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quackpie Archives

かくぱいあ~かいぶ

ツアーガイドは貧困をさまよう

2006年08月12日 | Archive
 この二日間、初めて彼女が徳島に遊びに来たので
現地ツアーガイドとしてあちこち忙しく連れ回ってた。

徳島でやることと言えば相場が決まっているので

・滝八(雑誌には載らない中華そばの名店)に行く
・レンタルバイクを借りてタンデムツーリング
・もうすぐ映画になるらしい眉山を登る
・入園料が異様に安いとくしま動物園に行く
・彼女のバスの時間まで、阿波踊りをちょこっと見る

っていうかんじでガイドさせてもらった。
市内の移動は全部バイクだから、気温33℃は命に関わる暑さだ。

それでもまぁ動物園は暑いながらも楽しめたし、
地元の居酒屋で食べた獲れたてのサザエのつぼ焼きはうまかった。
彼女はさっきバスで帰っていったけど、楽しんでくれたと思う。







きゃーかわいいー!



 …ってかんじで終われば円満なんだけど、無視できない問題がある。
また財政難に陥ってしまった。今回はかなり深刻だ。

夏休みに向けて春先から貯金しておいたのに、
次々とやってくる楽しいイベントたちのおかげで財布にはマジで小銭しかない。
奄美大島旅行の予算がかさばりすぎなんだ。張り切りすぎたんだ。
まだこの夏は高校の部活の集まりを始め、いくつかイベントが残ってるのに…。

実際どうやって切り抜けるのかって?それはあまり訊かないでほしいが、
敢えて言おう、懇願するのさ。誰にって?おじいちゃんに、おばあちゃんに…。
やっ、やめろ!そんな目で俺を見つめるな!情けないのは充分承知だ!ひぃ~!

"おじいちゃん、必ず返すから一万円貸して?"って俺は詐欺師か!



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



 今回レンタルで借りたバイクはカワサキのゼファー750!
やったぜ大型、ナナハンだ!次のバイクにナナハンが欲しい俺は、大興奮だ!

…でも、正直なところうまく乗れなかった。

発進の時、全部で10回くらいエンストした。
彼女かなりびびってた。俺のほうがびびったけど。
発進でエンストなんて少し慣れればしないと思ってたけど、何回もした。
ホンダ車に一番慣れてるせいかな?
やっぱりホンダとカワサキじゃ色々違うのかな?へこむ。





バイクの、"わ"ナンバー!


 発進でエンストする以外はよかった。
車体は意外と軽いし、加速はやっぱりすごいし。

後ろに彼女が乗ってるので、気を遣っちゃってノロノロ走ってた。
彼女が降りたあと思い切り回すと、景色がすぐさま残像になって消えていき、
凄まじい風圧がヘルメットのシールドを叩く。"あ、やばい俺死ぬかも"って思った。

あの官能的な加速を言葉で言い表すのは難しい。
脳のなかで、壷から甘い蜜がつつっと垂れ落ちるような刺激…。何だそりゃ…。


 結論、やっぱりホンダのナナハンが欲しい!
どこかの富豪か豪族がポケットマネーで買ってくれないかなぁ。
今まで見たこともないような顔で喜ぶよ。ちょっと見てみたくない?>富豪か豪族

矛盾している

2006年08月06日 | Archive
 四国一周から帰ってからダラダラしつつも、
この2日間は超が付くほど充実したものだった。

昨日はゼミの仲間たちと六甲山へ神戸の夜景を見に行く。
きれいだ。六甲山に登ったことはあっても、夜景は初めてだ。
それに車はラクだ。特にともちゃんの運転は安心して乗っていられる。





 そして今日は、大学での最も古株の仲間たちと淀川の花火へ行ってきた。
関西で花火を見に行くのも初めてだ。

「関西の花火大会は、人が多すぎるから行っても疲れるだけだ」という
おかしなバイアスを(花火大会に行きもせずに)持っていたから、
今まで関西での花火大会は気乗りしなかった。
…しかし、実際に足を運んでみると自らの愚かさを思い知らされた。

確かに疲れる。人が多いなんてもんじゃない、
あれは災害時の混乱や難民の大移動に相当する人ごみだ。
宇宙戦争のワンシーンを彷彿とさせる、自己中心的な人の流れ。
でも、花火の美しさと打ち上げられる数はその欠点を補って余りある。











 故郷を悲観するわけでもないけど、
よく考えれば徳島の花火大会なんて高が知れてるんだ。
花火一発を打ち上げるのにすごくお金かかってるんだから、
単純に田舎と都会の花火大会を比べれば予算の多いほうが綺麗なのだ。
徳島の花火は人ごみこそ少ないが、花火も少ない。

大学生活も最後の年になって、初歩的なことに気付いてしまった。あほだ。



 そんなかんじで、今年の夏は充実してる。

海に行った。川にも行った。釣りをした。星を見た。花火も見たし、夜景も見た。
まだ8月上旬にして、かつてここまでの充実ぶりを見せた夏休みは
俺の人生のなかであっただろうか。高3の夏も良かったけど、それを超える。
新しい友達もできた。より親密になった友達も多くいる。
明日いきなり夏が終わってしまっても、なんとか許せるような気すらする。

…でも、昨日の夜景も、今日の花火も、
最も盛り上がる最中で何かがどこかに引っかかる。手放しでその瞬間を楽しめない。
確かに充実しているのに、何かが足りてないような気がする。


 何が原因なのか、
花火の帰り道に歩きながら考えてみたけどわからなかった。

充実してるけど、充足感がない。矛盾している。
よくわからない。


1,000kmの軌跡

2006年08月01日 | Archive
 布団で眠れることがこんなに幸せだったなんて。

きょう、夕方4時ごろに目が覚めた。
事故や怪我もなく無事に四国一周ツーリングの旅から帰ったのが
午前4時前ごろで、すぐに日焼けのかゆみに耐えつつ風呂に入った。

ぬるめに入れた湯船に浸かりながら、
5日間に起こった数々の出来事を思い返す。
トシと直人と3人で行った、楽しくて辛い旅。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


