振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

プライオリティパスのラウンジが増えていたドンムアン空港

2017-07-31 15:03:33 | 日記
昨年の11月にはドンムアン空港の国内線乗り場にあったラウンジ「コーラル」でプライオリティパスを初めて使って休憩した。当ブログでも既述だ。

今回の出発前に調べてみるとドンムアン空港内にはその後3か所増設され、国内線と国際線の乗り場に各2か所ずつになったようだ。

そこでヴィエンチャンに飛び立つ前に国際線にある「ミラクルラウンジ」に入ってみた。連れのK氏には30分のフリータイムをいただいて一人で行った。


保安検査場と出国審査場を出るとすぐ前にミラクルラウンジとコーラルがあった。コーラルは昨年国内線で利用したので今回はミラクルラウンジにした。

通路沿いにあるラウンジのカウンターで受付を済ませるとロビーは階段下にあった。


午前10時半ぐらいだったが私の他には2組だけ。




アルコールを含む飲み物や暖かい軽食など、他のラウンジはわかりませんが私には充分に思える。缶ビールとつまみ程度で済ませたが連れを待たせていなかったらもう少しいただいたと思う。

ドンムアン空港は周知のようにLCC専用空港なのに4か所もラウンジができて、それも国内国際の両方にあるので外食代や有料の機内食も節約できて大変便利になった。

ルアンプラバーンの空港にも1か所あるので出国の際に利用してみた。国際線乗り場のバンコクエアウェイズのラウンジがプライオリティパスで入れた。



しかしここはサンドイッチ程度の軽食で、飲み物はフロントの受付の時にメニューを見てオーダーするシステムになっている。私はビアラオの缶を飲んだが好きなものを好きなだけとはいかない。あまり期待しないほうが良い。

BTSチョンノンシー駅の警備員さん

2017-07-28 21:46:19 | 日記
バンコクでの2泊の宿はBTSのチョンノンシー駅の近くだったが、帰国当日の朝はドンムアン空港に向かうため6時半頃に駅に行った。

早朝なので乗降客はまばらだ。いつものことながら改札口を入るとテーブルがあり金属探知機を持った警備員さんがいた。私が背中に背負った自分のリュックを指さして「チェック?」と言うと彼は「スワンナプームか?」と言ったように聞こえた。我々が旅行者とはわかっているはずだ。

私が「ドンムアン」と言うと彼はそのまま通過して良いとジェスチャーで指示してくれた。重いリュックを下して中身を見せずに済んだと思い「コップンカップ」といいながらサイアム方面行きのホームに登るエスカレーターへ急いだ。

後ろに続いている連れのK氏と一緒にエスカレーターで昇り始めたら警備員さんがこちらに向かって何か言いながら反対側のホームのエスカレーターを指さしている。K氏の後から続いてエスカレーターに乗った高校生くらいの少年も我々に間違っているんじゃないのみたいな視線を寄越したので「サイアーム」と言うと少年はOKのサインをくれた。

ホームに上がって電車を待っていると警備員が階段を昇って来て我々に向かって来るのがわかった。先ほどの警備員さんなのか、無線かなにかで指示を受けてきた別の警備員さんかは顔まで覚えていなかったのでわからないが敬礼をした後、どちらへ?みたいな顔をしている。

そこでサイアムで乗り換えてモチットまで行き、そこからバスでドンムアンまで行くと言うと彼はニコッと笑って敬礼をして去って行った。

後で調べてみると反対方向のタクシン橋まで行き、サトーンからチャオプラヤー川のボートで上流に向かいバスを乗り継いで空港へ行く方法もあるようだ。しかし3時間くらいはかかり、一般的とは思えない。

