いっぱいに広がる草原の景色を楽しめます。
▲カルストロードを抜けたあたりで、帰りの途につきました。高速道路に入るため山口市内中心部を走っていると、防長交通のブルリRUと遭遇。スクールバス扱いとは言え、これは純粋な貸切車。広島岩国線以外にも残っていたとは・・。
帰りは山口インターから中国道に入って広島に帰着。山間では先日の大雪により路肩に雪が積み上げられている箇所もありました。
そして、高速道に入れば大型セダンの強みが活きる・・ということで、余裕たっぷりの高速走行を楽しむことが出来ました。少しアクセルを踏むだけで軽く100キロに到達しました(笑
▲最後に、返却前に撮った一枚。往復で400キロ少々走行していました。気になる燃費はリッター約12キロ。快走路や高速道路の走行が主体だったせいか、けっこう良い数値が出ています。もっとも、ハイオク指定の車だったのでガソリン代は恐い事に・・。ワゴンRでの満タン1回分半に匹敵する金額になりました(^^;