湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ベルク:ヴォツェック組曲

2005年02月23日 | ドイツ・オーストリア
○K.クライバー指揮ケルン放送交響楽団、ファイン(SP)(GOLDEN MELODRAM,CONNOISSEUR)1972LIVE・CD

美しい。この時代にしては決していい録音状態ではないがクライバーの調性的な指向の強い解釈は併録のリヒャルトと同じような感触を与える。だから聴き易い。とても12音列技法によるとは思えないロマンティックさである。豊穣でともすると腐臭漂うベルクの世界が清潔にしかしとてもわかりやすく展開される。これならマーラーを聴きこなせるなら十分聴けるだろう。最後がブチ切れるのが難点だが正規盤でないから仕方ないか。これはボーナストラックとして「エレクトラ」の盤に収録。ジャケに記載がないという不思議な盤である。他にも音質向上したものが出ている。○。
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