振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

新国王ラーマ10世の肖像を使った貨幣が出回っている

2018-07-31 11:57:32 | チェンマイステイ
タイの前国王、ラーマ9世プミポン国王が亡くなったのは2年前の10月13日。ワチラロンコン皇太子が新国王ラーマ10世として即位するまで暫く時間がかかったが、この春から新国王の肖像画を使った貨幣が出回り始めた。



買物や食事で支払をすると、時々新しい貨幣のお釣りが混じってくる。1000バーツと500バーツの新紙幣にはお目にかかれなかったが、それも8月になれば出回っているだろう。





10バーツと5バーツの硬貨は左が旧で右が新だが、5バーツ硬貨は絵柄以外に変更された箇所があるのに気が付くだろうか?拡大画像では、



円周の内側が、旧硬貨は9角形で新硬貨は10角形になっている。つまり国王が9世から10世に代わったことを表しているようだ。

また、ワチラロンコン国王が紙幣に登場したのはこれが初めてではなく、皇太子時代に生誕60年を記念した100バーツ紙幣に登場しているので二度目。表側は通常の100バーツと同じでプミポン国王だったが、裏面に皇太子が登場した。プミポン国王一家が家族で登場した紙幣もあるので正確には二度目ではないかも知れないが。

ワチラロンコン国王は1952年生まれで、自分と同年になる。いろいろな評価があるが、末永くタイ国の安定に尽くして欲しいものだ。

逆走した台風12号の風の音は強烈だった

2018-07-30 11:24:11 | 日記
勢力は衰えたとは言え、西日本を縦断して九州の南の海をさまよっている台風12号。

過去に例のないコースで襲来してきたので、今まで経験したことのない事態が起こる可能性があると、予報やニュースではしきりに言っていた。西日本豪雨と言う大きな災害の後だけに、二次災害の心配を含めて気象関係者や防災関係者が神経質になったとしても無理はない。

台風の接近と大潮の時期と重なることで高潮が懸念されるのは当然だが、東から西進して来るといままでの台風とどれだけ違うかは想像がつかない。

自宅のある場所のハザードマップでは宇治川が氾濫したり、内水の氾濫による災害の可能性はあるが、今回の台風の場合は通過速度も速く、豪雨が長期間続くとは思えない。

あまり心配することもないだろうと、植木鉢やバイクなどが風で倒されないように固定したぐらいで就寝した。

ところが、夜中の2時を回った頃に強烈な風の音で目が覚めた。同時に2階北側にある自室の窓の雨戸を閉めなかったことに気付いて閉めに行った。斜め北隣の家が長年の空き家で、軒に貼られて劣化している波板が風で飛んで来ると困るのだ。

窓のガラス戸を開けると風と一緒に雨が猛烈に吹き込んできた。風の音にかき消されて雨の音が聞こえていなかったのだ。ヒューッと吹きすさぶ風の音以外に家屋に吹き当たる音、雨戸や窓を震わせる音が重なり、今までの台風では聞いたことがない。

ちょうどこの頃、台風は南に25キロ離れた奈良付近にあって暴風圏内にあったようだ。オマケに時速40キロで西に向かって通過中のため、台風の北側は強烈な東風が吹くことになる。通常なら九州や四国、紀伊半島を経て多少は勢力を落としてやって来る台風も、今回は太平洋から鈴鹿山脈の南側をすり抜けたので衰えていないようだ。

また家の西面と東面では構造や窓の配置も違うので、どうやらそれも聞き慣れない音になったのではと思う。


TVのニュースやPCで台風情報を見たりしながら、1時間少し過ぎた頃には風が弱くなる時間が長くなり、ようやく床につくことができた。

聞き慣れない風の音に多少ビビりながら、雨漏りのする古い茅葺の家に住んでいた小学校低学年の頃を思い出した。伊勢湾台風の災害があった頃で、台風が来ると屋根が吹き飛んでしまうのではないかと怖くてたまらなかった。

自宅にはテレビもなく、新聞を見たりラジオのニュースをドキドキしながら必死で聴いていた自分がいた。







チェンマイ街中点描(2)MAYA

2018-07-29 15:27:08 | チェンマイステイ
ショッピングモールMAYAがまだ建築中の頃、滞在中のコンドミニアム、ヒルサイド4の部屋のバルコニーから建築用クレーンを飽きずに眺めていた。あれは何年前だっただろう。

モールが完成した頃、「マヤ」と思っていたMAYAが「メイヤー」だと教えてくれたのは、ヒルサイド4の1階にある旅行代理店の店主さんだ。



当初はすべてのフロアーがテナントで埋まらないまま開業し、来場客も多いようには見えなかったが、中国からの観光客がどっとチェンマイに来るようになってからは盛況のようだ。地下のフードコートやリンピンスーパー(日本の成城石井やイカリスーパー)、そして1階のNARAYAは中国人観光客で一杯だ。

今回は滞在中に2回行ってみたので、その時のスナップ。

1階の特設会場にはくまモンのグッズを販売するコーナーがあった。そう言えばタイでも人気があるとのニュースは見たことがある。まさかにせモンではないだろうな。



TSURUHAは日本のツルハドラッグとタイのサハグループの協業。店内にはお土産用に日本メーカーのお菓子が並んでいる。



画像はないが、マツキヨの店舗もあった。タイのセントラル百貨店グループとの協業のようだ。

毎回覗いてみるのがDAISOで、チェンマイ県に6店舗、タイ全土には100店以上ある。



お茶漬けに蕎麦も置いてある。おまけに蕎麦は山芋蕎麦に茶蕎麦まである。日本に帰って近所の大型ダイソー店を覗いたが、ここまでの品揃えはなかった。



大半が60バーツで約¥200だが、店の中央にワコールの婦人ショーツが90バーツで置いてあった。その内に日本のダイソーでも・・・あり得ないか。



すぐ近くにはワコールのショップもあるのだが。



半年前にもブログにUPしたが、Moshi Moshi(もしもし)にも入店客が多い。



ポーチや小物入れのアイテムが多く、それにデザインとカラーの種類も多い。タイ人の若い客が多い感じだ。





最後にMKレストランでタイシャブを食べた。ここでは肉魚類は少なめにして野菜類を多く食べるようにしている。生や炒めて食べる野菜もいいが、鍋で食べる野菜は何となくお腹が落ち着く。



