振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

自作した水耕栽培の装置について(2)

2020-07-29 11:46:11 | 日記
水耕栽培装置にキュウリ、ゴーヤ、トマトの苗を植えてから約9週間経過し、キュウリの初収穫からは5週間経過した。





この間、2株のキュウリからの収穫が80本を越えたのは予想以上の成績で、100本までは到達しそうだ。当初から採算などは無視しているが、近所の食品スーパーでの販売価格で換算しても電気代や水道代、そして液肥のコストを充分に上回っている。まあ設備の製作費までには届かないが、ゴーヤやトマトも収穫が進んでいるのでステイホームの産物としては上出来と思う。



黄色い斑点の出た葉も増えてきているが、近所の空き地や庭先のプランターで栽培されているキュウリと比較すると、我が家ではまだ葉が青々と茂っていて、土耕栽培との差があるように思える。水耕栽培は土の中の雑菌などの影響がなく、病気に強いと言われているがそのとおりかも知れない。



装置の話になるが、液肥を貯めるタンクはホームセンターで購入した発泡スチロール製のケースに、液肥の温度が高くならないように100均など売っているハイキング用のアルミシートを貼った。黒く見えるのが水中ポンプで、これで上段のパイプに液肥を送り込み、下段のパイプを経由してタンク奥にあるホースで戻ってくる。



上段パイプの後ろのプラケース内にはエアーポンプがあり、2本の水耕パイプ内の液肥に空気を送り込んでいる。当初はタンク内の液肥に空気を送り込む計画だったが、水耕パイプに直接送り込む方が効果的らしいので製作途中で変更した。エアーパイプの先にはブクブク泡立てるエアーストーンが付いている。

エアーポンプの下には24時間タイマーの入ったプラケースで、当初はタイマー1台で水中ポンプとエアーポンプの同時運転をしていたが、後にタイマーを増設して別運転できるようにした。このタイマーは24時間を15分単位で自由にオンオフの設定ができる便利なものだ。



現在の運転設定は水中ポンプは1時間毎に15分間の運転、エアーポンプは30分毎に15分間の運転としている。但し深夜はエアーポンプのみを1時間に1回運転している。

水中ポンプもエアーポンプも音量はさほど大きくないが、深夜だとベランダに面した寝室には聞こえてくることがある。ガラス戸を閉めてエアコンを入れれば聞こえないが、網戸だけだと目が覚める時もある。3メートルしか離れていないので仕方ないが、この距離でキュウリの成長を眺め収穫できることが、こんなに楽しいとは予想できなかった。




自作した水耕栽培の装置について(1)

2020-07-25 14:52:30 | 日記
水耕栽培の装置についてはネットで先人達の情報を集めながら、ほとんどは自作した。



パイプ式と呼ばれる装置で、床に置いたタンクの中の液肥をポンプで上段のパイプに送り込み、下段のパイプを経由してからタンクに戻る仕組みになっている。



パイプは排水管に使う塩ビパイプで、径が100mmで1m長を2本購入した。苗を植える穴を開けるために、木工用のホールソーはAmazonで探して購入。初めて使用するツールで多少不安があったが、意外に簡単に穴が開けられた。





パイプ式水耕栽培の核心的部分になるが、鉢底ネットを丸めて結束バンドでパイプ状にした物を白い防根透水シートを袋状にしたカバーに挿入し、これをパイプの両端のフタに開けた給排水口の間を繋ぐ。作物の根がパイプ内にはびこって密度が高くなると液肥が詰まってしまうので、流水路を確保する役割がある。これを発案した人はすごいと思う。

防根透水シートなるものがあることも初めて知った。このシートを袋状にするために針とナイロン糸を使う人もいるようだが、自分はホットボンドで接着した。割と簡単にできたように思う。

パイプは太陽の熱で液肥の水温上昇を防ぐためにキャンプ用の銀マットを巻いた。これがないと高温になった液肥で作物が全滅することもあるらしい。30代の頃にファミリーキャンプで使っていた銀マットを未だに残していたのでそれを使った。