1日目

道のり

寝屋川のガストに集合したあと、
国道26号線から和歌山港、和歌山港からフェリーで一路徳島へ渡る。
徳島からさらに2時間走り、高知県の最も大阪寄りに位置する東洋町へ。

食事

昼…ガスト
夜…俺行きつけの徳島ラーメン屋。おばちゃんがアメくれた。
夜食…小アジ

泊まった場所

甲浦港(かんのうらこう)にて野宿

感想として

和歌山までの道は、車も多く、日差しも強い。
この旅でも五本の指に入るツライ道のりだった。







徳島から高知県東洋町までは、夜ということもあり、
ほとんど信号に捕まることもなくスイスイと進めた。

「あの漁港がイイ感じだね、あそこに泊まろう」
みんなで納得して決めた野営ポイントは、大きな漁港の一角にある波止場。
頭上には大きな国道の高い橋がそびえ、辺り半面を海に囲まれ、
空には無数の星が散らばっている。大阪や徳島では到底見られない数の星。
注意して見ていれば、5分に一度は流れ星が見られる。





疲れていたけれどこの旅最初の野宿に一同は元気を取り戻し、
釣竿に針とエサをつけて釣りを始める。小さなアジが次々と釣れた。
薪を拾って来て空き缶の中で焚き、釣れたてのアジを焼いて食べる。

火を囲んで歌を唄い、
寝袋を広げて無数の星を眺める。耳には静かな波音しか届かない。
「ここなら一週間でも住めるね。」
忘れもしない、確かに誰かがそう言った。

その翌日の早朝、俺たちはこの愚か極まる発言を心から悔いることになる。



2日目

道のり

甲浦港を出て、同じ東洋町の白浜海岸にて昼過ぎまで海水浴。
それから室戸岬を経て高知市を目指すも、
睡魔から三人全員が居眠り運転を繰り返したため途中の夜須町でストップ。


食事

朝…菓子パン
昼…個人経営の小さな喫茶店で、定食。
   メンチカツセットは900円と、強気な価格設定。ご飯おかわり有料。
夜…コンビニ弁当

泊まった場所

夜須町の道の駅にて野宿

感想として

昨夜、甲浦港で野宿することを決め、
「ここなら一週間でも住めるね。」などと愚かな発言をした一行。
午前2時過ぎに床についたが、実は相当タフなトシを除き、
俺と直人はいつまで経っても寝付けない。疲れているのに、寝付けない。

眠っているのか起きているのかわからない時間を2時間ほど過ごした午前4時、
直人が大声で叫んだ。蚊がおるやんけ!
こうやって文字に興すと大したことないが、その時の彼は
かなり大声で、苛立ちを隠さずに叫んでいた。シャウトしていた。
蚊が何よりも嫌いらしい。俺もそうだ。
蚊が好きな奴なんているのか。もしいれば世界中の蚊を全て自宅で飼ってくれ。

100円ショップで買った蚊取り線香は
火がついたり消えたりするという誠に遺憾な代物で、
しかも同じ店で買ったライターも20回押して1回しか火が付かないので
直人のイライラは最高潮に達していた。
「中国人はライターもロクに作れんのか!」という
侮蔑的な叫びを聞いたような、むしろ俺が言ったような。その辺は定かではない。

とにかく蚊どもの猛攻を遮ってなんとか浅い眠りに着いたとき、
俺はその音を聞いた。

ドッドッドッドッドッドッドッ

ドッドッドルドルドル

ドルドルドルドルドル

はっぴゃく、はっぴゃくいちー、

あ、ちがうやっぱりはっぴゃくー


そうさ。
水族館に行けば魚がいるように、秋葉原に行けばオタクがいるように、
漁港に行けば漁師がいて、漁師は漁船を持っていて、漁船は早朝に港を出るのだ。

四国有数の漁港である甲浦港もその例外に漏れず、
1分間に3艇はあろうかという数の漁船が爆音を立てながら出港するのだ。
そして、漁港から聞こえてくる拡声器を使っての意味不明の指示。

「はっぴゃく、はっぴゃくいちー、」と、数を数えているようだが、
ここは高知県、年代も違えば言葉も違う。
何を言っているかわからない。わからないが、とにかくうるさい。

俺はひたすら眠ろうとしたが、いつまでも経っても眠れない。
横では直人がまだ蚊と戦っている。
「蚊なんか全部死んだらええねん!」と言っていたが、何気に名言だと思う。
結局俺と直人はその後に浅く2時間ほど眠っただけで、
最悪の朝を迎えた。「誰や、こんなところに一週間住めるとか言った奴は…。」
今思うが、漁港に漁船がいるのは至極当然のことであって
勝手に漁港を選んで寝泊りしていた俺たちに文句を言う資格はないのである。

あと、目が覚めた俺の目に最初に飛び込んできたのは、
元気にそうに海に向かって釣り糸を垂らすトシだったことを付け加えておく。
彼は一番に寝袋に入り、蚊や漁船の妨害にも負けずシッカリと眠り、一番早く起きた。
「俺けっこう寝れたで」とは彼の言だ。頭が下がる。

漁港では水道もなく、かなり不潔な状態が続いていたので
そのまま海水浴場で泳ぎ、潜り、ナマコを投げ、エビを捕まえて生きたまま食べた。
クリームを塗っておいたにも関わらず、
すごい日焼けのせいで三人とも後々苦しい思いをすることになる。





この日は室戸岬を越えたあと高知市まで行く予定だったが、
海水浴と漁港の疲労が祟って三人ともバイクを運転しながら睡眠を繰り返し、
非常に危険ということで道の駅で早めに野宿するという判断が下された。

