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まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 125

2014年02月20日 | Weblog

 毎度の事ながら、他ごとに手を取られて、自分の事をする暇がなくなっていましたが、

すこし時間が出来たので、無理やり工作をする事にしました。

 

 ペルケ式ヘッドホンアンプ、しかしながら、虫シリーズ?という

わけの分からない物の2個目として「タイコウチ」が派生しましたが、我が家の「タガメモドキ」に比べて

何か滑らかさが足りない感じが益々するようになりましたので、違う方向からの

アプローチをしてみることにしました。

 

 

 題して。。。実はいまだに良い名前を思いつきません。

「トランジスタ貼りあわせ」でもないし「組み合わせ」でもないし。さてどうしたものか。

まぁ、動けばよしなのと、「批判するのは簡単ですが試しもしないのでは話にもならない」

ので、まずは聞いてみてから、ということにしました。

 そろそろ、2SC3421と2SA1358の在庫が尽きてきまして、これが最後のトランジスタと

なってしまいました。

2セット分を組みました。

そして、先に2SC1815と2SA1015に組みこんでいた「タイコウチ」の終段を上の物と

交換してみました。

 回路的には、前段の2SC1815と2SA1015と同じですが、抵抗が若干違いました。

予想では数十KΩ以下と思っていましたが、さにあらず、270KΩでhFE=90前後となりました。

同じ抵抗値で、2SC3421は若干低めとなり、2SA1358は若干高めとなりますが、

テスターでの測定ではおおむね3以内となっているので、30以上違っていたことを考えますと

僅かな差ではないでしょうか。

 

 さて電源をいれて、定点の出圧測定をしますと、中段、終段のhFEがほぼそろっているせいか、

初段にまで高影響が現れているようでして、左右のそれぞれの箇所の電圧が0.1V以下となり

ました。今までは0.5Vなど平気でずれていたのに、これは愕きです。

「部品の選別の重要性が改めて分かりましたが、終段のNPNとPNPのhFEを合わせる事さえ

難しい状況では考えものです」

 

 音を出してみました。

電解コンデンサを増やした効果もあって、かなり以前より改善されていたのですが、

それを上回る状態となりました。

初段が2SK170なのに、この低音の出方に驚きですし、高域も非常に綺麗に伸びるといった

感じですし、バランスが悪いと「サ行」が走る傾向が出るのですが、それが全く無くなり

無駄ではなかったという印象を受けました。

 ただ、つぎはぎ基板の影響も若干出そうなので、これを1枚の基板にする必要を

感じまして、アートワークの修正をする必要が出てきましたが、よりよい結果が見えそうですので

非常に楽しみとなりました。

 


ミニッツレーサ MR-03修理

2014年02月10日 | Weblog

 行き着けの店の常連がやってしまいました。

MR-03のモータマウントと、モータ押さえをアルミ製にしていて、何故か

モータ端子とモータ押さえが当たってFETを焼いてしまったようでした。

 しかし、MR-03のメンテナンス性の悪さはうんざりします。

そのくせ、上蓋を外すと中はこの有様です。スキマからカーペットの糸くずと

ウレタンの粉が入り込んでいました。

洗浄剤で洗浄して、綿棒でこすって、とりあえずFET周りをきれいにしてからでなければ

交換作業もままなりませんでした。

 

 以前の修理で3010を入手していたので2個あまっていたため、それと交換しましたが、

表と裏の1個ずつという設計も、どうかなという感じです。

 新旧の3010は背の高さまで違うとは以外でした。

とりあえず、これで交換終わりです。

 


次なるヘッドホンアンプ 124

2014年02月10日 | Weblog

 ぺるけ式ヘッドホンアンプ 「勝手に作った」「タガメ仕様」をケースに入れました。

流石にむき出しでは引っ掛けて机から落とそうでしたので、さっさと入れる事にしました。

 今までプリント基板で作成した、このシリーズ?の場合、ケースに入れてシャーシが基板に近づくと

音の広がりが若干狭くなる印象を受けていたのですが、これは思ったほど変化がありませんでした。

これまた以外といえば以外でした。

 


