湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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プロコフィエフ:劇音楽「ピーターと狼」

2013年07月05日 | プロコフィエフ
○マテツカヤ(ナレーション)ゴロワノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団(venezia他) CD

音は極端に悪いSP起こしだが、プロコフィエフ指揮者としても知られていたゴロワノフらしく、颯爽と明るくリズミカルに処理していくさまは清々しい。開放的な響きが耳につくソビオケも最初は大丈夫かなと思ったが、聴くにつけリリカルな細かい表現にも長けた強力なオケだという印象。ソリストが活躍する曲ではソリスト級奏者を揃えたソビオケは水を得た魚か。はみ出した表現や過剰な起伏もなく、それはナレーションの入るあくまで劇伴だからだろうが、懐ぶかいところを見せる。ナレーションがロシア語(おばさん)なのでネックではある。録音無茶苦茶なので、これがゴロワノフ唯一のプロコフィエフであることに価値を見出だせなければ聴かなくてもいいかもしれない。
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