この道の駅でも、野営ポイントで俺の首や腕をムカデが這って場所を移動するという
すてきなイベントが起こったが、もう忘れたいことなので割愛する。



3日目

道のり

夜須町の道の駅を出て、桂浜、中村市。四万十川上流で泳ぐ。
宇和島市で途中休憩をしたあと、内子を経て松山市へ。
この日の移動距離は最も長く、300kmを達成した。

食事

朝…硬くなった菓子パン
昼…高知の水車屋という店で、豚丼。非常にうまい。
夜…宇和島の定食やにて、親子丼やちゃんぽん。ちゃんぽんよりも水の方がうまかった。

泊まった場所

松山市駅前のマンガ喫茶にて宿泊。1,900円。


感想として

道の駅では比較的よく眠れたので、各人とも体調は良好。
観光は桂浜で竜馬の銅像と写真を撮ったくらいで、
あとはひたすら西へ向かって走った。高知の海沿いの景色は最高。
エメラルドグリーンの海に、日本らしいゴツゴツした岩肌が覗いている。










日中の日差しはバイクに乗っていても体力を奪い続ける。
特に昼2時ごろは最も厳しく、これ以上の走行は困難ということで
四万十川と思しき川で一時間ほど泳いだ。

前日の日焼けが壮絶に痛み始め、衣擦れだけで首筋や肩に激痛が走る。
川で泳ぐ際も、これ以上日光が当たらないように日陰で泳いだ。
それでも着替えの際に日光が当たると絶叫した。

夜は松山市で宿泊。マンガ喫茶だ。
俺はマンガ喫茶に来るのが初めてで、色々と読んでみたいマンガがあったが
かなりの疲労のうえ、リクライニングシートという寝袋の5倍は快適な利器のおかげで
気が付くと眠りについていた。


4日目

道のり

松山市で道後温泉に入ったあと、ついにここから方角を変え東へ。
高松市を目指し前進するも、この旅一番の酷暑に見舞われ、
10km進んではコンビニで休憩するという体たらく。高松市着は18時。

食事

朝…マンガ喫茶の無料のおかゆ、コーンフレークなど。
昼…さぬきうどんを愛媛で食べる。「ここが一番うまかった」という者も。
夜…さぬきうどん。香川で食べた。安くて助かる。

泊まった場所

高松市街にある、スーパーホテルというビジネスホテル。
野宿の予定だったが、誰もが野宿に嫌気を覚え始めていた。
このホテルは3名一室ならひとり2,680円と格安で、部屋はそこそこ広く、
温泉つき、朝食バイキングつきと素晴らしい条件。
ベッドもふかふかで、三人は口を揃えてこう言った。
「ここなら一週間でも泊まれる。」


感想として

まず道後温泉から語らねばなるまい。





ここはいい。情緒がある。道後温泉自体は何のことはない綺麗な温泉だが、
松山という街に漂う新しいものと旧いものが入り混じった空気は
都会の大阪でも田舎の高知でも味わうことは出来ない。
駅前の商店街にブランド店が立ち並び、若者が闊歩する奥には
ゆっくりと観光客たちを運ぶ路面電車が走っている。
俺は去年も松山に来たけど、素直にここに住んでみたい。

松山を出た後はもう最悪だ。
昨日より暑い。「暑い」では済まされないくらい暑い。熱い。
三人とも口数が減り、10km進んではコンビニでジュースを飲み、
また10km進んではコンビニでアイスを食べた。
口を開けば「あつい」としか言わない。

道路も車と信号が多くてとても快適とは言えず、
前日は300km進んだのに、この日は150km進むので精一杯だった。

その疲れもあってか、夜は野宿するどころか
エアコンが効いていてふかふかのベッドのあるビジネスホテルに泊まってしまった。
いいのさ、安いから。ホテルの温泉では相変わらず日焼けが痛んで湯船に浸かれず
苦い思いをしたが、風呂上りに三人で飲んだビールは格別だった。
酔ったままベッドに入り、即就寝。



最終日

道のり

高松市を出れば徳島はそう遠くない。
俺がこの前独りで言った瀬戸内海沿いのロマンチック街道で遊んだりと
ゆっくり徳島に向かい、徳島で吉野川や登山を楽しんだ後、
フェリーで和歌山へ。和歌山からは3時間と少しで無事に帰宅。

食事

朝…ホテルの朝食バイキング
昼…さぬきうどん。地元の有名店らしいが、感想は「…?」
夜…俺の両親に連れられて焼肉バイキング


感想として

ついに最終日になってしまった。
一週間の予定から2日も短縮することになったが、
これ以上四国に長居しては金と体力が持たなかっただろう。

この日の昼に食べたさぬきうどんで
香川では三回うどんを食べたことになるが、
やはり前々から思っていた通り香川のうどん店は玉石混交だ。
うまいところも確かにあるけど、"本場さぬきうどん"を自称する店が多すぎて
どこがうまいのかさっぱりわからない。雑誌に載っている店も大したことない。
でもうまい店があるのは確かなので、誰か知ってたら教えてね。

徳島に着いてからは、川を見たり山を見たりして時間を潰した。
徳島港での、三人の"やり遂げた"顔が清清しい。






・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 徳島に着いてフェリーに乗り込むと、
しみじみと思い浮かぶ旅の思い出。漁港で死に掛けたあの朝が
ずっと昔のことのように思える。

今回の旅で強く思い出せるのは漁港と高知の絶景かな?
漁港では俺たちらしいグダグダ感がよく出てたし、
高知では四国にこんな景色があったのかと感動した。

思えば18年間四国で育ってきて、
高知の西側や愛媛県にはほとんど行ってなかった。
学生のうちに、生まれた土地の良さを再確認できて本当によかった。


 もうひとつよかったことは、
5日間、俺とトシと直人の三人がひとつの家族みたいになってたこと。

一緒に生活してると、感覚が同調してくるんだね。
誰かが眠いときは他の二人だって眠いし、
先頭を走る誰かが疲れてコンビニに入れば他の二人もコンビニに行きたいと思ってた。