水耕パイプを載せる架台は自分で適当に設計して作ったが、中学時代に自作の模型Uコン機を作って飛ばしていた頃を思い出した。あの頃も適当に設計していたが、誰もやらない水上機を作って上手く飛んだ時の嬉しさは、今でも忘れられない。

架台に使った木材はホームセンターで180cm1本¥250のヤツを4本くらい購入。木材表面はなめらかに仕上げてあるが節が多く、屋外使用には耐久性にもいくらか不安があるのでクリアラッカーを数回スプレーしたが、安価にはできた。木材の切断には義弟から譲ってもらった電動丸ノコが役に立った。


架台の材料についてはイレクターパイプなども考えたが、木材にしたことで付属機器や支柱の追加設置には柔軟に対応ができ、コスト面だけでなく結果的には良かったと思う。(以下、次に)







久し振りに朝日が出ていたので蓮畑に直行

2020-07-19 10:00:34 | 日記
蓮畑には今年も既に数回、朝の散歩時に足を運んでいたが何時も曇天だった。それはそれで綺麗ではあるが、朝日に透けるように輝く蓮の花がやっぱり見たい。

今年はまれに見る雨の多い梅雨で、なかなかお日様が顔を出さないが、今朝は違った。我が家から歩いて15分、1kmと少しの場所にある蓮畑に直行した。いつものことではあるが、カメラと三脚を抱えた人が数人来ている。





自分は高級カメラは持ち合わせていないので、コンパクトデジカメとスマホで撮った。もう少し早く、30分くらい前の方がベストだったかなと思うが、陽光が斜めに差し込むこの時間帯に見る蓮の花が綺麗だと思う。







感染の再拡大が続く新型コロナウイルスもうっとうしいが、今年は各地で豪雨災害が発生して、油断のならない梅雨が続いている。早く明けて欲しいものだ。

水耕栽培、ゴーヤの初収穫

2020-07-15 20:12:48 | 日記


ゴーヤが初収穫となった。ヨメの好物で、早速料理していたが、収穫が速すぎたせいか、美味しいのだがゴーヤ独特のあの苦味が少ないと言っていた。画像のトマトは水耕ではなく、土耕プランターの産物。

キュウリは2株植えたが、平均すると最近は毎日2本は収穫しているので、連日キュウリを食べている。生まれ変わったらカッパになるだろうと思うぐらいで、市販のメカブの酢の物に入れたり(一緒にちりめんジャコも入れている)、朝食用に造ったポテトサラダに使ったり、そのまま生姜ミソや塩を付けて食べたりだ。敢えて言うが、ポテサラは自分でジャガイモの皮をむくとこらから始めて、あとの素材はゆで卵とキュウリとマヨネーズだけだが、オヤジの手による100%自作である。

キュウリの収穫が何時まで続くかわからないが、現在までで30本(2株)収穫しているので、最終的には50本以上にはなりそうだ。ゴーヤの方は梅雨の長雨のためか雌花が少なく、これからの梅雨明けを期待している。

水耕栽培の装置では、現在キュウリを2株、ゴーヤを1株、トマト(中玉)1株、そしてパクチーを2スポット栽培しているが、トマトは未収穫だが、間も無く採れそうだ。



画像は5月下旬の栽培スタート時期だが、装置のキャパシティ以上に植え過ぎたことが次第にわかり、2株あったゴーヤの内で1株は土耕プランターに移植、1本のパイプに2株あったキュウリも2本のパイプに分散した。パセリは成育が思わしくなく、プランターに移したあとで、パクチーに代えた。

この水耕栽培装置では栽培スポットホールを8か所作ったが、キュウリやゴーヤなどはせいぜい4ヶ所が限界のようだ。ネットを張るにもにもスペース的に限界があり、今はゴーヤとキュウリがネットの上でバトルしている状態だ。ズブの素人だけにそのあたりの設定は間違っていた。

それでも毎朝キュウリを収穫しながら、さてどうやって食べるか考えるのは悪くない。