湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆チャイコフスキー:交響曲第6 番「悲愴」

2016年08月29日 | チャイコフスキー
○マルティノン指揮NHK交響楽団(NHK SO,KING)1963/5/3LIVE

言っておくが名演である。一部録音に難があるため○にしたまでだ。とにかくN響に拍手!マルティノンのロシア張りのダイナミックな解釈によくぞここまで合わせてきた。音響のドイツ的重厚さが揺れまくる解釈に安定感を与え非常に聞きやすくなっている。特に1楽章は指揮者とオケが一体となって素晴らしい感情表現を行っており感涙もの。同じく止揚する音楽の憧れに満ちた響きがこのオケとは思えないほど感動的に繰り広げられている4楽章も聞きものだ。速めのテンポで激情の奔流を表現し、しかしそのままあほみたいにいくわけではなくきちんとドラマをつけていく。ブラヴォがないのが不思議。名演。とにかくN響の弦すばらしい。ウィーン・フィルくそくらえ。

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