振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

新たににチェンマイに登場したシェアサイクル「ANYWHEEL」

2020-01-30 06:37:29 | チェンマイステイ


今年になって、チェンマイ市内に新しいシェアリングサイクル、ANYWHEEL が登場した。昨年の春まではMOBIKEがあり、オレンジ色の自転車が、市内のあちらこちらに散乱していたが、夏になる前に撤退した。6月にチェンマイに来た時には、すっかり無くなっていた。

近くにあるスーパーTOPSに行った時に、隣のメルキュールホテルの前に、緑色の自転車が並んでいるのに気がついた。



宿に戻って調べてみると、シンガポールの会社が始めたようだ。インストールしたアプリには英語で利用の仕方が掲載されている。日本人の利用経験を書いたブログでもないかと探したが、シンガポールでの経験談が、1件だけあった。それも具体的な利用方法までは書かれていない。

旧市街の両替屋まで行く用事が出来たので、使ってみることにした。

要領はMOBIKEと似ていて、先ずはアカウント登録。電話番号とメールアドレスを入力し、届いたe-mailに承認の返信、そしてSMSで届いたピンコードを入力してアカウント登録完了。さらに、クレジットカードから50バーツだけをチャージした。

MOBIKEと大きく違うのは乗り始めるポイントと乗り捨てるポイントが、指定された場所以外はNG。乗り始めるには指定ポイントに行かなければならない。アプリのマップではまだ6ヵ所ほどしかないが、これから増えてゆくのだろう。

アプリを開いて自転車に貼られたQRコードをスキャン。MOBIKEでは後輪のキーロックが自動的に解除したが、手動で解除した。ここからは30分で10バーツの料金設定。



指定ポイントで終了する時には、自転車のキーを手動でロックした後、ポイントに立てられた旗にあるQRコードを読み取る。これに違反すると50バーツのペナルティ。

自分の場合、QRコードをスキャンしたが読み取れず、スキャンする画面にあったステーションナンバー入力枠に、旗に書かれた番号を入力すると、決済完了画面が表れた。

どこでも乗り捨て自由だったMOBIKEに比べて、指定ポイント(ステーション)がある程度まで増えないと使い勝手が良くならないだろう。しかし、このやり方の方が自転車の回収コストがかからず、駐輪トラブルも少なくて長続きはしそうに思える。


両替屋からの帰り、三人の王様像の前で写真を撮り、チャーンプアック門のそばを通った。昨年まではここに、電動キックボードのステーションがあったが、無くなっていた。街中でも走っているのを見ないが、撤退したのかも知れない。

あれば何かの時に便利なシェフサイクル。なくならないで欲しい。


水を抜いたチェンマイのお堀で魚を捕る男

2020-01-29 06:37:27 | チェンマイステイ
チェンマイの街は13世紀末、この辺りを支配したランナー王朝が、都として築いた城郭都市から始まった。城郭は一辺が約1.6キロの正方形で、レンガを積み上げた城壁とお堀で囲まれていたが、5ヵ所ある城門と四隅にある砦跡は、現在もその姿を残している。





お堀と城壁に囲まれた内側の地域には有名寺院が数多くあり、現在は旧市街と呼ばれている。城壁に沿って内側には、反時計回りに一方通行の周回道路、お堀の外側には時計回り方向に周回道路が走っている。

この2本の周回道路を繋ぐために、お堀をまたぐ箇所が全部で16ヵ所(たぶん)ある。お堀はそこで区切られて、お堀の間は地中の水路か何かで結ばれているようだ。

今回チェンマイに来てビックリしたが、旧市街の北側のお堀の水が抜かれていた。初めて見る光景だ。



堀と堀を結ぶ水路の改修工事のために、雨の降らない乾季の今、水を抜いたようだ。



ふと見ると、若い男が堀の中に入り、袋を手に何かを捕っている。近くには彼が泥中から掴み出したと思われる、大きなナマズが横たわっている。



堀の底に残ったわずかの水路には、魚が沢山集まっているが、彼の目的は魚ではないように見える。魚を手にしたら岸に放り投げていて、泥中に手を突っ込んで掘り出しているのは、もっと小さくてエビか貝のようなモノに見え、手にした袋に入れている。






彼の半ケツが印象的だったが、袋の中身は何なんだろう。


ドイステープの稜線で見るチェンマイの大気汚染

2020-01-24 04:26:03 | チェンマイステイ
AQIと言う、PM2.5などの大気汚染の程度を表す指数があり、世界中の大概の場所の状況を、ネットで調べることができる。今朝がたのチェンマイの指数が黄色の95で平常値となっていた。



一昨日まではオレンジ色の120以上で、敏感な人は健康に影響あり、となっていたが、少し好転したようだ。朝の気温も少し低く、風も少しだがあるように感じる。

定宿のサービスアパート、ビアンブアマンションの部屋からは、名刹「ワットプラタート ドイステープ」のある、ドイステープのお山を眺めることが出来るが、見え方によって空気の状況がわかる。




