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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911原典版)

2013年01月11日 | ストラヴィンスキー
○モントゥ指揮BPO(TESTAMENT)1960/10/6、7放送live・CD

危惧していたが・・・。作曲家が若いころ愚鈍としたこの指揮者、まさにそのままの冒頭からひとくさり。オケのせいもあるだろう。だが初曲よりしばらくたつと慣れてきたのかドイツオケの迫力がモントゥのバレエ指揮者としての強靭な持ち味とあいまって、ズレがちだった縦も何とかなり、ロシア舞踊では依然ノリや精度に問題はあるものの愚直なまでにリズムを揃えようという意識が感じられ、なんとか許容範囲内に収まる。いやこのリズム感は無いなあと思うのだが(ポリリズムという点を鑑みても)レストアの良さもあって響きは面白い。フルートあたりは上手いし、ブラスはイマイチだが味はある。でも全般として褒められた出来だろうか?出来のいい場面と悪い場面の差がありすぎだ。細かい事故を論ったらきりがない。対して弦は強靭だ。しかしまあ、よく考えたらモントゥのペトルーシュカには多かれ少なかれそういう側面はあったなあと。弱音部のリリシズムはいい。人形が死んで、パラパラと拍手が入ってきて、この曲自体へのベルリンの理解がそもそも無かったのかなあと想像した。BPにこんな色彩感を出させたのは評価できよう。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」1945年版組曲

2012年12月27日 | ストラヴィンスキー
○作曲家指揮コロンビア交響楽団(sony、CBS)1967/1/18・CD

ストラヴィンスキーでは最もとっつきやすいがリムスキーやスクリアビンといった先人の示したロマン性が美しい旋律や半音階的進行に残り代表作と言うには躊躇されるところもある。じっさい音だけでは冗長にも感じるから組曲くらいが丁度かもしれない。既に難度の高い複雑な進行や構造がみられるものの高度な技術を誇る当時の同オケとしてはギリギリでも超人的に上手くやってのけている。オリエンタルでロマンティックなメロディーはもう少し国民楽派ふうに情緒を篭めてやって欲しい気もするがこの指揮者にそれは無理な注文だろう。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」1911年版による組曲

2012年12月27日 | ストラヴィンスキー
○作曲家指揮コロンビア交響楽団(sony、CBS)1960/2・CD

ストラヴィンスキーはこの年に全曲と組曲の二回録音しており、版が違うとはいえそれは曲の選び方の違い程度のもので、これも1911年版によるということになっているが、組曲に編む行為を改版とみなすならば1960年版とでもされていておかしくはない。正直大局的な違いは無い。あるはずの曲が無いなどの違和感のみである。組曲といっても音のいい迫力ある録音で聞き応えは充分だ。明るく透明なオケがピアノなどのきらびやかな音を爽やかに引き立てる。作曲家指揮者としては余りいい評判が聞かれない人のように思うが、結果この迫力で「踊れる正確さ」を提示してこられると何故なのか、指揮の上手さとはそも何なのかわからなくなる。○。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「プルチネルラ」組曲

2012年12月27日 | ストラヴィンスキー
◎作曲家指揮コロンビア交響楽団(sony、CBS)1965・CD

この頃のコロムビア響はほんとに達者。各パートのバランスがとれ音もロスフィルが母体とは思えないほどニュートラルで、明るく透明なある意味アメリカ的な一つの極みを示している。パート剥き出しの部分では音色にきつさが垣間見えるところも皆無ではないが、しかしこれだけ弾き熟していれば十分だろう。アンサンブルは機械的といえば機械的だがアクセントの付け方にストラヴィンスキー特有の「乱暴さ」が感じられ、客観的で冷めた演奏にはならない。前のめりのテンポで同曲にしてはかなり熱した演奏ではないか。それを擬古典の範疇を越えずにやってのけるのが作曲家(編曲者?)ならでは?◎。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」からの3つの楽章

2012年12月03日 | ストラヴィンスキー
○レオ・シロタ(P)(columbia他)1929・CD

時代がかった表現、まるでリストやらなんやらやるような大仰なスタイルでヴィルトーゾ的なところを見せ付けるロシア舞曲からして「うわ・・・」。もう、ストラヴィンスキーではない。後ろに後ろにつけてもったいぶるテンポ、発音のわざとらしさ。しかし巧いなと思うのは同時に2つの旋律をかなでる対位的な進行の部分で対旋律のほうを強く際立たせ、それとわかるように表現している。とても立体感があり、腕はたしかなのだ。第2曲、第3曲になってくるとまっとうなインテンポを取るところも多くなり、すんなりと聴ける。第1曲の評価で迷ったのだが、○はつけておく。
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ストラヴィンスキー:花火

2012年11月14日 | ストラヴィンスキー
○デュフォー指揮シカゴ交響楽団(RCAvictor)1945/12/12・SP

意外と言ったら失礼だがワグナー的な迫力を誇る佳演。リズミカルな処理が上手く、響きもしっかりしている。細部にこだわる芸風ではないが珍しい組み合わせであるこの一流オケの威力も感じさせる。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」~第二部

2012年10月25日 | ストラヴィンスキー
○マルケヴィッチ指揮シュヴァイツアー音楽祭管弦楽団(RELIEF)1951/8/18ルツェルンlive・CD

まあ上手いです。オケも鳴る鳴る。バランスのとれた音響で、ブラスは弾けパーカスは派手に鳴らしてなお乱れは無い。マルケらしい締め付けぶりだが窮屈さは無い。バレエ音楽として「踊れる」リズムを刻み、けして片手で数を数えながらアンサンブルするたぐいの軋みは生じていない。厳密に見ればどうか、ブーレーズなどと較べてどうなのかはわからないが、正確かつ音楽的である、ということは確かだ。客席反応は意外と普通だった。
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ストラヴィンスキー:花火