ミニッツレーサ ラップカウンター

2014年02月10日 | Weblog

 いきつけの店には、2.4GHz帯に対応した、京商純正ラップカウンターが設置されています。

しかしながら、世の中には凄いことを考えて実行される方がいらっしゃるようでして、

「ICTagLapCounter」なるものを作られていて実際に、運用されているとのことでしたが

謎が謎をよぶ事となってしまいました。

 いくら探しても、肝心のソフトが見当たりませんが、常連の一人がそのソフトをDLして

店のマシンで動作を試したのですが、何かが足りないのか動作しませんでした。

 

 調べれば調べるほど、深みにはまっている感じで、アンドロイド用のソフトは

散見できるものの、肝心のラップカウンターは、どこにあるのでしょうね。

最悪、店のマシンにフォルダーごと置かれているので、それをUSBメモリに

入れて家で試してみるしかなさそうです。

 


ミニッツレーサ コースの照明

2014年02月10日 | Weblog

 いきつけの店のコースを久しぶりに走行させていて、何か違和感があったのですが

照明がないため、付ける事にしました。

電源は余っていたパソコン用の電源に丸ギボシを付けて各電圧を供給する事としました。

そして、まずつけたのが2種類です。

 

左は車載用の8W蛍光灯2本と、右が秋月のテープLED2セット分でした。

目で見るより写真の方が、余計に色の違いがあるようでした。

しかしもう少し明るいかなと思いましたが、意外でした。

あとはPOWER-LEDをどのように固定するかを考慮しなければなりません。

放熱板をどのようにするか(手間かけず。。。)

 


次なるヘッドホンアンプ 123

2014年02月09日 | Weblog

 先に作った「タガメ」は、今もこの状態のままです。

ミニワッターのケース上がちょうどよい大きさなので、そのまま固定しています。

しかしながら、この寒さのせいで、トランジスタの温度が上がらないせいか、

音的にはさっぱりです。

逆に「タイコウチ」の方はケースに収めているため、1時間ほど暖めていると

非常に良い音で鳴り出すので、やはり早急にケースに入れる必要がありますが

いろいろと平行して作業しているため、手が回りかねています。

 ただ、この「家のタガメ」は、抵抗は他から外したもの、トランジスタさえ外してきたもの、

という在り合わせ仕様のため、抵抗値は適当に近いレベル、そして横倒しやら縦やら

斜めになっているやらで、見栄えは今一つといった具合ですが、音的には満足できる

レベルになっているので、これも仕様のひとつ、という事にします。

 


次なるヘッドホンアンプ 122

2014年02月07日 | Weblog

 「トランジスタを組みあわせたhFEを変化させる回路」で思わぬ効果が出ましたが、

本来必要とした事が達成できていないので、この「タイコウチ」にもう少し手を入れる事にしました。

 

以前は、T型アッテネータを使っていたのですが、どうも音が今ひとつというか

曇った感じを受けてしまいます。

アッテネータにもいくつか種類があるようなので、別の物を試す事にしました。

「定インピーダンス型アッテネータ」という物があります。

名称どおりインピーダンスが安定しているそうなので期待大ですが、その後に

いつものボリュームを付けるので、あまり意味がないといえば無いのですが、

とりあえず試す事にしました。

実験ということで、とりあえず手持ちの抵抗で-18dbあたりの物を作成しました。

さて取り付けようとして、ふと思いました。

 この「定インピーダンス型アッテネータ」はインピーダンスが安定しているのに

わざわざボリュームで不安定な要素を加えずとも、これだけで十分機能しますが、

そもそもアッテネータはボリュームのどちら側に付けるのが正解なのでしょうか?

普通はボリュームの手前でしょう。

 

 いつものことながら試してみれば分かる事ですね。

ということで、以前からの、アッテネータを先に取り付ける方法から試して見る事に

しました。

 

 さて聞いてみましょう。

なるほど、音量を絞っても極端に高域が落ちることもなく、ボリュームも10時くらいの

所で最大で聞く音量となりました。これくらいの変化量になると、音量を細かく調整

出来るので耳を傷める事も少なくなるのではないでしょうか。

 

そして以外な事も。やけに高音が響きます。今までより悪くいうと耳が痛いほど

伸びている「気」がします。

さてこれもこのアッテネータの効果なのでしょうかね。

しばらくエージングしてから、アッテネータの位置を交換する事にします。

 