ここは冷たいお茶が出るのもありがたい。もちろんビールも飲んでいるが。






タイヤの交換もガス給湯器の交換もネットで手配した

2018-07-27 16:28:12 | 日記
走行3万5千キロを迎え、来年の初めに2回目の車検を迎えるマイカー。タイヤの接地面に小さいクラックが発生し、走行音が少し大きくなったような感じがする。





新車で購入した時からの純正タイヤでピレリ製のP7。その前まで乗っていた車にもピレリを履かせていたので、クラックが出やすいのは知っていた。

クラックもタイヤの側面に発生すると破裂の危険性が高いが、接地面だとそうでもないらしい。石畳などの硬い路面の多いヨーロッパではゴム質の硬いタイヤでないと摩耗が激しく、日本のタイヤではもたないと聞いたこともある。

国産タイヤに変えようかと迷ったが、自動車メーカーもそれなりに相性を検討して選んだタイヤであろうと、同じヤツを探すことにした。国産メーカーのタイヤが高いこともあるが。

で、価格.comで検索して一番安かった、たまたま同府内の販売業者にオーダーを入れた。



タイヤ交換は7年くらい前にお世話になったことがある、同じく府内の交換専業のショップに持ち込んだ。

タイヤ組み換えにホイールバランス、廃タイヤ処理を含めて1本¥1500(税込み)。タイヤの代金を合計しても6万円以内で済んだのはありがたい。車検時にカーディーラーに頼めばこれでは済まないと思う。


一方、ガス給湯器の方は自宅を立て替えた時以来使っていて、5年毎のメンテナンスに来るハウスメーカーの担当者が、担当エリアの中では一番古い給湯器ですと言っていた。

28年も経過しているが故障した訳ではない。湯温が少し不安定になったので、突然壊れても困るので交換することにした。



実は3年前に給湯器のリモコンのスイッチを入れても運転ランプが点かず、湯も出なくなって困ったことがある。NETで調べるとコンセントを抜いて差し直すと復旧する場合があるとあったので、早速やってみると見事に生き返った。

その時に新しく買い替えると費用がどれほど必要かは調べてみた。ガス器具も置いている家電量販店にも行ってみたが、やはり給湯器の販売と工事をセットで請け負う専門業者をNETで探す方が安いことに気が付いた。

今回も数社のホームページで該当給湯器の簡易見積もりを出して比較をした。メーカーは28年間も永年稼働してくれた我家の給湯器と同じ、ノーリツに絞っている。

A社は3人組タレントを使ってTVCMを流している会社で、HPでは給湯器本体は大幅に割引した表示になっているが、リモコンや工事費を合算すると当方の見込み予算をかなり超えてしまう。3年前よりも高くなったような気がする。

B社は3年前に調べた際に筆頭候補で、ほぼ見込み予算内で済みそうだ。事前に使用中の給湯器やリモコンの画像を送信すると¥2000の割引がある。

C社は今回初めて見積もったが、ここがBEST価格だった。B社より安く、更に画像の事前送信で¥5000の割引だ。電話で応対してくれた担当者も丁寧な説明で、結局C社に決めた。



タイヤの交換も給湯器の交換もやむを得ないことだが、年金生活者にとっては少しでも出費を減らしたいものだ。そうなると丹念にNETで調べて比較するに限る。調べる時間はたっぷりある。


京都祇園祭、今日は菊水鉾のお茶席に行ってきた

2018-07-16 20:43:15 | 日記
祇園祭の鉾や山はそれぞれの保存会を中心に運営されているが、元々は一つの町内単位で運営されていたようだ。

菊水鉾は室町通りの四条上る、つまり室町通りに面した四条通りから北の町内で保存会が結成されている。町内に古くからあった、菊水の井戸にちなんだ鉾らしい。





その町内にあるマンションに私の先輩が2年前に引っ越し、その時点から菊水鉾の運営に協力する義務を負ったようだ。祭りの準備や粽などの販売に参加するほか、お茶席券の購入割り当てがあるようで、後輩の自分はありがたく2枚のお茶席券を頂戴した。

値段は聞いていなかったし、頂戴したお茶席券には値段も表示されていなかったが、会場に入る前に掲示されていた当日券の値段を見た。やはりそうか、と言う感じだが、次回先輩宅にお邪魔する時は、もう少し手土産を張り込んだ方が良さそうだ。



マンションの2階部分が菊水鉾の会所になっているようで、そこがお茶席の会場だ。畳ではなくイス席なので作法に疎い自分には気楽で良い。ひな壇に飾られた稚児人形に向かって50人くらい入れる席があり、入場待ちの長い行列はないものの、常に満席状態であった。








お茶やお菓子の味を説明できるほどの鋭い味覚は持ち合わせていないので評価は控えるが、充分に美味しかった。お菓子を載せた皿は持ち帰りが出来、そのための紙袋が皿の下に置かれている。お皿の色は毎年変わるらしい。



菊水の井戸水で点てたお茶を振る舞うことから出発したと想像するが、お茶席があるのはここだけで祭りの名物のひとつらしい。

来年のお茶席券も先輩におねだりしよう。