2012年10月02日 | ストラヴィンスキー
サバータ指揮聖チェチリア音楽院管弦楽団(SCO)1945/6/15live・CD

擬似ステにもかかわらず音がよれて悪すぎる。色彩感とスピード、とくに前衛的なハーモニーがうつろう中間部は上手いが、いかんせん判断のしようのないレベルの録音。無印。
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ストラヴィンスキー:ペトルーシュカより3つの楽章

2012年05月30日 | ストラヴィンスキー
◎ワイエンベルク(P)(EMI)CD

技術的には言うことが無い。音楽の勢いに指がまったく負けておらず、録音も明瞭で、しいていえばケレン味が無いことが挙げられようが、そういうものが必要かどうかは別問題で、少なくとも透明感あふれる音色は曲にマッチしている。粒だった音はいかにもワイエンベルク、残響過多気味ではあるが私は好き。◎。
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ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲ニ調

2012年01月18日 | ストラヴィンスキー
○バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(DOCUMENTS,artone他)1948/3/10・CD

artoneのバルビローリBOXはどうやらSP廉価復刻レーベルドキュメントの後継らしいのだが、収録曲を誤って記載している通販サイトもあるので注意(ローマの祭が松になっていたり)。最近品薄だったが2012年初旬廉価でタワーに入荷している模様(定価で倍で買った私・・・)。これはハレを使っていることもあり、壮年期バルビの力強い表現が行き届いて尚かなりロマンティックな性向もあらわれており、チェリストであったバルビの面目躍如たる弦楽合奏のキレキレ具合もあいまってかなり楽しめる。ドキュメント音源特有のノイズリダクションと残響が気になる向きは気になると思うが私は聴きやすいと思った。ストラヴィンスキー新古典時代の作品を潤い深く聴きたい向きにはどうぞ。○。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)

2011年12月06日 | ストラヴィンスキー
○エサ・ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団(放送)2011/8/17プロムスlive

目の醒めるような煌びやかさとコンサート形式での「作法」のようなものがしっかり踏まれている、というところに惹かれた。純粋に音楽としてストラヴィンスキーの特異性とは何だったのか、透過的に見通すことができるとともに、これはオケの力もあるかと思うが、けして冷徹で客観的にもならず適度に柔らかく演奏しているところにも惹かれた。技術に殆ど瑕疵なし。現代でこういう演奏が聞けることに感銘。○。
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ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲

2011年09月28日 | ストラヴィンスキー
○アンセルメ指揮シカゴ交響楽団(放送)1968/1/25live

DAで出ていたと思う。貧弱な録音だがさすがシカゴ、鋭い音で呼応しあう木管アンサンブルを楽しめる。このくらい金属質なほうがいい。アンセルメらしい美観。頭でっかちの新古典で、音楽としては過去作品と変わらぬマンネリを感じさせるものだが、この組み合わせならではのシンフォニーの一つの極地であろう。○。
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ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲

2011年09月28日 | ストラヴィンスキー
○アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(DECCA?)1961/3?

五月の正規録音とほとんど変わらず、音もいいことから恐らくデータ間違いの音源(webで出回っている)。リズムにやや生気がないが、ストラヴィンスキーのもはや骨ばかりとなった作風に忠実に沿った素朴な演奏に聞こえた。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」

2011年09月16日 | ストラヴィンスキー
○コーツ指揮ロンドン交響楽団(HMV/PASC)1927/10/19、24、1928/1/5、2/15・SP

pristine他からweb配信されておりそれぞれのレストアでノイズが除去されているが、電気録音時代のロシア音楽と銘打ったこの仮想アルバムの音源はさすがにどれも聞きづらい。録音のせいだけではなく、オケはメロメロ、指揮は一方的に音楽を押し付け、縦がずれても音揃わなくても構わない、ポルタメントは不規則に入る、、、出来不出来もすごい。この曲は指揮者が得意とした同時代音楽、かつ作曲家と同門(リムスキー・コルサコフ門下生)ということもあってロシア特有の色彩性を引き出すわざには長けているようで、このボロボロな音源でも噎せ返るような管弦楽の華やかさが伝わってくる。但し、前記のとおりメロメロな演奏であり、フルートを除けば全員解雇したい。グズグズである。ぜひ細部の聴き取れないスピーカーで遠くで聞いてほしい。第一印象は押しの強いわくわくするような演奏、というものだったので○はつけておく。何度も聴くとアラは見えてくるものだ。
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)~第1場、第4場謝肉祭の市場

2011年08月22日 | ストラヴィンスキー
○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(RCA)1940/12/21LIVE・CD

録音は貧弱だがトスカニーニがまだまだ壮年の勢いを保っていた時期でもありリズミカルな演奏ぶりがよく伝わってくる。冒頭から抜粋で9曲、断ち切れるように終わるのでもっと聴きたい!と思う。トスカニーニとしては引き締めが足りないと思う向きもあるか。○。RCA盤には日付表記が無いものもあるが同じと思われる。そちらは録音がいいとのこと。

バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)~第1場謝肉祭の市場、第4場謝肉祭の市場<夕方>
という長い表題がインポートできなかったので手打ちしておく。
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