振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

元同僚、後輩と3人でチェンマイにやって来た(2)路線バスで行くミャンマー国境の町メーサイ

2019-07-02 10:10:13 | チェンマイステイ
約15年前にヨメと二人でチェンマイに来た時に、馴染みだった日本語のできるタイ人のガイドさんに誘われてゴールデントライアングルに日帰りで行ったことがある。朝6時台にガイドさん運転の車で出発して夜ホテルに戻ったのは21時近くで、ガイドさんには1万円以上払ったような記憶がある。

今回はなるべく安い料金で同じようなコースをたどれないかNETで旅行社を探すと、やはり一人当たり8000円以上はかかる。使う車は大概ロットゥーと呼ばれるワゴン車だが、運転手によっては対向車線にまでハミ出してぶっ飛ばすので事故が怖い。国際免許は持っているのでレンタカーと言う手もあるが、慣れない異国での長時間ドライブは不安だ。

で、比較的安全な路線バスを利用して、尚且つチェンライで1泊しながらゆっくり旅をすることに決めた。



チェンライまでは朝8時15分にチェンマイ第3バスターミナル発のグリーンバス。グリーンバスのアプリをインストールすると予約は簡単で、クレジット払いで座席の指定まで出来る。最上級のVIPクラスのバスで片道が280バーツ。手数料らしきものがプラス10バーツ。



バスターミナルのグリーンバスカウンターでスマホの予約控えを見せて乗車券を発券してもらったが、バス乗務員にスマホ画面を見せるだけでもよさそうだ。



車内では小さなスナックと水が配られた。




少し年季の入ったVIPバスだが座席は3列シートで前席との間もゆったりしているだけでなく、最後部にはトイレがあるので元同僚のK氏、後輩のY氏の個人的心配を払拭できた。席にあるモニターには残念ながら何も映らなかった。



チェンライまでの道中は山越えの繰り返しだが、途中には道路の拡幅工事中の区間が長くあったりで3時間半ほどかかってチェンライ第1バスターミナルに到着した。





ここからは小型の路線バスに乗り換え、2時間強かけてメーサイのバスターミナルを目指す。2時間以上乗るのに一人40バーツを車掌さんに払う。バスは小荷物も運んでいて、画像は道端で待機している受け取り人に荷物を渡そうとしている車掌さん。中央と後部の乗降ドアは走行中も開けっ放しになっている。

運転手は荷物の受け渡しのありそうな店などの前でバスを停めると、今日は荷物は無いのか?みたいなことを叫んでいる。人間も降りたい場所を予め言っておけば停留所以外で停めてくれるようだ。

小さな路線バスと沿線の人々の生活の密着感を見ていると、団体ツアーやガイド付きツアーでは味わえない旅の楽しさが湧いてくる。

この後、メーサイの郊外にあるバスターミナルに到着して、ここからは乗合のソンテウ(一人15バーツ)に乗って約5km先の国境検問所に到着した。