湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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アイヴズのオートグラフは物凄いレア

2006年03月04日 | Weblog
日本で手に入らなくなってしまったCDを探して物凄く久しぶりにebayを見たが、音楽関係についていえば業者以外の出品は皆無になり(信用上当たり前の傾向だが、ebay自体セキュリティを強化し仕様を変えまくって使いづらくなったせいもあると思う。ヤフオクと同じくこの分野自体の衰退を示してるともいえるけど)、したがって品の種類が極度に減り、レアを求める人、とくにオートグラフマニアには至極使えないサービスになってきている。

アメリカはなんだかんだいってよその古い国同様、自国モノにかんしては物凄いふっかけてくる。つか異常に高い。作曲家ガーシュインの異常な高値安定、それとともに思ったのが、実験主義音楽家のオートグラフの少なさだ。認められることが少なくて、求められることがなかったから、流通ルートにのってるオートグラフ自体少ないのは至極当たりまえのことで、日本のレアEP同様、不釣合いな高額がつくか、そもそも出てこない。それが生前殆ど認められず演奏すらされなかった作曲家ならなおさらだ。昔からアイヴズのオートグラフをウォッチしているのだが、普通のshop含め出てきた例を一、二例しか知らない。最後は昨夏のebayでカナダのだったようだ。それが何と30万円て・・・ほうぼうで話題になっていたみたいでググルに痕跡が多かった。物凄いレア、そらそうだけど、この人本業のほう(今は吸収されたが老舗保険会社の共同設立者で実業面で辣腕をふるっていた・・・作曲同様比較的早々に手を引きはしたが)でビジネス文書とか絶対あるはずで、これは音楽家として認められた晩年の「サイン」に限られているからなんだろな、と。

というわけでたぶん死ぬまでに一度はゆかりの場所行って探してきます。エール大学にも資料見にいきたいな。
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