だから最終日、守口で別れる時は
おそらく全員が一抹の寂しさを感じずにはいられなかっただろうと思う。
眠かったり暑かったりとツライことも結構あったけど、
楽しかったこともツラかったことも等しく良い思い出になるはず。

フェリーの中で、Mr.オクレが武器を持たずに野生動物と戦ったら
どこまで勝てるかについて議論したことも、良い思い出になるはず。
魚類ならアジまで、ほ乳類ならハムスターまでという結論に達した。





総走行距離は約1,000km。
総給油量は27.5リットル。
27歳のボスベンリィも本当によく頑張った。
明日じっくり手入れしてあげるよ。

これからはじまる夏本番

2006年07月26日 | Archive
 明日から一週間かけて、
直人とはないマンと共に四国をバイクで一周してきます。
和歌山からフェリーに乗って、
徳島→高知→愛媛→香川の順に周ります。

昨日はそのために色々と道具を買いに行きました。
寝袋、カッパはもちろん、海水浴用のゴーグル、
使い捨てコンタクトレンズ、それに衣装ケース。

なぜ衣装ケースが必要かというと、





トランクとして利用するためです。
もっとバイク用のしっかりしたのもありますが、
経済性の面で衣装ケースに決まりました。


 この夏は四国一周だけで終わりません。
四国一周を無事こなせたら、国道一号線をひたすら東へ行って
東京まで行ってみたいです。会いたい人が沢山いるので。
どうせ学生最後の夏だから、ボスベンリィを廃車にする勢いで乗るつもりです。

盆には阿波踊りだってあります。
俺にとって今年の阿波踊りがいつもと違うのは、
彼女が高速バスに乗って徳島に遊びに来ることです。
色々連れて行ってあげようかと思います。


 盆が終われば、
この夏最後の旅行に彼女と奄美大島に2泊3日です。
本当は北海道に行く予定でしたが、予算の都合で急きょ南の島になりました。
カヤックでマングローブ林を探検したいですね。

夏本番です。昂りを感じます。

レガッタやばいよこれ地雷

2006年07月21日 | Archive
 あっ?金曜ロードショー、ハウルの動く城なの?
まだ観てないから是非観ようかな。

…と思ったけど、今日レガッタじゃん。ね。
ビデオ使わない人なのでレガッタ選びましたよ。
憎らしい後輩の八木が負ける姿が観たい一心でさ。
ちなみに原作ではこんな感じで青ざめてた。
読み返してみると、一巻は結構面白いかも。それ以降はまぁ、無かったことに。






 オープニング観てたら
"撮影協力:戸田市"って書いてあったからあの広いコースは戸田なんだろう。
いいな、あんな広いコースで練習してみたかったよ。

で、本編だけど。
このドラマ、まじでダラダラしすぎじゃない?
原作の1巻ぶんで2時間もかけてるせいだろうけど、
チーコの兄貴と一緒にご飯食べるシーンとか、八木がバナナ食べられて怒るシーンとか、
何の必要があって追加されたのか。理解の範囲を越えている。

そして俺の激怒を買うことになった、大沢と八木の決戦シーン。
原作通り大沢がスタート直後から張り切って飛ばして、途中からバテ始める。
「大沢頑張れーっ!」「大沢ーっ!」「負けるなーっ!」飛び交う声援。
そうそう、ここから大沢が怪物並みのスパートで見事な追い上げを見せるんだよね。

2艇がほぼ同時にゴールイン!さて勝敗は?!
部員たち「八木だ・・・っ!八木が勝ったっ・・・!」
「大沢の負けだ・・・!」

ええーーーーっ!!
大沢負けたじゃん!

八木の吠え面を楽しみにしていた俺の立場はどうなるんだ!!
しかも大沢、「もう一度チャンスをください!」とか言って
泣きながら土下座までしてるし。だっ、ダセエ!!
あんた、「一ヶ月もいらねぇ、一週間で充分だよ」とか言っといてそれはねぇ!
アンタには失望した!


レースのシーンは迫力ないし、若槻千夏の顔が広すぎる気がしてくるし、
もうね、観るの辞めますこのドラマ!地雷でした!

伏線だった

2006年07月18日 | Archive
 火曜日、朝10時。寝てたら電話が鳴りました。

誰だ。夜更かしが高じて明け方までパソコンの前に座ってた俺を
叩き起こすようなマネをするのは。バイト先からの電話です。

「おはよう。かくぱい君ね、勤務表のはんこ押してないよ。
 もうすぐ総務部に持ってっちゃうから、至急押しに来てね。」

いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そうだった、押してなかった!というか薄々気付いてたけど、
黙ってたらなんとかなると思ってた!

うちのバイト先では、毎月の締め日になると
勤務表にはんこを押さないと給料が振り込まれないという
非常にまわりくどい制度が採用されてます。


 すぐに来いと言うからには、すぐに行くべきなんでしょう。
外を見ると、気持ちよいくらいの曇天で、降り続いていた雨も
小康状態といったところでしょうか。
また降ると厄介なので、仕方なく昨日着た服を纏ってボスベンリィに乗ります。

大通りから行けば早く大学へ行けるのですが、
この時は雨のせいか車が大渋滞を巻き起こしており、
裏道を使ったほうが断然早いという結論に達しました。
今思えば、これが伏線だったのです。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 裏道が遠回りと行っても、
そこは家からバイクで5分の大学。たかが数十秒の違いです。

2分ほどで東門の前まで来ると、
どこかで見たことのある後姿を目にしました。黒いシャツ姿。
あれ、この姿確かにどこかで見慣れているような…。

せっ、先生!

なんとうちのゼミの先生です!あの、各方面で有名な!

