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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

スクリアビン:練習曲嬰ハ短調op.2-1(ストコフスキ編)

2013年07月11日 | スクリアビン
○ストコフスキ指揮ハリウッドボウル交響楽団(scc:CD-R)1945/8/26live

亜流ショパンとかそのへんの前期スクリャービンではあるが第二主題とでも呼ぶべき静かなフレーズにはあきらかにロシア国民楽派の手法が聞いて取れ、スクリャービン自身の嫌ったロシア臭が、ストコフスキーの下品な表現によって顕にされているのが面白い。編曲はセンスがあるがいささかスクリャービンらしくない感もある。ストコフスキーが好んで取り上げた編曲小品。ショスタコやラフマニノフにもある。私は網羅するほどマニアではない。
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autographページのパスについて

2013年07月09日 | Weblog
お問い合わせがぽちぽちありますので、再々お知らせ。
http://20urakurasygn.blog.fc2.com/
基本、コメントなどでやりとりさせていただいたかたにのみパスワードをお教えさせていただいておりますが、知りたい方は執拗にわたしのどこかの過去ログ漁ると出てきます。意地悪な書き方してしまいましたがたとえば以下記事の6/19の10:57:20のツイート引用を見てください。
http://okab.exblog.jp/20633130/
個別にコメントでお返しして一定期間でコメント非表示にしていますが、そこまでこのブログ注目されてんのかなとふと疑問に思ったので謎解きをば。ではでは
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ツェムリンスキー:抒情交響曲

2013年07月08日 | ドイツ・オーストリア
○ユリア・ヴァラディ(sp)フィッシャー=ディースカウ(b)ツァグロセク指揮オーストリア放送交響楽団(orfeo)1984/8/11live・CD

マーラーの大地の歌との関連性云々が言われるが作曲時期が離れており、直接的表現が避けられ、無調なども取り入れて客観的ですらある「多様式主義風な」交響曲である。マーラーとの近似性は交響曲概念の極度の拡張、原詩の東洋性(但し内容も音楽も全く違う)、一部表現の援用、一部楽器の表現法、そのくらいだけに感じられる。演奏時間もマーラーほどには長くは無く、歌はタゴールの愛に関する詩から男女が交互に歌い離別していくさまを「冷静に」表現している。といってもシェーンベルクの師匠なわけで古い世代、旋律のロマン性からは離れられず、ウィーン世紀末から世紀初頭の響きからは離れられず、そのあたりが逆に魅力として演奏機会を増やしたゆえんだろう。この演奏は評判をとったものだが二人の歌唱が圧倒的で、オケはウィーン的な音はともかく技術や押し出しの強さはやや緩く感じられる。全盛期とはいえないであろうディースカウだが若さに任せてがなりたてるようなものではなく、しなやかに曲に沿った表現をおこなっている。この時期にしては録音はあまりよくないか。○。1982年というデータも見られるが誤り。
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ルーニング/ウサチェフスキー:テープシコードのためのインカンテイション

2013年07月07日 | アメリカ
○ストコフスキ指揮CBS放送室内管弦楽団(SCC:CD-R)1953/10/25

放送ライブ。アメリカ現代音楽の紹介番組の中で演奏された一曲。テープや奇抜な電子楽器や、もう何というか古臭い前衛の曲で、マニア以外は、横浜トリエンナーレのどっかでかかってるようかどうかしてしまった音。という印象しかない。声まで入る。ストコフスキー多彩だなあ。
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ヴァージル・トムソン:弦楽のためのカンタービレ(ニコラス・デ・カタラインの肖像画)

2013年07月07日 | アメリカ
○ストコフスキ指揮CBS放送室内管弦楽団(SCC:CD-R)1953/10/25

放送ライブ。アメリカ現代音楽の紹介番組の中で演奏された一曲。保守的な作曲家だけあってこれも古典を下地にロマンティックな音楽を組み立てている。ストコフスキーはこのバーバーのアダージォのような曲をバーバーのアダージォのように演奏している。
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ニコライ・ベレゾフスキー:弦楽六重奏曲~アダージォ(弦楽合奏編)

2013年07月07日 | ロシア・ソヴィエト
○ストコフスキ指揮CBS放送室内管弦楽団(SCC:CD-R)1953/9/27

放送ライブ。アメリカ現代音楽の紹介番組の中で演奏された珍曲。ヴァイオリニストでありクーリッジ四重奏団の一員やオケのコンマスとしてのほうが有名だろうが、それら渡米後の話で、放送の年に53で若死した追悼演奏であるらしい。この放送シリーズは比較的穏健な擬古典派小品でまとめられているが、これは新ウィーン楽派的な晦渋な作品で特異である。○。
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ホヴァネス:管弦楽のための協奏曲「シヴァス」

2013年07月07日 | アメリカ
○ストコフスキ指揮CBS放送室内管弦楽団(SCC:CD-R)1953/9/27

放送ライブ。20世紀音楽(アメリカの)紹介番組の中の一曲であるらしい。5曲からなる組曲ふう管弦楽曲で、一楽章こそ胸のすくようなヴァイオリン協奏曲だが他はRVWに倣ったかのような古典風ロマン派合奏協奏曲。意気あがり力強いオケはこれを感情いっぱいに表現している。僅か8分弱、美しいが、短すぎる。録音難あり。
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ダグラス・ムーア:ポルカとケークウォーク