 
6日前と昨日の画像で、稜線の見え方が違う。6日前は午後になると、さらに稜線がどんどんぼやけてしまった。昨日はお山の上空を飛ぶライオンエアーの飛行機もよくわかる

さらには、お山の中腹にあるお寺も良く見えて、電線の鉄塔の紅白の色も認識できた。




今朝がたのアジアのAQIマップを見ると、いつもながら中国の汚染指数が高いが、3月になると、チェンマイも同じ程度まで高くなると思われる。



チェンマイではこの大気汚染をヘイズと呼び、北部の山岳地帯に住む、少数民族が行う焼畑農法に原因があると言われているが、それだけとは思えない。車の排ガスや温暖化などと、複合化しているのではないだろうか。

宿の近くのターニン市場の一角に、大気汚染を市民に啓発するための、ディスプレイが設置されている。チェンマイでこのような物を見るのは初めてだ。



ちなみに、市場の建物の奥に見えるのが、ビアンブアマンション。

今年のチェンマイでは、マスクをして外出する日本人をよく見る。自分たちもマスクを持参して、年末から喉の調子の悪いヨメは使っている。

しかしながら、マスクもヘイズ対策ならまだマシだが、コロナウイルス対策になるのはゴメンだな。








アートギャラリーカフェ「Woo」で爽やかなハーブティー

2020-01-22 04:40:07 | チェンマイステイ
チェンマイ市内を南北に流れるピン川の、東側を平行して走る道路と川の間にはリバーサイドレストランが並んでいるが、Wooは同じ道路の向かい側にある。位置で言うと、ピン川を挟んだ反対側が、ワロロット市場あたりになる。





店名のとおり、花で飾られた店内には絵画や陶芸品、センスの良いインテリア雑貨がたくさん並べられている。2階にもギャラリーがある。

注文したのは、バタフライピー&レモンのティー、ローズヒップティー、そしてミルクティー。この店に来る前に、実はJJマーケットの朝市で、S夫人が購入したハーブの茶葉2種と同じで、その味を試すことになった。自宅で時々バタフライピーティーを飲んでいる自分は、ローズヒップティーを選んだ。





トッピングの飾り付けセンスがなかなかで、少し酸味の強い味だったが、添えられていたシロップは使わなかった。以前に日本のどこかで飲んだ、紫蘇のジュースに似ているような気がした。3品とも90バーツで、この雰囲気の店でこの価格はたいへんお値打ち。

入店したのは10時半ころで、お客さんは数組くらいだったが、時間とともに客が増えてきた。そして会計を済ませて店を出るとビックリ。店の駐車場を7~8台のポルシェ軍団が占拠していた。同好会のミーティングでもしているのだろう。




チェンマイステイ(2) 同行のS氏夫妻とガイヤーンを食べてからワットスアンドークに

2020-01-18 10:19:40 | チェンマイステイ
今回のチェンマイステイには、最初の6日間だけ友人のS氏夫妻が同行している。年に数回は夫婦4人で食事をしている仲だが、一緒に海外旅行は初めて。

宿泊先は自分達の定宿のビアンブアマンションで、2室を予約した。18時半にチェックインして、夕食はビアンブアマンションの向かいにある系列のアペチットカフェにした。香港からの機内で15時頃に食事が出たので、ビールとフィッシュ&チップスの軽い目の夕食にした。

翌日は両替のため、ショッピングモールのMAYAまで、Grabで車を手配して100バーツ行った。日本で言えば白タクに乗るわけだが、これは便利で重宝する。

両替はMAYAの近くのボックス店でしたが、1万円で2735バーツと、随分と円安バーツ高が進行している。MAYA の中の銀行では2699バーツと表示されていたので、そこよりはレートが良かったが。

昼食はガイヤーン(タイ風焼き鳥)の店、ウイチェンブリーに行った。満席で、他にも席が空くの待っているグループいたが、5分くらいで座ることが出来た。しかし、これだけ混雑していると注文を聞きに来てはくれないので、テーブルの上にあったテーブル番号が書かれたメモ用紙を持って、チキンを焼いている店の兄さんの所まで行って、指差しで注文した。

注文の料理を待つ間、300メートルほど離れたセブンイレブンまで行って缶ビールを買って来た。我慢出来ずにビールを飲み始めたが、料理はなかなか来ない。心配になって兄さんの所まで確認に行くが、もう少し待ってくれと言うような感じだ。

やっと料理にありつけたのは、入店してから30分以上経っていた。いつもながらこの店のガイヤーンは旨い。自分の推測だが、ここでは日本と違って炭火で骨ごと焼くので、骨が持つ旨味まで肉に染み込むのではないかと思う。

一羽分のモモ肉に砂ずりの串焼き2本、カオニャ(もち米)2皿、ソムタム(パパイヤサラダ)1皿で900円ほど。S氏夫妻も美味しいと、喜んでくれた。


食事の後、歩いて15分ほどの場所にあるタイ王室の寺、ワットスアンドークへ行った。日本で言えば勅願寺で、例えば京都の泉涌寺みたいな所ではと、勝手に推測している。

ここはインスタ映えする白い仏塔やお墓で人気の観光スポットでもある。





白だけでなく、金色に輝く仏塔もあるが、はめ込まれたモザイク状のカラフルなタイルも輝いて綺麗だ。



いつもだと講堂に入って大きな仏像にお参りをするのだが、多くの人が椅子に座り、何か儀式かイベントのようなことが行われていた。表彰式のような感じだが、拡声器を使っているので司会者の声が大音量で広い境内中に響き渡り、残念なことにいつもの荘厳な雰囲気が、全くしない。



仕方なく、講堂に入るのは遠慮した。