振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

京都祇園祭、今日は菊水鉾のお茶席に行ってきた

2018-07-16 20:43:15 | 日記
祇園祭の鉾や山はそれぞれの保存会を中心に運営されているが、元々は一つの町内単位で運営されていたようだ。

菊水鉾は室町通りの四条上る、つまり室町通りに面した四条通りから北の町内で保存会が結成されている。町内に古くからあった、菊水の井戸にちなんだ鉾らしい。





その町内にあるマンションに私の先輩が2年前に引っ越し、その時点から菊水鉾の運営に協力する義務を負ったようだ。祭りの準備や粽などの販売に参加するほか、お茶席券の購入割り当てがあるようで、後輩の自分はありがたく2枚のお茶席券を頂戴した。

値段は聞いていなかったし、頂戴したお茶席券には値段も表示されていなかったが、会場に入る前に掲示されていた当日券の値段を見た。やはりそうか、と言う感じだが、次回先輩宅にお邪魔する時は、もう少し手土産を張り込んだ方が良さそうだ。



マンションの2階部分が菊水鉾の会所になっているようで、そこがお茶席の会場だ。畳ではなくイス席なので作法に疎い自分には気楽で良い。ひな壇に飾られた稚児人形に向かって50人くらい入れる席があり、入場待ちの長い行列はないものの、常に満席状態であった。








お茶やお菓子の味を説明できるほどの鋭い味覚は持ち合わせていないので評価は控えるが、充分に美味しかった。お菓子を載せた皿は持ち帰りが出来、そのための紙袋が皿の下に置かれている。お皿の色は毎年変わるらしい。



菊水の井戸水で点てたお茶を振る舞うことから出発したと想像するが、お茶席があるのはここだけで祭りの名物のひとつらしい。

来年のお茶席券も先輩におねだりしよう。