「先生、こんなところで何してるんですか?!」

「おぅ、いいトコロに、あ、これつまり乗れということですね?」

「はっ?」

先生は息も切れ切れに、
ボスベンリィの後部シートを見つめています。

「授業に間に合うようにくずはからバスに乗ったんだけど、
 田口のあたりから全然動かなくなっちゃって降りて歩いてたんですよ。
 今日試験なのにもうすぐ授業始まっちゃうんですね…」

「はぁ、確かに渋滞してましたね。(なるほど、渋滞は伏線だったのか…。)」

「これ乗せてもらえますか…あ、でもヘルメットがない…」

先生にしては大胆な申し出です。
遅れそうだから正に猫の手も借りたい状況なのでしょう。
俺も経験があるからわかります。東門から教室まで、歩けば10分以上。
気が付いたら少し雨も降り出していました。

「東門の中からなら公道じゃないから大丈夫ですよ。」

…と申し出ると、先生はしめたと言わんばかりの顔で
東門の中へ走り出しました。

なんだなんだ、この状況は。
ひょっとしてタンデムですか?そうなんですか?
まさか小雨の降るなか起き抜けにこのお方とタンデムするとは…。

先生は大慌てでボスベンリィの後ろに跨り、いざ研究室前まで走り出します。

すげぇ!俺、大学構内で助教授とタンデムしてるよ!

絵的に相当面白かったに違いないです。
大学から構内の保全を命じられた守衛さんからすれば、
いち大学関係者である教授様がノーヘルタンデムしてるわけです。
由々しき事態です。もう何を信じていいのかわからなくなるでしょう。

授業などで先生のことを知っている学生から見たらもっと不思議な光景だったでしょう。
まるでUFOを目撃したかのような口調で友達に振れ回るかもしれません。

俺自身、このお方とタンデムしているという
希少に輪をかけたような状況にすっかり満足し、
日常のなかの非日常の瞬間をかみ締めるように味わっていました。

研究室に一番近い場所まで着くと先生は、

「あぁ助かった。ありがとうございます。本当に運がよかった」

と言って俺の肩を軽く二度叩き、

これも日頃の行いが良いからでしょうかね?

という名言を残して研究室の方角へと小走りに去っていきました。



 ゼミ生としては見逃せないストーリーじゃないですか?

なんかもう今日は満足です。

レガッタ ~既に失われた永遠~

2006年07月14日 | Archive
 がんばっていきまっしょいに続いてボートものということで、
テレ朝の新しいドラマ、レガッタ観ました。

なんか演出がベタで背中が痒かった…。

原作のまんがは絵柄が古臭くて(そこがいい)
展開のベタさもある程度許される感があったんですが、
実写でもこみち演じる主人公と相方の倉田が大雨の中で
「あのコを賭けて勝負だっ…!」なんてやってるシーンは薄ら寒かった。


 でもでもぉ、おぉっ!と思うシーンもありました。
まずはあの大きな艇庫と、コースです。あれどこなんでしょう。
大学ボート部らしい大人数での集団生活も憧れます。

大学のボート部って高校のそれとは違ってみんなで寮生活して
生活を共にするところからが練習の一部なんです。楽しそうです。
昔見学に行った地元の大学もボート部には古い合宿所がありました。
朝5時に起きてマネージャーの作ってくれたご飯食べて
ランニングしてボート漕いで授業受けてボート漕ぐっていう生活悪くないと思います。

 さらに素晴らしいと思ったのは、
相武紗季演じるヒロインのみさおちゃんが
一人乗りボートに乗って何度も転覆しまくるシーンです。

マネージャーの彼女が何を思ってボートに乗ろうと思ったのか?
原作を半分くらい読んだ俺にもよく理由が思い出せませんが、
このシーンでみさおちゃんは5~6回は入水してました。
役者魂です。かなり怖いですよ、ボート乗ったままの転覆は。
つま足をベルトで固定するので、下手すれば一機減ります。

役者魂といえば、
序盤での主人公のライバル、八木の執拗なイヤラシさも見所でした。
明らかに原作よりイヤな奴になっている。なんだこいつは。
今まで合宿所での集団生活で何を学んできたのかと言いたくなる傍若無人ぶり。
来週はこの憎らしい後輩と主人公が決戦する予定なので、またこのドラマ観ます。
惜敗を喫する彼の姿が観たい一心で。



 このドラマのサブタイトルって「君といた永遠」ですよね。
イマイチ意味がわからないですが、かっこいいタイトルです。

俺の高校時代は永遠ではありませんでした。
当時は永遠だと信じてましたが、終わりの日はやってきました。
今思うともっと頑張ればよかったと思います。

部室に薄気味悪い原寸大人形を作ったり、雪合戦ならぬクラゲ合戦やったり、
バナナをカプセルに入れて2年間保存する目的不明の実験やったりしてました。
どちらかと言えば、こんな永遠は終わって正解だったのかもしれません。

おっさんオンライン

2006年07月14日 | Archive
 ゼミが終わったあとしばらくしてから
自室に戻って荷造りし、枚方を発ちました。帰省です。

来年から忙しく働く自分を想像してみると、
実家で飯を食って布団で寝るという生活は残りの人生で
何百日も無いと気付いたんですよ。実家から通勤するワケじゃないですからね。
なので隙あらば実家へ帰ってみるつもりだったのです。


 今回も和歌山までボスベンリィで入ってフェリーに積み込む作戦でした。
道中暑かったです。33℃。また腕が黒くなりました。
和歌山港まではきっちり3時間で着きましたが、暑さと渋滞のせいか、
今日のライディングは楽しいというよりも疲れました。

フェリーに乗ったのが19時を過ぎた頃で、神戸方面に遠く見える夕闇が綺麗です。
この時間帯のフェリーも悪くないですね。
大阪方面にマッシヴな雷が何度も落ちるのを見ましたが、
どこか夕立でもあったんでしょうか?

