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振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

元同僚と後輩と3人でチェンマイにやって来た(6)小型のボートでメコン川を渡りラオス領のドンサオ島に上陸

2019-07-12 15:23:06 | チェンマイステイ
グーグルマップでドンサオ島(木棉島)を検索しても表示されないが、ゴールデントライアングルの場所から辿ってみるとメコン川左岸の横に出来た中州だとわかる。現在は地続きになっているようだ。

この島はラオスの経済特区になっていてホテルやカジノ、ブランド品のアウトレットや観光土産の店が並んでいる。タイ側から船で渡ると桟橋にあるカウンターで30バーツの入場料を払うことでパスポートチェックなしで上陸できる。


我々はゴールデントライアングル公園の一角にあるボートの案内所に行ってみた。カウンターのスタッフがボートの写真を見せながら500バーツでメコン川を周遊してドンサオ島へ行くと言っている。500バーツを払うと我々にライフジャケットを渡してからバイクに乗ってどこかへ行ってしまった。ボートを取りに行ったようだ。



画像は案内所前でライフジャケットを着けたY氏。



しばらくすると階段下の桟橋(右側)にボートが回送してきた。バンコクのチャオプラヤー川で見るようなロングテールボートの小型のヤツだ。

トイレに行ったK氏を待つ間にボートのエンジンを指さして「トヨタか?」と聞くと船長はそうだと言う。しかも16バルブだと。確かにエンジンのシリンダーケースに16バルブのエンブレムがある。スポーツタイプ乗用車の中古エンジンが搭載されているようだ。



桟橋を離れたボートはスピードを上げて上流に向かう。平底なので水面を滑走するように走り、多少は水面を叩いて振動があるが乗っていても爽快だ。ボートは3か国の国境が交差するあたりまで行ってからUターンした。









左側にラオスを見ながらボートはドンサオ島に近づき、桟橋に接岸した。カウンターで30バーツを払うと領収書と簡体字で印刷された立派なパンフレットを渡してくれた。







ボートの船長は1時間ぐらいは待っていると言ったが上陸してお土産屋をブラブラと見ても買いたい物もない。ブランドのアウトレットショップも見えたが営業しているかどうかも怪しいくらい閑散としている。中国人観光客もそこそこいるが、彼らもあまり買物をしているようには見えない。



仕方がないので休憩がてらラオビアを1本(50バーツ)ずつ飲んだ。このビールはチェンマイでも買うことができるが旨い。

周辺を見ているとこの経済特区は中国の資本で開発が進んでいるように思えた。工事中の場所に簡体字の貼り紙があったり、中国の青いナンバーの乗用車もちらほらと、車で来る中国人観光客もいるかも知れないが。



トータル1時間くらいでタイ側に戻ったが、メコン川の水は茶色く濁っているものの水面にゴミや浮遊物をほとんど見ることがなくて意外にキレイだった。ボートのスピードは出ているが他の船やボートの引き浪が来ると船長はボートを停めていたので水シブキを浴びることも少なかった。

多くの観光客は中大型の乗合船を利用しているが(一人300バーツとか?)5人くらいまでならこの小型ボートが良い。スコールが来そうな時は別だが。

この後はチェンライに戻り、白い寺と呼ばれるワットロンクーンに行く予定だ。