昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
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ループアンテナを手に入れちゃいました♪

2006-11-03 | BCL DX 遠距離ラジオ受信
中波AM放送の遠距離局を受信する時に受信性能が向上すると言われている、ループアンテナをオークションで安く手に入れることができた。ループアンテナは、エレメント(導線、導体部分)を環状(ループ)に巻き、コンデンサと組み合わせて共振回路を形成することにより、微弱なを受信することができる。

          

 手元に届いたループアンテナのサイズは、高さ約55cm×幅約35cm×奥行き約15cm、白木製の筐体とマッチングボックスのフロントパネル、黒く塗装された木製アームに3mmピッチで丁寧に巻かれた銅線のフォルムとコントラストがとても美しい。
クラシック・ラジオを趣味とする愛好家にとっては、知性とロマンを満たすオブジェとしてのインテリア性も兼ね備えたデザインだ。

          

 バリコンが内蔵されたマッチングボックスには、ハイインピーダンス(ターミナル)出力とワンターンのピックアップコイルによるローインピーダンス(BNC)出力の2系統を備え、ハイインピーダンス端子に外部ワイヤーアンテナを接続するとループアンテナ本体がアンテナカップラーとして作動しさらに高感度な受信が可能となっている。
 またLW-1(230Khz-270Khz) LW-2(270Khz-360Khz) MW-1(360Khz-810Khz) MW-2(710Khz-1700Khz) をパネル左上のスイッチで切替えて、同調ダイヤルはバンド別に周波数がある程度直読できる仕組みとなっている。

          

 ループアンテナの特性として指向性(方向性)があるため、アンテナを回転させて希望の局がもっとも入感する方向を見つける、あるいは混信する強力な電波を減衰させ、目的の電波を浮き上がらせる効果も期待できるとのことだが・・・中波の遠距離受信を楽しんでる方々のHPで紹介されているMIZUHO製ループアンテナ・キットUZ-8DX(¥16,800)はプリアンプが付属しており、都市ノイズの少ない環境では微弱な電波を捉えるには絶大な効果があるとのこと。

 一方、今回手に入れたループアンテナにはプリアンプは内蔵されておらず、外周約1.7mの大型ループコイルとバリコンの共振作用のみで長・中波の微弱な電波を捉えるパッシブ方式であるため、どの程度の効果が上がるか期待と不安が交錯する。

 今回の実験に使ったラジオは、ソニーICF-SW7600GR、AM/SSBに対応し、150kHz~30MHzまでをカバーする。現行のワールドバンドラジオの中では最も高性能な機種であり、世界中のBCL(Broadcasting Listening / Listener :放送受信愛好家)からの評価も極めて高い。
またこのICF-SW7600GRは、店員・ユーがスッチー時代にキャリングバックに詰め込み、フライト後、ホテルの部屋で海外からの英語放送や国内の深夜放送を聴いて時間を過ごしていた愛用のラジオを譲り受けたものである。
ローインピーダンス出力(BNCコネクタ&ケーブル)先端の芯線とシールド線にビニール被覆線の両端をつなぎ、ICF-SW7600GR本体に巻きつけます。

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