今回、ケースをどうしようか、これでも頭を痛めていました。
何故か世の中、この手のYAHA系のアンプを作る方々は、真空管のてっぺん、つまり尖った部分をケース上部から出すようですが、
これが非常に怖いと思うのは自分だけでしょうか。
試しに机の上に真空管をさかさま、つまり尖った部分を下にして落としてみれば分かります。あっけなく真空管が割れて真っ白になってしまいます。
なにせ狭い机の上、多段積みを当初の目的にしているので、この手のYAHA系アンプも積み上げる必要があるため、真空管はケース内部に
収納する必要があります。ということは、けっこう高さが必要になってしまいます。
何かいいものがないかと以前から探していて、ダイソーの灰皿に目をつけました。
大中小とあるうち、今回は大を選択しました。
穴あけするときは、バリが出すぎるなど柔らかいくせに、リーマーでは滑って歯が立たないという難物でもある缶。
何とか大穴も開けられました。道具ですね。ものの数分で直径35mmの丸穴が開きます。
やれやれこれで収納可能かと思いきや、何か変です。写真を見ると上から何か出ています。
何と真空管が長すぎました。もっとも、これは12FQ7というテレビ球なので少し背が高いものでした。
エレクトリックハーモニクスの12AU7と比べても(こいつは太い)高さの違いが分かります。
でも、けっこう左の東芝の球がいい音がします。そして人気が無いので格安です。(在庫も少ないようでめったにありませんが)
この球を使うために、もうひと工夫しなけばならなくなりました。