最近は加齢による難聴気味で「スアンナプーム」も聞き違えで、発音の悪いタイ語で「ドンムアン」も通じていなかったのかも知れない。

大した出来事でもないのだがBTSの警備員さんが我々が間違って乗ったりしないようにしっかりフォローしてくれたことは印象的だった。

センセーブ運河のボートに乗ってみた

2017-07-26 10:59:52 | 日記
ラオスのルアンプラバーンからバンコクに戻ったが日本に帰る便の出発は翌々日だ。LCC利用なので何かのトラブルでラオスを出る便が飛ばなかったりしても日本への高い航空チケットを買い直さなくても済むように1日だけは余裕をとっていた。

そこでバンコクで空いた1日を利用してまだ乗ったことのなかったセンセーブ運河のボートに乗ってみた。1~2年前にボートから船着場に飛び移ろうとして失敗落水した客が挟まれて亡くなったことは知っていたが、事前に調べてみるとボートの機関部が爆発炎上して乗客多数が負傷したこともあったようだ。100%安全な乗り物はないのだから仕方ないし、上記の情報だけで計画を中止するつもりもない。

オートーコーの市場とそこに併設されたロイヤルプロジェクトのショップでお土産を買ってからBTSに乗ってサイアムの一つ手前のラチャティーウィー駅まで行った。駅から少し南へ歩くとセンセーブ運河にかかる橋があり運河の南側(左岸)に船着場が見えた。

青いテントの船着場に入るとお揃いのTシャツを着た3人くらいの兄さんが寄って来た。ボートを使ったツアーの勧誘だろうと思ったらやはりそんなものだった。聞いてみると1日乗船券が200バーツで旅行客を相手にしていて専用のボートを使っているようだ。船着場に入って来る欧米人や中国人に熱心に売り込んでいた。

我々が乗ったボートはこれでヘルメットをかぶった青いシャツの兄さんが接舷作業をして、ボートが動きだすと舷側を伝いながら乗船キップを売りにきた。終点のパンファー橋まで乗って8バーツだった。



ボートは狭い運河をかなりのスピードで走り、時々はボート同士がすれ違うので波しぶきが派手に上る。運河の水は見ての通りの汚水に近いので当然ながら波しぶきは被りたくない。

すると地元の乗客はボートの屋根からぶら下がっている吊り輪のついたロープを引っ張って波よけのシートを上げていた。うまく出来ているが使い勝手のわからない我々には既に波しぶきがかかっていた。

この後は終点でボートを降りて徒歩でカオサンに向かった。遅い目の昼食になったがここでは14時を過ぎてもビールが飲めた。そしてチャオプラヤー川まで再び歩いてエクスプレスボートでサトーンまで行った。

メコン川でもボートに乗ったが旅の味付けにボートに乗るのは楽しい。


ラオスに行ってみて

2017-07-23 15:58:51 | 日記
ラオス、タイから帰国して既に1ヵ月が過ぎた。現地ではビールばかり飲み過ぎたせいで帰国しても暫くは胃腸の調子が悪かったが現地では毎日歩いたので日焼けで色が黒くなり、外観は健康的に見えた。

知人からはラオスはどうだった?と聞かれるが行ったこともなく、ラオスに興味もなければ情報も持たない相手に上手く説明するのは難しい。

自分として印象に残ったのは人々の性格が温厚で控えめそうなことだ。体格的にも小柄で少し浅黒く、大声でしゃべる人は少なかった。街には喧噪も少なく、仕事ぶりもメコン川の流れのようにゆったりした感じだ。こちらもそれに合わせてゆったりした時間が過ごせたと思う。なのでせっかちな人間の旅行先には不向きだと思う。

東南アジアの中でもラオスは最貧国と言う話は聞いていたが確かに高層建築は見当たらず自動車も少なく、電器店をのぞくと洗濯機と冷蔵庫がたくさん並んでエアコンは僅かにあるだけ。水力発電による電力も輸出優先で電力事情はかなり制限されていると言う。

