グラズノフ四重奏団(CCCP)SP
グラズノフの代表作の中でも著名な作品で、冒頭からの跳ねるようなワルツ主題はチャイコフスキーの次を見せるような美しくも儚い名旋律だ。幾つかの旋律をわたり再びこれに戻っていくが、やはりこの主題をどう聴かせるか、とくに単品で出てこられると(おそらく全曲あると思うが)期待してしまう。グラズノフ四重奏団はその名に恥じず、懐かしい音とフレージングでこれこそ聴きたかったものだ、というものを与えてくれる。といってもほとんどファースト次第でもあるが四本とも表現が揃っている。裏面の暗い主題あたりは原曲がつまらないからまあこうなるなというかんじだが、盛り上がって勢いを取り戻す腕は円熟している。なかなか。
グラズノフの代表作の中でも著名な作品で、冒頭からの跳ねるようなワルツ主題はチャイコフスキーの次を見せるような美しくも儚い名旋律だ。幾つかの旋律をわたり再びこれに戻っていくが、やはりこの主題をどう聴かせるか、とくに単品で出てこられると(おそらく全曲あると思うが)期待してしまう。グラズノフ四重奏団はその名に恥じず、懐かしい音とフレージングでこれこそ聴きたかったものだ、というものを与えてくれる。といってもほとんどファースト次第でもあるが四本とも表現が揃っている。裏面の暗い主題あたりは原曲がつまらないからまあこうなるなというかんじだが、盛り上がって勢いを取り戻す腕は円熟している。なかなか。
この作曲家は形式にとらわれないノヴェレッテのような作品で真価を測るべき人だと思います。純音楽を志向して長々しい曲を作るようになったのが好き嫌いを分けるところで、、、この作品は録音初期から既に抜粋で残されることが多く、私もあまり全曲聴いてないですけれど、ワルツなどはほんと、ロシアの臭みがなくて良いですね。
グラズノフの「5つのノヴェレッテ」は、グラズノフの7つある弦楽四重奏曲のどれよりも、
優れて聴きやすい傑作じゃないかと思います。
全部で30分もかかる大作ですしね。
ソナタ形式の曲が一つでもあれば弦楽四重奏曲として通用したかも?
隠れた名曲ですね。