○モントゥ指揮ボストン交響楽団(WHRA)1957/4/13live・CD
迫力の重量級演奏でかつ俊敏、モントゥの統率力、それに従うボストンオケ各パートならびにアンサンブルとしての技量の高さが伺える良録音。見通しのよいリズム構造に響きへの配慮が行き届いたさまはあくまで不協和的でありながらも合理的な音楽性を浮き彫りにし、ただ精一杯に元スコア通り振った日々より長年をへて、モントゥがこの曲に対して得た個人的見識が膨大なスコアへの書き込みになったんだろうなあ、とボックス表紙のスコア検証中写真を見て思った。作曲家本人の意思とは恐らく違う娯楽性やドイツ的な構築性が持ち込まれているとしても。◎にしてもいいくらいだが録音が若干悪いので○。どうも既出の気がする。。このてのものの録音月日はあてにならないので、レア演目の場合は特に注意。ハルサイはメジャーなのでわかんないゆえ別としておく。
迫力の重量級演奏でかつ俊敏、モントゥの統率力、それに従うボストンオケ各パートならびにアンサンブルとしての技量の高さが伺える良録音。見通しのよいリズム構造に響きへの配慮が行き届いたさまはあくまで不協和的でありながらも合理的な音楽性を浮き彫りにし、ただ精一杯に元スコア通り振った日々より長年をへて、モントゥがこの曲に対して得た個人的見識が膨大なスコアへの書き込みになったんだろうなあ、とボックス表紙のスコア検証中写真を見て思った。作曲家本人の意思とは恐らく違う娯楽性やドイツ的な構築性が持ち込まれているとしても。◎にしてもいいくらいだが録音が若干悪いので○。どうも既出の気がする。。このてのものの録音月日はあてにならないので、レア演目の場合は特に注意。ハルサイはメジャーなのでわかんないゆえ別としておく。
コンセルトヘボウとのブラームスのセットを持っていますが、悲劇的序曲は実につまらない。つまらない曲をさらに詰まらなく演奏している。1番も第一楽章はあきまへん。終楽章は快調ですが、流れが途切れてしまうところがあり、ミルスタインとの協奏曲も、同じ年代の指揮者がサバタになったものと較べるとあきらかに低調。
この人、アメリカを中心として近現代のマイナー曲を振ったのでよく聴きます。職人という感じですがたまに凄いライヴがあります(ヒンデミットなど)。この人のチャイコフスキーは正直つまらなくて苦手ですがあれを好きな人もいたので、あくまで指揮技術という面で評価できるだけなのかもしれません。
フランスで冷遇されたとか、特定の大きなポストに長期間ついたことがないとか、春の祭典初演という経歴で大いに得をした人ではないかと思っています。