2013年07月07日 | アメリカ
○ストコフスキ指揮CBS放送室内管弦楽団(SCC:CD-R)1953/10/25

放送ライブ。20世紀音楽(アメリカの)紹介番組の中の最後の一曲であるらしい。ポルカはともかくケークウォークがまるきりそのまんまで気恥ずかしくなるくらいケークウォーク。1893年生まれですよね?世俗的な曲。オケもまた恥ずかしげもなく・・・○。
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カウエル:賛美歌とフーガ風の調べ第2番

2013年07月07日 | アメリカ
○ストコフスキ指揮CBS放送室内管弦楽団(SCC:CD-R)1953/10/25

放送ライブ。20世紀音楽(アメリカの)紹介番組の中の一曲であるらしい。2番が取り上げられるのは珍しいが、いずれ南北戦争時代の賛美歌などを基にした回顧的な作品であり、ヴォーン・ウィリアムズ的で、ロマン派音楽ないし擬古典派に聴こえるのは仕方ない。ストコフスキーはいきなりポルタメントを聴かせ、泣かせ節を展開する。コテコテだ。しかし分厚く緊密な響きは音楽的な楽しさを感じさせる。短いが題名通り2部に別れ、現代的な部分もあるのだろうが、きほん賛美歌とフーガ。それだけである。○。
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エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番~抜粋

2013年07月06日 | 北欧・東欧
○ストコフスキ指揮BBC交響楽団(SCC)1954/5/7・DVD

三箇所の抜粋演奏で、大体曲のわかるような抜粋の仕方をしているから楽しい。最初は大人しいが、最後の方は民族色を煽りオケの技能を存分に引き出した素晴らしい集中力ある演奏でストコフスキー自身も満足の笑みが出る。バイオリン上手いなー。一糸の乱れもない。レクチャーコンサートの形式をとった白黒テレビ番組「指揮者は語る」の録画。
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スクリアビン:二つの小品(op.11-9,10)

2013年07月05日 | スクリアビン
○ジョイス(P)(columbia)1941/11/11・LP

ショスタコの協奏曲の穴埋めに入れられた二曲で、ジョイスの確かな指を感じられる。
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ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番

2013年07月05日 | ショスタコーヴィチ
○ジョイス(P)ロックウッド(trp)レスリー・ヘイワード指揮ハレ管弦楽団(columbia)1941/10/24・LP

SP原盤だがこれがまた低音部がしっかり聴こえるなかなかの音でいい。冒頭より演奏も求心力が強く、一瞬ショスタコかこれ?と思うような響きの分厚さが持続する。ジョイスは余り最近はきかれないがすぐれた女流で、オケを強引に引っ張るのでもなく、強靭さもありながら調和した音楽をオケとそのメンバーソロらと共に作り上げている。ハレ管も上手い。ちょっとびっくりする。ペットも突出しないのでこれはショスタコの意図と比べてどうなのかと思う所もあるが、小規模アンサンブル的な細い音楽ではなくちょっと前時代的な大管弦楽作品として聴けるぶん面白い。○。hewardは作曲家でもあり、ハワードとも呼ばれる。
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プロコフィエフ:劇音楽「ピーターと狼」

2013年07月05日 | プロコフィエフ
○マテツカヤ(ナレーション)ゴロワノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団(venezia他) CD

音は極端に悪いSP起こしだが、プロコフィエフ指揮者としても知られていたゴロワノフらしく、颯爽と明るくリズミカルに処理していくさまは清々しい。開放的な響きが耳につくソビオケも最初は大丈夫かなと思ったが、聴くにつけリリカルな細かい表現にも長けた強力なオケだという印象。ソリストが活躍する曲ではソリスト級奏者を揃えたソビオケは水を得た魚か。はみ出した表現や過剰な起伏もなく、それはナレーションの入るあくまで劇伴だからだろうが、懐ぶかいところを見せる。ナレーションがロシア語(おばさん)なのでネックではある。録音無茶苦茶なので、これがゴロワノフ唯一のプロコフィエフであることに価値を見出だせなければ聴かなくてもいいかもしれない。
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ウズベキスタン共和国国歌(管弦楽)

2013年07月05日 | その他古典等
○ゴロワノフ指揮ボリショイ劇場管弦楽団(venezia)CD

ペネツィアのゴロワノフ集成ボックス唯一の発掘音源で、一度も出たことがないのでは。SP起こしと思われノイズは酷いが、ブワーブワーと吹き鳴らすゴロワノフ特有の豪放磊落さと粘着力は感じ取れる。
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ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第2番(ターティス編)

2013年07月05日 | イギリス
○ターティス(Va)リーヴス(P)(pearl他)1929/10/7・CD

うーん、これはどうなんだろう。ピアノはパラパラと硝子の粉を撒くように美しく、曲は最初からディーリアス節全開で(ディーリアスの室内楽は決してディーリアスの本領とは言えないが)、ターティスがオクターブ下げて弾く音楽は、どうにもディーリアスに聴こえない。ディーリアスは案外と高音が重要である。オクターブ以外にもいじっているかもしれないが(最後も唐突に聴こえたが)、増してターティス自身もヴィオラの音色を活かしきれず中途半端なヴァイオリン的奏法で通しているかのようだ。歴史的価値とピアニストに○。ミスもある?

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