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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マキューアン:弦楽四重奏曲第13番

2012年12月17日 | イギリス
○チリンギリアン四重奏団(CHANDOS)CD

個性が時代性を呑み込んで昇華された佳作。古典的な4楽章構成をとり内容的にも国民楽派が同時代的に進化しただけのようなところはあるが、まずは聴いて単純に楽しい。発見もある。ドビュッシー後の弦楽四重奏曲の世界の変貌というのを如実にあらわした作曲家が多かったイギリスではあるが、ここまで旋律的で面白い曲に結実させられている人というのはそうそういない。RVWですらどんどん希薄な作品になっていったのだから。といってもRVWの習作弦楽四重奏曲と似たようなところはあり、そういうところがメジャーになれない折衷性なのだろう。楽団はこの難曲を激しくやりきっている。

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