昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

BE-PAL 9月号 ブーム再燃!?夏休みはBCLキャンプ

2007-08-19 | BCL DX 遠距離ラジオ受信
猛暑の続く日本列島、いかがお過ごしですか?
暑さを逃れて入ったコンビニで、何気にアウトドア・ライフの定番雑誌、BE-PAL9月号を手にして開いたページに飛び込んできたのは・・・


 ランプの灯りの中で取り憑かれたようにスカイセンサー5900のダイヤルを回すオジさんと、
恍惚とした表情でイヤホンに聴き入るもう一人のオジさんの写真に手が止まった。

          インターネット時代にあえて・・・
          レトロ・ホビーにハマる
          夏休みはBCLキャンプ!


写真のページには、ボクらの年代にとって見過ごせないキャッチコピーが躍る

 夏といえばアウトドア!  家でチマチマと真空管ラジオを弄ってる場合じゃないと、
疲れた体にムチ打って家族や彼女と海やキャンプへ出かけた時期も、お盆が過ぎて一段落・・・
ホッと一息ついてらっしゃる世の中年男性には、絶妙なタイミングの記事ですね~。


 BCL(ビーシーエル)とはのBroadcasting Listening の略で、放送受信を楽しむマニアのこと。
このBCLブームが、中高校生の間で巻き起こったのは1970年代から80年代にかけてです。
基本的に海外の「短波放送」を聞く趣味を指すが、国内全国各地のAM民放ラジオ局の受信を楽しみ、その放送局へ受信報告を送ると多彩なデザインのベリカード(Verification Cardの略称:受信確認証)が外国郵便で送られてくることもBCLの大きな魅力の一つでした。


 80年代後半を迎えると、いわゆる「マニア」を「オタク」と称して忌み嫌う社会的現象とともに、中高生のBCLブームは収束し、リスナー層も語学スキルを高めることや最新の国際情報を必要とする「大人の趣味」へと移行しましたが、今月のBE-PALの記事中に、このBCLが最近密かなブームとなっていると書かれています。
それを裏付けるようにオークションではかつてのBCLブームの際に人気だった受信機(BCLラジオ)が高値で落札されています。

 実際、ボクも ちょっとしたキッカケでBCLを再開し、夜毎、その日の気分によって真空管ラジオやスカイセンサー5800などのチューニング・ダイヤルをクルクル回して眠りについている。

 世はデジタル時代。PLCなんて問題もあって、都会はBCLに窮屈になってきた。
 だから、元少年よ、ラジオを抱いて野を目指せ!
 地球を巡る電波の不思議を子に語り、ときにアナログの電波の波に乗ろうじゃないか!!

 BE-PAL 9月号では、キャンプの夜の遊びを絡め、オジさん族に少年への回帰を奨めてくれる、嬉しい記事との出会いであった。