湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲

2009年08月13日 | ラヴェル
○マルケヴィッチ指揮RIAS交響楽団、合唱団(audite)1952・CD

ミュンシュ張りに愉悦的なリズム、合唱までつくのに曖昧さのない、厳しく律せられた音とアンサンブルでこの曲を両面から、即ち即物的な快楽主義と「ラヴェル的な」メカニズム指向の両方を備えた演奏に仕立てている。実に聴いていてストレスの無い演奏だが恐らく一般受けする芸風ではないのだろう、オケも一般受けするオケではない。戦後のRIAS好きなら垂唾の放送用スタジオ録音、渋い音、完ぺき主義の表れた、でも非常にいい演奏。合唱が出てくるとやっぱりぞくっとするなこの「朝」は。録音がこれでクリアならいいのだが、このレベルでは一般的に勧められる音とは言いがたいか。初出ではないと思うのだが・・・

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