勢力は衰えたとは言え、西日本を縦断して九州の南の海をさまよっている台風12号。
過去に例のないコースで襲来してきたので、今まで経験したことのない事態が起こる可能性があると、予報やニュースではしきりに言っていた。西日本豪雨と言う大きな災害の後だけに、二次災害の心配を含めて気象関係者や防災関係者が神経質になったとしても無理はない。
台風の接近と大潮の時期と重なることで高潮が懸念されるのは当然だが、東から西進して来るといままでの台風とどれだけ違うかは想像がつかない。
自宅のある場所のハザードマップでは宇治川が氾濫したり、内水の氾濫による災害の可能性はあるが、今回の台風の場合は通過速度も速く、豪雨が長期間続くとは思えない。
あまり心配することもないだろうと、植木鉢やバイクなどが風で倒されないように固定したぐらいで就寝した。
ところが、夜中の2時を回った頃に強烈な風の音で目が覚めた。同時に2階北側にある自室の窓の雨戸を閉めなかったことに気付いて閉めに行った。斜め北隣の家が長年の空き家で、軒に貼られて劣化している波板が風で飛んで来ると困るのだ。
窓のガラス戸を開けると風と一緒に雨が猛烈に吹き込んできた。風の音にかき消されて雨の音が聞こえていなかったのだ。ヒューッと吹きすさぶ風の音以外に家屋に吹き当たる音、雨戸や窓を震わせる音が重なり、今までの台風では聞いたことがない。
ちょうどこの頃、台風は南に25キロ離れた奈良付近にあって暴風圏内にあったようだ。オマケに時速40キロで西に向かって通過中のため、台風の北側は強烈な東風が吹くことになる。通常なら九州や四国、紀伊半島を経て多少は勢力を落としてやって来る台風も、今回は太平洋から鈴鹿山脈の南側をすり抜けたので衰えていないようだ。
また家の西面と東面では構造や窓の配置も違うので、どうやらそれも聞き慣れない音になったのではと思う。
TVのニュースやPCで台風情報を見たりしながら、1時間少し過ぎた頃には風が弱くなる時間が長くなり、ようやく床につくことができた。
聞き慣れない風の音に多少ビビりながら、雨漏りのする古い茅葺の家に住んでいた小学校低学年の頃を思い出した。伊勢湾台風の災害があった頃で、台風が来ると屋根が吹き飛んでしまうのではないかと怖くてたまらなかった。
自宅にはテレビもなく、新聞を見たりラジオのニュースをドキドキしながら必死で聴いていた自分がいた。
過去に例のないコースで襲来してきたので、今まで経験したことのない事態が起こる可能性があると、予報やニュースではしきりに言っていた。西日本豪雨と言う大きな災害の後だけに、二次災害の心配を含めて気象関係者や防災関係者が神経質になったとしても無理はない。
台風の接近と大潮の時期と重なることで高潮が懸念されるのは当然だが、東から西進して来るといままでの台風とどれだけ違うかは想像がつかない。
自宅のある場所のハザードマップでは宇治川が氾濫したり、内水の氾濫による災害の可能性はあるが、今回の台風の場合は通過速度も速く、豪雨が長期間続くとは思えない。
あまり心配することもないだろうと、植木鉢やバイクなどが風で倒されないように固定したぐらいで就寝した。
ところが、夜中の2時を回った頃に強烈な風の音で目が覚めた。同時に2階北側にある自室の窓の雨戸を閉めなかったことに気付いて閉めに行った。斜め北隣の家が長年の空き家で、軒に貼られて劣化している波板が風で飛んで来ると困るのだ。
窓のガラス戸を開けると風と一緒に雨が猛烈に吹き込んできた。風の音にかき消されて雨の音が聞こえていなかったのだ。ヒューッと吹きすさぶ風の音以外に家屋に吹き当たる音、雨戸や窓を震わせる音が重なり、今までの台風では聞いたことがない。
ちょうどこの頃、台風は南に25キロ離れた奈良付近にあって暴風圏内にあったようだ。オマケに時速40キロで西に向かって通過中のため、台風の北側は強烈な東風が吹くことになる。通常なら九州や四国、紀伊半島を経て多少は勢力を落としてやって来る台風も、今回は太平洋から鈴鹿山脈の南側をすり抜けたので衰えていないようだ。
また家の西面と東面では構造や窓の配置も違うので、どうやらそれも聞き慣れない音になったのではと思う。
TVのニュースやPCで台風情報を見たりしながら、1時間少し過ぎた頃には風が弱くなる時間が長くなり、ようやく床につくことができた。
聞き慣れない風の音に多少ビビりながら、雨漏りのする古い茅葺の家に住んでいた小学校低学年の頃を思い出した。伊勢湾台風の災害があった頃で、台風が来ると屋根が吹き飛んでしまうのではないかと怖くてたまらなかった。
自宅にはテレビもなく、新聞を見たりラジオのニュースをドキドキしながら必死で聴いていた自分がいた。