湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲

2016年12月01日 | ストラヴィンスキー
○クレンペラー指揮ACO(archiphon:CD-R)1957/1/20live

一楽章こそ遅くて重苦しいが、二楽章の繊細さに透明感、三楽章のリズミカルさに破壊的な推進力は圧倒的。いずれも音表現が明確で、緩やかになったり細くなったり途切れたりは決してせず、デジタルな数学的合理性を重視するストラヴィンスキーの美学にあったものになっている。クレンペラー壮年期の煌きが未だ感じられる爽演。しかもオケがいい。後年のイギリスでの柔らかい響きのものに比べ未だ鉄壁の機能性を誇るACOの、叙情的なソロからトリッキーな合奏での一糸乱れぬ表現の幅に感服する。惜しむらくはやはり録音状態で、かすれ気味なのは痛い。○。

↓フィルハーモニア管弦楽団とのスタジオ録音
ストラヴィンスキー:三楽章の交響曲
クレンペラー(オットー)
EMIミュージック・ジャパン

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↓(LPOと記載しているデータもあるが同一音源)
Klemperer: Merry Waltz; Weill: Kleine Dreigroschenmusik; Hindemith: Nobilissima visione

EMI

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