スヴェトラーノフ指揮フランス放送フィル?(warner)1999/3/20パリ、サラ・プレイエルLIVE・CD
以前CLASSICALRECORDSから出ていたロシア国立SO名義のものと同じ。こちらのほうが生々しくリアルで補正もないが、なおさら白スヴェトラ全開な感じがあからさまで、余りに引いて落ち着きすぎ、音も透明すぎる。このへんはCR盤のほうに書いた印象とまったく同じ。ただ清澄な空気感と透徹したまなざしは晩年の指揮者の悟り切った心境をうかがわせ、ペトルーシュカのグロテスクな雰囲気をなくして聞きやすくしている。きわめて繊細な響きは弱音の鬼と化した客演指揮者時代を象徴するものだ。だぶって持つ必要はまったくないが、迷っているならCRよりこちらのほうがいい。春祭は既出メロディア録音の流用。つまりどちらも既に出ているものだったわけで(そのためか一部店舗は入荷を見合わせたようだ)、前情報にまどわされることのあほらしさを感じさせる(笑)実在するならブームのときにとっくに出てるって、秘蔵録音。この時期ならフランスもロシアもソリストほかいずれ個性がなくなっているのでオケにかんする確定的なことは言えないが、奏法はともかく楽器の音と表現からフランスオケというこちらの表記が正しいだろう。
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以前CLASSICALRECORDSから出ていたロシア国立SO名義のものと同じ。こちらのほうが生々しくリアルで補正もないが、なおさら白スヴェトラ全開な感じがあからさまで、余りに引いて落ち着きすぎ、音も透明すぎる。このへんはCR盤のほうに書いた印象とまったく同じ。ただ清澄な空気感と透徹したまなざしは晩年の指揮者の悟り切った心境をうかがわせ、ペトルーシュカのグロテスクな雰囲気をなくして聞きやすくしている。きわめて繊細な響きは弱音の鬼と化した客演指揮者時代を象徴するものだ。だぶって持つ必要はまったくないが、迷っているならCRよりこちらのほうがいい。春祭は既出メロディア録音の流用。つまりどちらも既に出ているものだったわけで(そのためか一部店舗は入荷を見合わせたようだ)、前情報にまどわされることのあほらしさを感じさせる(笑)実在するならブームのときにとっくに出てるって、秘蔵録音。この時期ならフランスもロシアもソリストほかいずれ個性がなくなっているのでオケにかんする確定的なことは言えないが、奏法はともかく楽器の音と表現からフランスオケというこちらの表記が正しいだろう。
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