湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第1番

2006年06月05日 | マーラー
○マゼール指揮NDR交響楽団(KARNA:CD-R)1986/12/8LIVE

結構客観的でうすーい演奏をするような印象のあるさいきんのマゼールだが、これはずいぶんと「マゼールにしては」速いテンポでドライヴしている。かっこいい!正直面白かった。それはある意味「中庸」だし、ブーレーズ的な面白さに近い部分もあるのだが、オケの音とマゼール解釈の相性がいいというか、硬質で響きの透明なドイツオケ、という部分で得をしている。特徴的な解釈も没入型の面白さもないが、「まるでスタジオ録音のような」良録音と演奏精度、正直、偽演(というか何か正式に録音されたもののコピー?)を疑うような拍手の完全カット(たぶんブラヴォ出たはずである、あの偉大なフィナーレでは)もあるものの、あくまでカルナが良質な業者であるということを信じて○として評価しておく。
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