但し最貧国とあったが帰国後に調べてみると一人当たりの国民所得ではカンボジアやミャンマーよりも高いようだ。人口が少ないので国民総生産では最貧国かもしれない。いずれにしても開発途上国を目指すスタートラインはまだ先のようだ。

また、目についたのが官庁や役所らしき建物にはラオス国旗と並んで必ず槌と鎌の旗、おそらくラオス人民革命党の党旗だとおもわれるが掲揚されていた。ここは社会主義政党による一党独裁体制なのだ。もちろん中国やベトナムのように市場経済政策を導入しているが。

もう一つ出国前に気付いたことだが、5日間の滞在中に街中で警察官や軍人の姿を見た記憶がない。階級章を見たのは空港のイミグレ係官ぐらいだと思う。バイクや車のラッシュがほとんど起きないから交通整理の警官もいないのだと思うが街中を歩いても治安を気にする雰囲気はほとんど無かった。

滞在費もあまりかからず、ビールが安くて美味しくて、時間がゆったりとしていて、誰かに誘われたりついでがあれば再び足を運んでも良いと思う。そんなラオスだった。











ボートでメコン川を遡るパークウー洞窟観光

2017-07-17 12:08:19 | 日記
ルアンプラバーンでメコン川沿いの道を歩いていると「ボートは?」の声が掛かってくる。往復で3時間くらい上流にあるパークウー洞窟観光へのお誘いだ。

3日目に行く計画だったので予めどこでボートに乗るか決めておこうと2日目の午後、二人で川沿いを歩くと早速緑色のTシャツの男から声が掛かった。料金を尋ねると45万キップだと言う。事前にNETで調べていると8万キップぐらいとあったので別のボート屋に行こうとするとTシャツの男は「いくらならいいんだ」みたいなことを聞いてきた。

取りあえず一人8万キップで、明日行きたいと言うと「Many Many People、am8:30」と言ってきたのでOKを出した。45万キップは貸切ボートで即出発のようだ。

翌朝8時15分くらいに昨日の場所に行くと20人くらいの観光客が集まり、ミニバンで連れてこられる観光客もいた。昨日のTシャツの男を探したがいないのでチケットを売っているカウンターまで行くと、そばの看板に6万5千キップと書いてある。昨日は少し離れた場所で交渉していたので目に入らなかった。

しばらくすると昨日の彼が現れたので早速看板を指さして我々も6万5千キップで良いかと言うと渋々仕方ないと言うそぶりをした。これでビアラオ1本ずつ分が捻出できた。

洞窟の入場料は別に2万キップが必要だが街のツーリストに申し込むとボート代は8万キップでホテルからの送迎付きらしい。ルアンプラバーンにはHISの支店もあるがそこに依頼すると70USドルは必要のようだ。もちろん貸切で日本語のできるガイドがつくらしい。


2~30人が3隻のボートに分乗して出発したが途中で燃料を給油して少数民族の村に20分くらい立ち寄りパークウー洞窟を目指した。


パークウー洞窟の船着き場には10隻くらいのボートが停泊し、多くの観光客が洞窟への階段を登っていた。正直なところ多くの仏像が並んだ洞窟内を見ても大きな感激は無かった。ボートからメコン川の沿岸を眺めることの方が楽しい。

遠くに見える山々も日本ではあまりみることがない山容だ。川砂利や砂を採取している人。河岸の草を食んでいる水牛。ボートの観光客を楽しませようとバック転で川に飛び込む子供達。



我々の乗ったボートは木製の硬いイスにくたびれたクッションだけだったが席の半分くらいを自動車のシートに付け替えたボートもあった。そして救命胴衣も見当たらなかった。


また我々のボートは途中でエンストを起こして数分間漂流した。スロットルワイヤーが外れたようで運転手がうろたえた様子も見せずに後部のエンジンルームに入って修理したらエンジンがかかったので珍しいことではなさそうだ。

我々の場合にはボートを選ぶ余地はなかったが、できればチェックして選んだ方が安全で楽ちんだ。