ヨハンセン(p)ツィピーヌ指揮フィルハーモニア管弦楽団(CAPITOL,HMV/foprgottenrecords)1956/6/14
こういう無邪気な派手曲でモノラルは痛いのだが、最初のあたり手探り感というかピアノがたどたどしくテンポを後ろに引っ張ってるのが気になった(ツィピーヌはむしろ前に向かう指揮者だ)。そのあと音楽が動き出し響きが不協和音で演出されてくるとそれにむしろ迎合したかのようにピアノものってくる。ミヨーにはありがちな大衆的主題に先進的工夫を施した作品で、記憶に残らないものの、ラヴェルは原曲に立ち会ったときミヨーの多作ぶりにくらべ自分の寡作ぶりに落ち込んだという話もあり、技術的には面白いのだろう。
こういう無邪気な派手曲でモノラルは痛いのだが、最初のあたり手探り感というかピアノがたどたどしくテンポを後ろに引っ張ってるのが気になった(ツィピーヌはむしろ前に向かう指揮者だ)。そのあと音楽が動き出し響きが不協和音で演出されてくるとそれにむしろ迎合したかのようにピアノものってくる。ミヨーにはありがちな大衆的主題に先進的工夫を施した作品で、記憶に残らないものの、ラヴェルは原曲に立ち会ったときミヨーの多作ぶりにくらべ自分の寡作ぶりに落ち込んだという話もあり、技術的には面白いのだろう。