○ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(vibrato:CD-R)1979/5live
録音状態だけを言えば○はつかない。いわゆる膝録でバランスが極端に悪く(無理にステレオで録音しないほうが音響がまとまったろう)それがデジタル化にさいしキンキンした音にされてしまって、非常に聞きづらい。演奏自体は他録にくらべ熱気がすくないように思う。終楽章など落ち着いている。落ち着き過ぎている。バランスの悪い録音のせいで緻密にポリフォニックに組み込まれたソロ楽器の走句が、通常は聴こえないような断片的なものが聴こえてくるのは面白いが、「こんな聴こえない部分に半音階的なわけのわからない難しい技巧をつぎこんでるのか」とグラズノフのマニアックぶりに首を傾げてしまうところもある。いずれ、これもマニア向け。コレクター向けの観賞に値しない盤である。
録音状態だけを言えば○はつかない。いわゆる膝録でバランスが極端に悪く(無理にステレオで録音しないほうが音響がまとまったろう)それがデジタル化にさいしキンキンした音にされてしまって、非常に聞きづらい。演奏自体は他録にくらべ熱気がすくないように思う。終楽章など落ち着いている。落ち着き過ぎている。バランスの悪い録音のせいで緻密にポリフォニックに組み込まれたソロ楽器の走句が、通常は聴こえないような断片的なものが聴こえてくるのは面白いが、「こんな聴こえない部分に半音階的なわけのわからない難しい技巧をつぎこんでるのか」とグラズノフのマニアックぶりに首を傾げてしまうところもある。いずれ、これもマニア向け。コレクター向けの観賞に値しない盤である。