湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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リヴィエ:弦楽四重奏曲第2番

2018年12月23日 | フランス
パスカル四重奏団(columbia/forgottenrecords)1951/7-8・LP

frで板起こしされた発掘音源。状態は褒められたものではないがリヴィエの古い録音はなかなかないので貴重。基本的にはミヨーの影響下にあって、一楽章の美しさはそれを凌駕してさえいるが、この人は必ず現代的な音響で落としてくる。二楽章はまだミヨーの晦渋な緩徐楽章を型式的に組み直した感じがするが、三楽章はもう精神的にやられている感じ。パスカルは美しいが、やはりリヴィエの方法にはあまり共感している感じがしない。超高音の扱いなど依然ミヨーなんだけれど、一楽章だけ聴く曲。
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