今年になって、チェンマイ市内に新しいシェアリングサイクル、ANYWHEEL が登場した。昨年の春まではMOBIKEがあり、オレンジ色の自転車が、市内のあちらこちらに散乱していたが、夏になる前に撤退した。6月にチェンマイに来た時には、すっかり無くなっていた。
近くにあるスーパーTOPSに行った時に、隣のメルキュールホテルの前に、緑色の自転車が並んでいるのに気がついた。
宿に戻って調べてみると、シンガポールの会社が始めたようだ。インストールしたアプリには英語で利用の仕方が掲載されている。日本人の利用経験を書いたブログでもないかと探したが、シンガポールでの経験談が、1件だけあった。それも具体的な利用方法までは書かれていない。
旧市街の両替屋まで行く用事が出来たので、使ってみることにした。
要領はMOBIKEと似ていて、先ずはアカウント登録。電話番号とメールアドレスを入力し、届いたe-mailに承認の返信、そしてSMSで届いたピンコードを入力してアカウント登録完了。さらに、クレジットカードから50バーツだけをチャージした。
MOBIKEと大きく違うのは乗り始めるポイントと乗り捨てるポイントが、指定された場所以外はNG。乗り始めるには指定ポイントに行かなければならない。アプリのマップではまだ6ヵ所ほどしかないが、これから増えてゆくのだろう。
アプリを開いて自転車に貼られたQRコードをスキャン。MOBIKEでは後輪のキーロックが自動的に解除したが、手動で解除した。ここからは30分で10バーツの料金設定。
指定ポイントで終了する時には、自転車のキーを手動でロックした後、ポイントに立てられた旗にあるQRコードを読み取る。これに違反すると50バーツのペナルティ。
自分の場合、QRコードをスキャンしたが読み取れず、スキャンする画面にあったステーションナンバー入力枠に、旗に書かれた番号を入力すると、決済完了画面が表れた。
どこでも乗り捨て自由だったMOBIKEに比べて、指定ポイント(ステーション)がある程度まで増えないと使い勝手が良くならないだろう。しかし、このやり方の方が自転車の回収コストがかからず、駐輪トラブルも少なくて長続きはしそうに思える。
両替屋からの帰り、三人の王様像の前で写真を撮り、チャーンプアック門のそばを通った。昨年まではここに、電動キックボードのステーションがあったが、無くなっていた。街中でも走っているのを見ないが、撤退したのかも知れない。
あれば何かの時に便利なシェフサイクル。なくならないで欲しい。
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