○カイルベルト指揮バンベルク交響楽団(hosanna:CD-R他)1958live
これが存外よくて、別にドビュッシーとしていいわけではなく、いかにもカイルベルトの構築的な姿がいいのだ。勘違い演奏と言って過言ではないのだけれども、ここにいろんなドイツ的な古い音楽の香りを嗅ぐことができたならきっと、ドビュッシーはその影響を受けているに違いない、そう感じさせるほどに板についている。旋律線がしっかり描かれ、中音域以下の響きがしっかり保たせられている、ドビュッシーでもこの曲ならそれは十分許容できる。何よりこれはけしてぶよぶよしていない。骨太であるが肉太ではない。レミントン盤のドビュッシー録音によくあったような、あの感じ・・・ライヴでもきちんとしている、N響と縁深かったのもさもありなんという部分もあり、いや、中欧のドビュッシーというのはこうでなくては。◎にしたい○。
これが存外よくて、別にドビュッシーとしていいわけではなく、いかにもカイルベルトの構築的な姿がいいのだ。勘違い演奏と言って過言ではないのだけれども、ここにいろんなドイツ的な古い音楽の香りを嗅ぐことができたならきっと、ドビュッシーはその影響を受けているに違いない、そう感じさせるほどに板についている。旋律線がしっかり描かれ、中音域以下の響きがしっかり保たせられている、ドビュッシーでもこの曲ならそれは十分許容できる。何よりこれはけしてぶよぶよしていない。骨太であるが肉太ではない。レミントン盤のドビュッシー録音によくあったような、あの感じ・・・ライヴでもきちんとしている、N響と縁深かったのもさもありなんという部分もあり、いや、中欧のドビュッシーというのはこうでなくては。◎にしたい○。