船内では何度か眠気が襲ってきましたが、
近くで寝てるおっさんが5分に一度くらい「…フ、フガ!」と
奇声のようないびきを立てるので心配で眠れませんでした。
それ呼吸止まってませんか。



 そして今、実家でのほほーんとしているわけですが。

さっき父親がですね、
「近くのゲーセンに行くんだけどお前も来るか?」等と言い出して、
50過ぎたおっさんが深夜にゲーセン行くのかと思いつつ付いて行ったんです。
父のお目当てはウイニングイレブンでした。

うちの父は昔は結構な野球ファンだったのに、
いつの間にかサッカーファンになってるんですね。
サッカー好きが高じて、ゲーセンでネット対戦対応のウイイレやってるんですよ。

「最近、夜することないから暇なんだって。
 パチンコ行くとお金かかるから、ゲーセンに行くことにしたらしいよ」
…とは母の談。で、ウイイレにハマって昨日は二千円遣ったらしいです。
なんか本末転倒なニオイがしないでもないですが、ここは遭えてスルーです。

 それにしても最近のゲーセンはやたらとすごいです。

なんせ父親のやってたウイイレは、
対戦相手が全国のゲーセンにいるウイイレプレイヤーですからね。

コインを入れると「挑戦者がきました」って表示されて、
対戦相手の都道府県とゲーセンの名前が出るんです。
「群馬県・プライズ郡山」とか出てるわけです。
こっちは「徳島県・アポロ」とか出てるわけです。
対戦相手もまさか画面の向こうに50過ぎたおっさんがいるとは思わないでしょう。

オランダチームを駆る父のプレイをしばらく見てたんですが、
7~8戦やって一本もゴール入りませんでした。
毎回引き分けか大敗を喫してます。
それでも父は「もう少しで勝てたのに!」と何度もチャレンジしてました。

 24時前までおっさんがゲーセンの隅でゲームに熱中してるのも
どうなんだとは思いましたが、父の楽しそうな顔を見ると
まぁこんなのもいいかもね、と思います。

若い頃は喫茶店で一日中インベーダーゲームやってたらしいし、
元々好きなんでしょう。

ひょっとしたら明日も明後日も、
ウイイレのオンラインにいい歳したおっさんが出没するのかもしれません。
おっさんオンラインです。

サタデーナイトフィーバー

2006年07月06日 | Archive
 200記事目だ。




 この歳になって初めてサタデーナイトフィーバー観た。

めちゃくちゃかっこいい。俺もあんなん踊りたい。
ブレイクダンスとか見てもピンと来ない人間だけど、
若かりしジョン・トラボルタがディスコで踊るダンス、
観てるこっちまで体動くわ。

服とか髪型にこの時代らしいダサカッコ良さが溢れてる。
あと、登場する曲どれもこれも軽快で気に入った。サントラ探そ。


 映画の後半は相当つまらなかったけど、
ダンスシーンと、トラボルタが街を闊歩するところから始まるオープニングだけ
何度も何度も観ちゃった。

どっか、こういうダンスを習える場所無いかなぁ?


遺憾の意って英語で何て言うのかな

2006年07月05日 | Archive
 ヤバかった。ヘタしたら犬死にしてたよ。
北朝鮮のミサイルね。

北朝鮮がミサイル撃つかもって話題になったの数週間前だよね。
撃つかな撃つかな、あ、やっぱ撃たねーな。どっちだよ。
って危惧したり安堵したりを繰り返してた。

やっぱりいつまでも撃たないから次第に記憶の片隅に追いやられてたけど、
今朝、ニュース見てびびった。撃ってんじゃん。3発も。
ニュース読んでる最中に4発目が発射されて、
バイト始まる頃には5発発射済みになってた。えっ、現在進行中なん?


 日本海に向けてドサドサ撃ってるんだって。
もし北朝鮮のミサイル発射を担当してる奴が

「なぁ、海に撃ったら魚死ぬじゃん。陸に撃たねぇ?」

とか

「そろそろ慣れてきたし東京に一発だけ!ね、いいでしょ?」

とか

「え?東京に撃ったら間違いなく後でアメリカに殺される?じゃ、大阪にしようぜ!」

みたいなお茶目な性格してたら
もう7月5日の日本に明るい朝は来なかったってこと?
危なかった。眠ったまま永眠するところだった。どれほどの威力かは知らんけど。
昼夜逆転したメガニートのまま死ぬなんて嫌過ぎる。

でも安心するのはまだ早い。残酷なことに今日という一日は始まったばかり。
朝9時の時点で5発なら、夜の24時になるまでに10発くらい撃つの?
どんだけヒマなんだ北朝鮮。俺といい勝負してるんじゃないのか。
そして俺は、本当に来年から日本海側にある会社に行くのか。死ぬんじゃないか。


 そんなカンジで、今日はニュースから目が離せない。
ひょっとしたらマジで一発くらい陸に向けて撃つかもしれない。
ひょっとしたらマジで大阪に落ちる危険性も5%くらいあるかもしれない。

もし大阪に落ちたら、専守防衛国家の国民たる我々に為す術は無いので
潔く諦めましょうよ。避けるのむり。もれなく死ぬ。
ていうかそれじゃ専守防衛もくそも無いじゃん。守れてないじゃん。日本すげぇ。

駄文決定版

2006年07月02日 | Archive
 眠いとき、眠さにまかせて文章を書くと
いつもと違ったかんじになるのが好き。


7月1日

午後23時

食いすぎたのか飲みすぎたのかよくわからないが八千円払い、
彼女とツタヤに行く。バタフライエフェクトという映画が面白そうだったので
店員にありますか?と訊くとありますよ!と言われ、5分待ったが、
すみません、リストには確かに書いてあるけどありませんでした!と言われ、
じゃあ無いんだろ始めからそう言えよとは言わず笑顔でツタヤを後にした。

