振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

水を抜いたチェンマイのお堀で魚を捕る男

2020-01-29 06:37:27 | チェンマイステイ
チェンマイの街は13世紀末、この辺りを支配したランナー王朝が、都として築いた城郭都市から始まった。城郭は一辺が約1.6キロの正方形で、レンガを積み上げた城壁とお堀で囲まれていたが、5ヵ所ある城門と四隅にある砦跡は、現在もその姿を残している。





お堀と城壁に囲まれた内側の地域には有名寺院が数多くあり、現在は旧市街と呼ばれている。城壁に沿って内側には、反時計回りに一方通行の周回道路、お堀の外側には時計回り方向に周回道路が走っている。

この2本の周回道路を繋ぐために、お堀をまたぐ箇所が全部で16ヵ所(たぶん)ある。お堀はそこで区切られて、お堀の間は地中の水路か何かで結ばれているようだ。

今回チェンマイに来てビックリしたが、旧市街の北側のお堀の水が抜かれていた。初めて見る光景だ。



堀と堀を結ぶ水路の改修工事のために、雨の降らない乾季の今、水を抜いたようだ。



ふと見ると、若い男が堀の中に入り、袋を手に何かを捕っている。近くには彼が泥中から掴み出したと思われる、大きなナマズが横たわっている。



堀の底に残ったわずかの水路には、魚が沢山集まっているが、彼の目的は魚ではないように見える。魚を手にしたら岸に放り投げていて、泥中に手を突っ込んで掘り出しているのは、もっと小さくてエビか貝のようなモノに見え、手にした袋に入れている。






彼の半ケツが印象的だったが、袋の中身は何なんだろう。



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