振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

元同僚と後輩と3人でチェンマイにやって来た(4)ミニバスでチェンライに戻る

2019-07-05 20:46:45 | チェンマイステイ
ミャンマーのタチレクからタイのメーサイに再入国して、バスターミナルまで行くソンテウを探したが見当たらなかった。水を買うためにセブンイレブンに向かう途中に駐車中のタクシーがあったのでドライバーを探したら近所の商店から出て来た。

メーサイのバスターミナルまでと言うと200バーツを提示してきたので100バーツにしろと言ったが結局150バーツになった。暑かったのでエアコンの効いたタクシーはありがたかった。

メーサイのバスターミナルからチェンライまではミニバス(一人50バーツ)を使おうと決めていた。来た時と同じバスだとエアコンは無いし時間もかかるのが理由だ。



バスターミナルに着くと既に何人かの客が乗り込んでいるミニバスがあり、トイレに行ったY氏を待ってから乗り込むとすぐに満席で出発した。厳密に言うとドアの狭いスペースに立っている男の子が一人と最後部の席に座った自分の横のイスのない場所に少し太ったおばさんが腰を下ろし、2名の定員オーバーだ。

その内にチェンライまでの途中の町で2~3人が降車して全員がちゃんと座席に着ける状態になり、ミニバスは順調にチェンライに近づいて行った。

国道を南下するミニバスはチェンライの市街地に入り、国道から右折してバスターミナルに向かう街路に進入した途端、チェンマイに向かって出発したグリーンバスと対抗した。ミニバスは急停車して窓を開けたドライバーがグリーンバスに向かって何か叫んだ。

どうやら我々のミニバスにこの最終便のグリーンバスに乗り換えてチェンマイに向かう乗客がいたようだ。おばさんと中高生ぐらいの子供3人、そしておばあさんが慌てて降り始めた。グリーンバスも路上に停まってくれている。

片側一車線の道路なので2台のバスの隙間は1台が通り抜けられるぐらいで渋滞が始まった。走行中のミニバスでおばさんが何度かケータイで電話をしていたが、バス会社と連絡をしていたのかも知れない。

ミニバスのドライバーも承知のことだったようで、車を停めるとすぐにミニバスの屋根に昇っておばさん達のスーツケースを下し始めた。

今の日本ではまず見られないこの数分間の連携プレイを見ていると応援したくなり、乗り換えが無事に出来て良かったと思った。先頃の日本のニュースで見たが、名古屋駅前を出発した高速バスに乗り遅れた乗客が交差点の信号で止まったバスに追いついて前に立ちはだかり、乗せるように懇願したが規則で乗せなかったと言うのがあった。法律や規則に従えば乗せられないという判断だろうが、状況ごとに判断をして柔軟な対応と言うのもあるように思う。


チェンライの街に宿泊するのは初めてで、宿はチェンマイに来てからagodaで予約した。3ベッドで800バーツの部屋があるホテルを選んだが、チェンライのランドマークでもある時計台の近くだった。



夕食のレストランを探して街中を歩いたが人通りは少ない。シーズンオフでもあるのか、ファラン(西洋人)ばかりが目立ち東洋系の観光客はほとんど見なかった。

明日はゴールデントライアングルからラオスに入ってみる予定だ。