らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

さらば、亀蔵

2022年06月21日 12時44分04秒 | 楽器
 
カメ逃亡

 先日亀を逃してしまい、慌てて探すも全く見つからない。何度か逃げた事はあっても、遠くまでは行かずに近くでじっとしていたので、今回もそうだろうと高を括っていたら、、......
 

一年前に亀蔵が脱走して庭中を探したが見つからず、もう諦めた頃に裏門のところにひょっこり出て来て無事保護。
カラカラに乾いてしまって、「すまん、オレが悪かった。もう勘弁してくれ」という感じだったが、、、

あれから一年、再び亀蔵が脱走した。
今度は土砂降りの雨の中、桶の蓋をこじ開けて逃げ出した。
重しとして2ℓペットボトルを置いていたが、それをどかして逃げ出した。
気がついたのはそんなに経っていなかったと思うのだが、何しろ土砂降りで探せる様な状況では無かった。

晴れたら探そうと思っていた。
一年前のこともあったので、おそらく裏の門へ向かったのだろう。
その門は側溝へ繋がっている。前回も側溝へ向かったが門が邪魔して逃げられなかったのだ。
今回も同じと思って油断した。前回は門のところにアクリルの板を置いていたのだが、今はそれがない。
門の下のスペースは亀蔵が通り抜けるのに十分な高さだったのだ。

10数年前にやはり亀に逃げられて結局見つからなかった。
この時もこの門の下を抜けて側溝へ逃げたのだろう。
連れて行ったこともないのに彼らは分かるのだな、水が流れているところが。

今回もおそらく気がついた時には速攻へ逃げ込んでいたのだろう。
土砂降りの雨だったので側溝へもかなりの雨水が流れ込んでいたはず。
あっという間に流れに乗って側溝の向こう側へ行ってしまったのだ。
その側溝の先は受水槽の様になっていて、果たしてその先へ行けたかどうか。
確認しようにも雑草がひどくて全く見えない。

亀蔵は脱走する機会を窺っていたのだな。
何度か逃げ出した事はあったが、その時は近くのレンガの上とかですぐに見つかった。
前回は3日目に出て来たところをようやく保護したが、それまでどこを探しても見つけられなかった。
庭の中にはいたのだが潜んでる亀を見つけるのはこんなにも難しいのかと思い知らされた。
もう結構な大きさになっているのだが色が雑草の中に同化して分からなかった。

今回は探すにも翌日から足が腫れて動けなくなってしまった。
こんな時に痛風の腫れが出るか、まったく。
これも天命という事なのだろうか。
オレを探すな、という亀蔵の強い想いが僕の足を動けない様に腫れさせたのだ。
今年初めての土砂降りの日、そして飼い主が痛風の腫れで動けない、裏門のアクリル板がなくなっていた、
という亀蔵には幸運が重なって今回の脱走が成功した。

人はやらない後悔の方がやった後悔よりも遥かに大きいのだとか。
亀蔵も今頃後悔してるかも知れない。
しかし逃げずに小さな桶の中で一生終えるよりも、大きな川を目指した可能性に賭けた彼は、
それが死に繋がってしまったとしても後悔は小さいかも知れない。
願わくば側溝の先が川に繋がっていて無事に辿り着いて欲しい。

ミドリガメというかアカミミガメを取り巻く環境は亀蔵を飼い始めた頃と全く変わってしまった
今では見つかったらすぐに補殺される非情な状況。
ある程度大きくなって川に住むサギに襲われなくなったら川に放流しようと思っていたのだが、
その間に亀蔵は外来種として駆除の対象になってしまった。
これについては色々と思う所はあるが今回は割愛。

我が家の最年長のペットだった亀蔵。
無事に川に辿り着いて自由を手に入れてる事を願うばかりだ。

 

 

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