午後23時半

なぜか俺が自転車で彼女が歩きだったので、自宅まで送っていくことにした。
信じられないことだがこの日は付き合い始めて丁度2年2ヶ月目であり、
初めて彼女の家を見た。今まで行ったことも無ければ、見たこともなかった。
家の近くまで来た時に、もう日付も変わりそうだというのに道端で
テニスラケット片手にサーブの練習をしているおかしなニィちゃんがいて、
うわぁコイツが彼女の弟だったらやだなーと思ったけど違うかった。
彼女の家はえらく急な坂が上下を繰り返す住宅街の角地にあり、
えらく無理して建造された感がしないでもなかったが、閑静な住宅街にあった。
繰り返し言うが、初めて彼女の棲み家を知った。


7月2日

午前0時

そのまま自転車に乗ってセブンイレブンに突入した。
2年くらい前に絶滅したと思われていたダイエットスプライトがあって狂喜した。
店を出るとどこから来たのかコニーデが俺の自転車に跨ってニヤニヤしていた。

午前1時

なかなか酔いが醒めないまま風呂に浸かった。
コンタクトをハードレンズにしてからというもの、風呂が楽しくない。
レンズをつけたままだと顔をグシャグシャと思い切り洗えないし、
レンズを外していると自分がどれくらいの量のシャンプーを手にひり出したか
視認できないからだ。多かったり少なかったりするのだ。

午前3時

第二次世界大戦をテーマにしたゲームを一番難しいモードでやっていたが、
壁から頭を出したらすぐにドイツ兵が脳天を撃ち抜いてくるので腹が立ってやめた。
テレビをつけたらイングランドのチームが悲痛な顔をしていた。そろそろ眠い。
どうでもいいけどこの時間帯になったらいつも外でカラスが鳴く。
うるせぇよ。お前体内時計ズレてんだよ鳥が。

午前6時

バイトをしながら劇団活動をやっているという人の日記を読んでいたら
これがことのほか面白くて2時間以上読んでいた。過去の2年ぶん全部読んだ。
派遣のバイトで毎日違う職場を転々としながら稽古に励んでるんだって。
そういう人生って大変だけどいいとおもう。サラリーマンも悪くないけど。



昼にアルナーチャラム行くんで寝ます。

新着メールが7件あります

2006年06月29日 | Archive
新着メールが 7 件あります

 大学のメールアドレスのお話です。
7件のうち、2件がキャリアセンター、2件がリクナビ、
2件がDoキャンパスで、残り1件が、待ちに待った内定先からのメールでした。

マジな話、内定者懇親会に参加してから2ヶ月くらい
会社からの連絡が一切無かったので、
「おや?ひょっとして内定が無かったことにされてないか?
 ひょっとしてもう一度就活やらなきゃいけないんじゃないか?」と
怯えていましたが、取り越し苦労に終わり安心しています。

なんせともちゃんなんかは、
社内紙みたいなのが郵送されてきてるらしいですからね。
正直、ともちゃんを妬みました。だって社内誌なんか贈られてきたら、
自分もこの会社の一員になれるんだ~っていう実感が湧きまくりでしょう。
俺放置プレイ喰らってますからね。

余談になりますが、
俺は(入社してからはどうなるかわからないが、今のところは)内定先に
惚れこんでいるので、某オークションで非売品の販促用Tシャツを2枚落札してやりました。
製品名の商標登録名が無造作にブロック体でプリントされただけのお粗末なもので、
非売品にも関わらず2枚で総計1000円を割ったという事実からその人気の程が伺えると思います。
そのうち実物を普段着に使うかもしれません。


 さて会社からのメールですが、
長いのでサマライズするとこんな内容でした。
文体は、若干柔らかめに改編しました。

久しぶり!元気にしてるかな?
これから内定者の皆さんに、ウチの会社のコトとか、なんのかんの、
メールマガジンとしてお伝えしますね!(中略)


今年の会社の決算報告とか、新製品発売のお知らせとかが
ズラリと書かれてます。俺は毎日会社のサイトをチェックしてるので
大体は見たことのある内容です。

今後のスケジュールとしては、
10月 内定通知(ウチは内定式やってませんから書面で通知します)
 3月 入社式の案内など
書いてて思ったんですけど、意外にやること少ないですね・・・。


少し笑いました。
確かにやること少なそうですけど、寂しそうに書かないで下さいよぉ。
しかし、内定式無いんですねぇ。

それまで、学生生活を存分に楽しんで下さい。
会社の方から皆さんに課題を課したりする予定は全くありません。


素晴らしいお言葉です。
お言葉に甘えて毎日のように学生の身分をフル活用、
毎日がニートのインターンシップです。

話は変わりますが、内定者の皆さんには、
こちらのオンライン研修システムで、研修を受けてもらいます。
アドレスはこちらです。(http://...)


あれっ!
今さっき「課題は課さない」って宣言したばっかりじゃないですか!
ああ、さては課題と研修は全くの別物ってやつですか?そうなんですね?
なんてことだ、社会の厳しさを目の当たりにして、小生は恐怖で縮こまっています。


 他にも色々気になることが書いてましたが、ここには載せられそうにないです。
しかし、このまま来年3月まで放置プレイかと心配していたので、
連絡が来て良かったです。

とりあえず、今からオンライン研修システムとやらで
社会の荒波に揉まれて来ようと考える次第であります。

ある晴れた日のこと

2006年06月27日 | Archive
 去年ESLで同じ授業を受けたヒロキが、
昨日会った時に「明日マルチメディアホールでプレゼンするからな!」と言ってきた。

彼が1~2ヶ月前からゴソゴソとプレゼンの準備をしていたのは知っていたけど、
何のプレゼンなのか、いつやるのか、どれくらいの時間やるのか全く知らなかったし、
実際にこの誘いを受けた時も行こうが行くまいがどっちでも良かったので
「明日晴れたら行くよ」と応えた。

元々授業があるけど行ってないから、毎週火曜日はフリー。出席不良通知ゲット。
天気予報では雨となっていたので「晴れたら行くよ」は「行く気がない」という意味だったが、
最近の天気予報とはかくも信憑性の疑わしいもので、目が覚めたら晴れていた。
観念して、プレゼンの始まる18時に間に合うように日中の用事を済ませ、
手ぶらで大学のマルチメディアホールへ向かうことにする。



