湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆リムスキー・コルサコフ:シェヘラザード

2017年03月19日 | リムスキー・コルサコフ
○チェリビダッケ指揮シュツットガルト放送交響楽団(euroarts)DVD

恐らく70年代後半の映像か。見た目の「窮屈さ」と音にみなぎる覇気の間に少し違和感をおぼえるがテンシュテット同様そういうものだろう。まさかカラヤン方式(別録り)ではあるまい。スピードも縦の強さもチェリ壮年期のかっこよさを体言しており、スタジオ収録映像にもかかわらず掛け声をかけたり気合が入りまくりである。シュツットガルトもかなり精度が高い。まあ、チェリのシェヘラザードはたくさんあり、その芸風の範疇におさまる記録ではあるので、見た目にこだわらなければこれを入手する必要はないとは思うが、生気ある白髪チェリを拝みたいかたはどうぞ。モノラル。

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4 Comments

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メトロノーム不要の曲 (けん)
2007-05-29 22:47:46
と言うか、機械的なリズムではこれはやれないよ。
感情の赴くままかな。
俺はこの曲を聴くとどうしても「沈黙の艦隊」を連想する。
かつて「猫」にも同様の事を投稿したが、オリジナルビデオ化となった時のBGMよりもシェヘラザードそのままの方がぴったりと今でも思う。
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ドイツのシェヘラザード (管理人)
2007-05-29 22:54:26
チェリにせよシェルヒェンにせよ、わりと即興的な感情では揺れない律せられた演奏が好きなんですが、多分に一時期どっぷりロシア式演奏にはまっていた反動でもあります。イタリア人のシェヘラザードも激しい印象がありますね~。クアドリとか。
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でも結構 (田豊)
2007-05-30 00:10:07
このDVD未視ですが、リハーサルが面白いのですね。
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リハは (管理人)
2007-05-30 00:43:27
まだ観てません。。チェリの練習映像は結構あるみたいですね。室内楽を異常に締めあげている映像は見たことがあります。
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