振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

ドイステープの稜線で見るチェンマイの大気汚染

2020-01-24 04:26:03 | チェンマイステイ
AQIと言う、PM2.5などの大気汚染の程度を表す指数があり、世界中の大概の場所の状況を、ネットで調べることができる。今朝がたのチェンマイの指数が黄色の95で平常値となっていた。



一昨日まではオレンジ色の120以上で、敏感な人は健康に影響あり、となっていたが、少し好転したようだ。朝の気温も少し低く、風も少しだがあるように感じる。

定宿のサービスアパート、ビアンブアマンションの部屋からは、名刹「ワットプラタート ドイステープ」のある、ドイステープのお山を眺めることが出来るが、見え方によって空気の状況がわかる。




 
6日前と昨日の画像で、稜線の見え方が違う。6日前は午後になると、さらに稜線がどんどんぼやけてしまった。昨日はお山の上空を飛ぶライオンエアーの飛行機もよくわかる

さらには、お山の中腹にあるお寺も良く見えて、電線の鉄塔の紅白の色も認識できた。




今朝がたのアジアのAQIマップを見ると、いつもながら中国の汚染指数が高いが、3月になると、チェンマイも同じ程度まで高くなると思われる。



チェンマイではこの大気汚染をヘイズと呼び、北部の山岳地帯に住む、少数民族が行う焼畑農法に原因があると言われているが、それだけとは思えない。車の排ガスや温暖化などと、複合化しているのではないだろうか。

宿の近くのターニン市場の一角に、大気汚染を市民に啓発するための、ディスプレイが設置されている。チェンマイでこのような物を見るのは初めてだ。



ちなみに、市場の建物の奥に見えるのが、ビアンブアマンション。

今年のチェンマイでは、マスクをして外出する日本人をよく見る。自分たちもマスクを持参して、年末から喉の調子の悪いヨメは使っている。

しかしながら、マスクもヘイズ対策ならまだマシだが、コロナウイルス対策になるのはゴメンだな。