 ヒロキはスーツを着て緊張した面持ちだった。
(お前が言うなと言われそうだけど)彼は元々ふてぶてしい性格なので、
ヒロキの余裕の無い顔を見るのは新鮮でもあった。
いやぁしかし、やっぱりアイツ男前だね。

半ば冷やかしのような気持ちで足を運んだため
特に何も考えず彼のそんな姿を眺めていたら、プレゼンが始まって驚かされた。

彼のプレゼンは、大学生がやるものとしては
今まで見たことの無いくらいハイレベルなものだった。
国内のロジスティクスを海外と比較したプレゼンで、
国際交流部主催のため言語はもちろん英語。

スライドのデザイン、
一度に表示される情報量、
アニメーションの適切な選択、
わかりやすい図の配置、
正確な英文法の使用、
高度な言い回し表現、

どれを取っても今の俺には絶対マネできないような代物だった。
あっという間にプレゼンは終わってしまったが、時計を見ると40分も経っていた。
なんなんだ、アイツ、ESLにいた時はこんなんじゃなかったじゃん。
二カ国留学候補生としての半年間、どれだけ頑張ったんだ。

何よりも、壇上でスクリプトも見ず40分間喋り続けたヒロキが
3ヶ月以上何もせずにグータラやっている俺には眩しかった。
眩しすぎて目が見えなくなった。メガネを外したのび太みたいになった。



 呆けていると、次の人のプレゼンが始まりそうだったので席を立った。
外の廊下を歩きながら、半年ぶりくらいに感じる感覚を覚える。
なんかこう、今よりも、もっと先を見ているような感覚。

俺も何かやろう。
このままダラダラ生活するだけじゃなくて、
何かやりながら合間にダラダラしよう。
っておい、ダラダラするのは変わんねーのか。
何をやるのか?しれっと目標はあったりする。
去年失敗したまま、今までほったらかしにしてきた。


 ま、今日晴れてよかったね。

原動機は俺自身

2006年06月20日 | Archive
 ボスベンリィ、タイヤつるつるで走行困難、バタンQです。

バイク屋で新しいタイヤを注文してます。
俺は例によって費用にガクガク震えてます。
おじいちゃんなんでいくら直しても次々と悪いところがでてきますねー。

悪いところを少しずつ直しながら古いバイクに乗るのも楽しいんですけどね。


 なので、今日は趣向を変えてサイクリングに繰り出しました。

最近は雨の日しか自転車に乗らないので、あちこちサビついてます。
ギアとチェーンにオイル吹き付けて、タイヤに空気入れて、騙し騙し出発。
頑張って八幡市まで行きました。

やばいです。体力の衰えを実感します。
1年半くらい前まではどこ行くにも自転車だったのに、
しばらく乗らないと遠距離ほどツライです。
八幡の上り坂あたりはゼヘゼヘ言いながら登りました。
ゼェゼェではありません。ゼヘゼヘです。

ところで、たまに沢山歩いたり自転車に乗ると
ガソリンのありがたみに気付かされます。
あんな坂、パック寿司に付属してる魚型しょうゆケースぶんくらいの
ガソリンがあれば、バイクやクルマでスイーッと登れちゃいますもん。

ガソリンありがたやありがたや。
そんな大切なガソリンも、1リットル130円でしょ?
1リットル198円のミネラルウォーターより安いんですよ。不思議です。


 これからたまには自転車乗ります。
原動機付き自転車。原動機は俺自身。

通称名かくぱい
車両重量(kg)70
乾燥重量(kg)68
乗車定員(人)1
エンジン型式・種類心臓(血行良好)
最高出力2PS/80rpm
燃料消費率(km/L)20km/まるごとバナナ1個
始動方式携帯の目覚ましアラーム

挑戦状

2006年06月16日 | Archive
 ROROっていうレストランがあるじゃないですか、市民病院の横に。
あそこいくといつも外大生がハンバーグやらパスタやら
オシャレな洋食をおいしそうに頬張ってるんですよね。

俺もよく行くんですけど、
ハンバーグとかパスタとか食べないんです。
いつも焼き魚定食のサンマ食ってるんですね。
おしゃれな洋食屋でサンマに舌鼓打ってるからいつも浮き気味なんですね。

だってね、うまいじゃないですか、サンマ。
いつ食べても脂乗ってるし、皮パリパリしてるし、骨が細いから食べやすいし。
だから、数ある焼き魚の中でも、サンマだけはきれーいにきれーいに食べます。
頭と背骨、しっぽしか残しません。
背骨の狭間にへはりついてるアミノ酸っぽい部分もむしります。



 今日もサンマ食べました。ROROじゃなくて、お家で。
寝屋川のスーパー玉出に行ったらサンマの開きが3尾150円だったので
さすがに3尾もいらないけどなぁと思いつつ買っちゃいました。

ウチで魚焼こうと思ったらフライパンしか方法がないんですけど、
サンマから染み出した脂のせいで揚げ物っぽくなってしまう点以外は
おいしくいただけます。





今日はせっかく自宅でのサンマなので、
背骨を残しておいて、最後にフライパンで茶色くなるまで炒って食べました。
カリカリして美味しいです。栄養価もバツグンのはずです。
残飯は頭としっぽの先っちょだけでした。可食部85%ってところでしょうか。



 タイ人のくせにこしゃくな、
私のほうがサンマ食うのが上手い!という身の程知らずな方、
いましたら是非とも俺と勝負しましょう。サンマバトルです。

あっ、ちなみに頭とシッポは食べちゃダメですよ。
全部食べちゃったら勝負にならないじゃないですか。

ていうかそんなとこ食べないで下さい。人間としての尊厳を守りましょう。
エビの頭とシッポは必ず食べるかくぱいより。