湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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アイアランド:おだまき

2019年03月06日 | イギリス
レネハン(P)(naxos)CD

1949年と戦後作品だが大変美しい上に、昔の魔術的な作風を彷彿とさせる妖しい動きやディーリアスの三つの前奏曲、ドビュッシー、サティといった大昔のフランスに流れた夢のような作品を彷彿とさせる、また淡い世界より生命力あふれる眩さを放ったり、アイアランドの典型的なロマン作品のていをとりながら、比較的複雑な小品となっている。レネハンは急くようなテンポをとり残響もさほど残さないけれどこのアルバム最後のトラックでは即物的なふうはおさまり、タッチはニュアンスに欠け強めだが、この曲そのものの魅力だけを伝え充分に魅力的である。
 
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