昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

忘年会シーズンがやってきた♪

2008-12-14 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
 12月と言えば忘年会・・・ここ近年は早々と11月末から「忘年会」という名の"飲み会"に誘われることもしばしば・・・・。 どーのこーのと理由をつけて、年中飲んでる感はありますが、楽しい「飲みニュケーション」は大事かと♪
 この4月、全社プロジェクトを終え、新しい部署へ異動となった歓迎会の席上、
「今年の重要な課方針の一つは、年に4回以上、必ず飲み会を行なうことです! 春・夏・秋・冬 3ヶ月に1回、心から美味しいお酒が飲めるよう、日々みんなで協力して頑張っていきましょう」
と挨拶し、バリバリ仕事はできるが斜に構えてクールを決めている、課内で一番若いY嬢に
「お前さんを課長代行補佐に任命するので、1年間この任務を滞りなく遂行するように!」
と異動して最初の特命業務指示を出しました(笑)
        
 そして今回は今年度、第3回目の飲み会。
場所は駅にほど近い高架下に移転、新装開店した鉄板焼のお店。定刻の18時前に到着すると、ほぼ全員座ってワイワイ談笑中。ちょうど15~20名が入る座敷の空いている席に座り、「ヤァヤァお疲れ様です・・・今日は冷えますよねぇ」と忘年会モードの会話で輪の中に入り込みます。 
        
 予算は食事¥3,000+飲み放題¥1,000=¥4,000 ですから、そんな期待はできませんが、まぁ楽しく飲めればいいんです。 
幹事のY嬢の仕切りで始まった今年の忘年会。簡単な挨拶を済ませたボクは乾杯の音頭に、いつも物静かな26才イケメン君を指名。 イケメン君はハニカミながら乾杯の発声を行なってくれました。普段おとなしい社員にこういった場で目立ってもらう配慮も、教育のひとつです。

    カンパ~イ!!! いや~~~ ビールが美味い♪

        
 まず運ばれてきた大皿にビックリ!!
60cmはあろうと思われるヒラメの姿造りの周りに、大きなホタテやイカの刺身がふんだんに盛られたお皿が二つ。 小皿に取り分けて貰い、ヒラメの刺身を口に運ぶと・・・・
「んめぇ~~!」   思わず唸り声が出てしまいます。
        
 汲出し豆腐、一切れ10cmはある蛸の酢の物の小鉢、さらに巻貝の浜辺焼、フグの空揚げなど、次々に料理が運ばれてきます。 
        
ここは鉄板焼の店ですから、てっきり肉系の料理が中心かと思いきや、今日はシーフード系のコースなんですね~♪

  「生ビール3つと焼酎湯割り2つ、あとウーロン茶1つ 注文入れてもっらっていいですか~?」 
壁にオーダー用のインターホンが設置してある席に座っていたので、幹事のY嬢から指令が飛んできた。

  「オッケ~! ○○さん、ジョッキ空けちゃいましょうよ! Yちゃん、生ビールは3つでいい?」
15才以上も年の離れた先輩にビールを奨めながら、10才以上年下の幹事の指示に従い、動くのも心地よい。年齢や立場を超えて、ワイワイ騒ぐ・・・・忘年会はこうでなくっちゃね!

 そうこうしているうちに、店員さんが卓の上に備え付けたガスコンロに火をつけ、真打登場♪ 
写真のようにモヤシ、キャベツ、ニラ、玉ネギなどたっぷり野菜の上に、塩・胡椒をふりかけ焼き上げた県内産牛肉、地鶏が乗っています。 左側の卵焼き、実はこのお店の人気メニュー、卵で覆った「イカの姿焼き」なのです。これらの鉄板焼を手前右のポン酢ベースの特製タレにつけて食べると、ヤミツキになること間違いなし! 
        
 
  「ご飯が食べたーい! お味噌汁とお漬物も追加注文しちゃっていいっすか?」

 加藤あい似で普段はクールに構えてる幹事のY嬢も、思わず絶叫&はじけモード!(笑) 
食べる、飲む、喋る、笑う、また食べる、飲む・・・・ いや~みんな思いっきり忘年会しちゃってます。あっと言う間に3時間以上過ぎてるんですけど・・・・ まぁ明日は土曜日だからいいけど、20~50代、総勢15名のこのパワーは何なんだ?

  Y嬢 「ここまできたら、締めはスイーツ食べた~い♪ 注文していいっすか?」

 『鉄板焼屋さんにそんな気のきいたものあるわけ無いじゃん』と思ったら、透明カップにバニラ、ストロベリー、チョコチップの3種類のアイスが出てきてビックリ! 自分の持っているアイスとは種類の違う隣の人のアイスをお互いにすくって食べてる姿は、微笑ましくもありましたが、気付くとボクのアイスカップにも誰かのスプーンが侵入しています・・・・ スプーンの持ち主を見ると、いつもはクールを決め込んでるY嬢が子供のような悪戯っぽい顔で 
  Y嬢 「エヘヘヘッ・・・ 全~部盗っちゃえ~!!」
  ワシ 「こら、ワシのアイスが無くなるじゃろうが!」

 儚い抵抗も虚しく、2口しか食べていない大半のアイスは、Y嬢のカップへ! そして彼女の口元へと運ばれる姿を眺めながら、 『ん・・・でも待てよ・・・ これってY嬢と間接キスか?』
などと、中学生レベルの下世話な思考が酩酊状態の脳裏をかすめニヤリとした瞬間、

  「Yちゃん、このアイス、ワ・タ・シにもちょうだ~い♪」

Y嬢へ譲った " 店長の食べかけアイス " は、そのまま50代後半のオバサン社員の胃袋へ・・・・
オバサン社員の余計な一言で、店長のハートは天国から奈落の底へと一直線!

ボクの心の中での盛り上がりは一瞬にして醒め、何ともトホホな気分に突き落とされたのは言うまでも無い、今年の忘年会であった。