振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

京都祇園祭、長刀鉾のちまきを買ってきた

2018-07-15 11:40:33 | 日記
京都で生活するようになったのが18歳の時で、その後もずっと京都の近くで生活をしているが、祇園祭に出掛けるようになったのは還暦を過ぎてから。

学生時代には百貨店への納品のアルバイトで、バンに乗って京都市内を走っていたから、どんな祭りかはよく知っている。ただ、祭りの期間中は交通規制があるので配達に時間がかかり、ネガティブに見ていた記憶はある。

就職した後も祭りに行く機会は多々あったが、暑い、混雑、飲食物が高い、で一度も行かなかった。それでも見たくなったら何時でも行けると言う気持ちはあった。


気持ちが変わったのはTVで紹介していた鉾や山を飾る懸装品を視てからだ。江戸時代に輸入された絨毯が使われたり、その由緒に興味をもって現物を見に行くようになった。

今年は祇園祭も始まったばかりだが、厄除けの粽(ちまき)を買いに、長刀鉾へ行ってきた。粽を買うのは初めてだ。





祭りのクライマックスになる山鉾巡行は前祭と後祭の2回あるが、巡行の順番は毎年くじ引きによって決められる。但し、長刀鉾だけは「くじ取らず」で毎年先頭を進む。

そのためか、各山鉾で販売される粽の中でも一番の人気らしく、4日間販売されるが日によっては早々と売り切れるらしい。ヤフオクを覗くと倍以上の値段で10点近く出品されている。

今回は東京の友人にも購入を依頼されたので、宵山初日の14日にバイクで出掛け、9時半頃に購入したが、少し並んだだけで済んだ。



粽やグッズを購入すると鉾まで上がらせてくれるので上ってきた。2階には今年のお稚児さんや補佐役の禿の役を担う3人の男子の名前が掲示され、懸装品などが陳列されていた。





ブリッジを渡ると鉾に入れるが、ここからは女人禁制とのこと。女人OKの山もあるらしいが、つい大相撲の土俵を思い出してしまった。









購入した粽は厄除け疾病除けを祈願して、早速家の玄関に飾った。



これからは毎年、少しずつだが祇園祭を楽しんで行こう。





チェンライの洞窟の13人、無事救出されてよかった

2018-07-11 11:21:14 | チェンマイステイ
このところ、ずっと気になっていたのがチェンライの洞窟に閉じ込められていた13人の救出作戦。

昨日、最後の5人も無事に救出されたようで、万歳だ。

ダイビングの経験はないが、暗くて狭い水没した洞窟内を泳ぐなんて、想像するだけで困難な状況の中を、よく救出できたものだと思う。なるほどと思ったのはフルフェイスのダイビングマスクを使わせたことだ。

一般的な水中ゴーグルとマウスピースの組み合わせよりも違和感が少なく、(これも想像だが)フルフェイスなら呼吸が楽にできそうだ。


大変残念だったのは、救出が実行される前に、ダイバーが一人亡くなったことだ。しかしその後の過程でその教訓は必ず活かされたと思うし、無駄な死では絶対なかったと思っている。


一方の日本では大雨による死者行方不明者が200人規模になった。話を並べても仕方ないが、何とかならなかったのかと思う。

チェンマイの街中点描(1)

2018-07-03 11:59:37 | チェンマイステイ
タイ北部が雨期に入ったこの時期は、フルーツが豊富に出回っている。

普段はフルーツなどを置いていない店や家の前などにテーブルが置かれ、マンゴーやライムが売られている。



広い庭のある家ではマンゴーの木が植えられていることもある。



これはターニン市場で買ったマンゴーだが30バーツだった。立札には50バーツと書いてあったが、これはキログラムあたりの値段なのでハカリに乗せた後、電卓で30バーツだと教えてくれる。



冷蔵庫で冷やした後、先ずは半分だけ食べる。やはりマンゴーは最高に美味い。これで15バーツ、50円だから幸せだ。スーパーでは60バーツくらいで、カットしたやつを売っていて、簡単に食べられるのでこれもありがたい。



チャーンプアック門の近くの路上では毎朝露店が並び、果物も多い。





ショッピングモールのMAYAの前のテントではドリアンが大量に並んでいた。ここは多くの中国人観光客が買物や食事に来る場所で、ドリアンもよく売れるらしい。



高いお金を払うほど美味しいとは思わないのだが、自分は。




寿司次郎があればメシには困らない

2018-07-01 09:32:58 | チェンマイステイ
寿司次郎と言っても、敷居も値段も高い銀座の寿司屋ではなくて、チェンマイにある日本食屋さんだ。

冷房はなく、扇風機だけのオープンな建物で、昼食時間帯と夕食時間帯に営業している。ちなみに定休日は毎月7の付く、7日、17日、27日。









画像は昼食時間帯も終わりの頃で客の姿が少ないが、日本からのショートステイヤーが増える1月の夕食時間帯は満席になることも少なくない。

旧市街からは離れているので観光客が来ることはないが、長期や短期で滞在する日本人なら恐らく一度は来ているのではと思う。

メインの料理は寿司だが、麺類やカレーライス、ウナギからとんかつや天ぷらなど、単品やセット物、サラダに餃子に何でもある。無いものをあげればラーメンくらいか?

今回は約半月の滞在中に片道15分かけて7回も行った。他の店ではタイ料理や中華系、洋食系を食べているが、自分達はやはり日本食が軸にないと落ち着かない。そのためには寿司次郎の存在が重要で、ここさえあればメシで困ることがない。

一押しがこの刺身とにぎり、細巻きのセットで319バーツ。刺身はマグロとサーモンとタコの3種だが、その厚みは1cm以上ある。一人で全てを食べるには多すぎるのでヨメと二人でちょうど良い。



ヨメの好物はこの和風サラダで、確か90バーツ?タコやサーモンも乗っているのでビールのツマミにもなるが、先ほどの寿司とネタが重複するので一緒に注文することはない。



よく肥えたサンマの塩焼きで100バーツ。日本からではなく、中国か台湾あたりの漁船が水揚げた冷凍物ではないだろうか。サバの塩焼きは75バーツで、これは大西洋産の冷凍だろう。脂がのって美味い。



ヨメの好きなエビ天うどんを一口ほど相伴させてもらったが、ダシが結構いける。日本の簡易ダシを使っていると思うが、以前バンコクで食べた丸亀製麺のうどんよりこちらの方が美味い。



食べなかったが牡蠣もあるようだ。スペルの間違いはご愛敬。



よく見ると一部のイスが木製からプラスティック製に変わっていた。





少し寂しかったのは、6年前に初めて寿司次郎に来た時からいた女性スタッフが辞めていなくなったことだ。久し振りにチェンマイに行って寿司次郎に入ると「いつ、チェンマイにもどりましたか?」と彼女が日本語で尋ねてくれる。日本に帰る前にゆくと、「次は、いつチェンマイにもどりますか?」と聞かれる。

こんな会話があると店だけでなく、チェンマイの居心地の良さを感じてしまう。自分達が何度もチェンマイに来るようになった理由はこんなところにもあると思う。

今年の2月、日本に帰る前だったが、次に来る時には店にいないでしょうと彼女が言っていた。どうしてか聞くと年齢のことを言っていたけど、顔を見ないとやはり寂しい。日本語ができるのでどこかで働いているのだとは思うが。