湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲

2008年02月18日 | グラズノフ
○シュタドレル(Vn)ポンキン指揮レニングラード・フィル(MELODIYA)CD

グラズノフ協奏曲集より、この盤所収の演奏はどれも精度が高くロマンが重すぎず聴きやすい。このソリストもじつに余裕でそつなく、変な半音階的重音書法で意味不明な難度のあるカデンツァ近辺も綺麗にあざやかに当てていっており危なげなく作曲家意図を浮き彫りにしている。曇り無い演奏ぶりはオケにも当てはまり、しかし客観的に整えたかんじのない適度なロマンチシズムの醸された状態であるのがよい。○。

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