 


次なるヘッドホンアンプ 121

2014年02月06日 | Weblog

 さて、この「タイコウチ」。いくつか不満点があります。

これは、ぺるけ式全般にいえることなのですが、爆音がします。

カナル型だと9時で耳が痛くなるほどですし、ボリュームがこのあたりの角度では

ギャングエラーが出る物と出ない物と、製品のばらつきで極端に違いがありますので、

出来る事なら11時から12時あたりに最適な音量が得られるようにしたいと思っていました。

 T型アッテネータもつけてみましたが、何故か今ひとつです。

音量を絞ると、極端に高域が下がってしまうのは、インピーダンスなどいろいろと問題点が

あるのが分かっていますが、これをどう回避するか、それが問題でした。

 

 ふと思いました。増幅率を下げてはどうかと。これもいくつか試してみましたが、

思ったほどの効果が出ませんでした。

 それならば、増幅率が元々低いトランジスタを使うとどうなるか? 

それ以前に、hFEが100以下のシリコントランジスタを入手するのも難しそうです。

いろいろと考えあぐねていましたが、ふとこんな物を見つけました。

Fred Briggs - Unknown Fuzz

日本語で書かれているブログでは、以下のものがありました。

低ゲインのトランジスタを作る方法

 

ある意味、トランジスタをすこし分かっている身としては衝撃的な回路が紹介されていましたが、

実はこのように電源供給せずにトランジスタを動作させる例としては2例目でした。

1例目は、たしか、アマチュア無線のマイクアンプに使われていました。

動くのだから不思議といえば不思議ですが、動いているのだから正解なのだと思いました。

NPNの回路しか見受けられなかったので、PNPは考えてみました。

回路図にすると見るからに怪しげな回路ですが、これの実験をしてみることにしました。

トランジスタは2SC1815-Yと2SA1015-Yを2個ずつ使いました。

以前に選別していたため、双方ともほぼ同じhFEの物です。

まずはNPNの2SC1815からテストです。

手持ちの抵抗の都合上、1KΩがあったので付けてみました。

なんとテスターでの測定結果は「3」。???

てっきり壊れているのかと思いましたが、他のトランジスタ単体で測定すると

hFE=180ほどあるので、壊れてはいないようです。

 それならばと抵抗を100KΩにしてみました。hFE=40

一応、何か反応があるので、動作しているみたいですが、すこし低すぎます。

回路上、60から100辺りともくろんでいたため、もう少し抵抗を高くしてみると

200KΩでhFE=94となりました。しめしめ。

 

 この調子で、2SA1015も試作基板上に設置しましたが、PNPはたぶんこれで

正しいのだろうと思って実装しましたが、コレクタ側に抵抗を付けるのではなく

エミッタ側が正解でした。じっくり考えてみれば当たり前ですが頭が沸いていると

分からなくなってしまいます。

測定してみると、

200KΩでhFE=92となり、上出来な結果となりました。

 

さて、これを「タイコウチ」に乗せてみました。

どっちみち動かなくて元々、動けばしめたもの、といった具合ですから、試してみなければ

何ごとも分かりません。

基板上の該当するトランジスタを抜いて、試作基板ごと搭載しました。

4つ必要なので、けっこう手狭な感じとなりましたが、なんとか乗りました。

 

 どれ聞いてみましょう。

肝心のボリュームはというと、わずか角度が上がって程度で、たいした効果はありませんでしたが、

音的には劇的な変化となりました。

 これは、バスブースター、それも、ウルトラバスブースター?なみの、音となって、

カナル型では頭が殴られるような低域が、ドンドン?ガンガン?ゴンゴン、ああこれだ、

ゴンゴンという感じで鳴り響いています。

 何か違う結果になりましたが、まずは、この奇妙奇天烈な回路が動作するのが

分かりましたし、低域不足も解消する目処が立ったので、これはこれでよしという事に

したいと思います。

 あとは、hFEをの最適値を求めて、抵抗を交換する必要がありますが、

基板上の試作基板に抵抗が付いているので、いちいちメイン基板をひっくり返して

半田を吸い取ってという作業が必要ないだけ楽かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 


次なるヘッドホンアンプ 120

2014年02月05日 | Weblog

 命名。。。。。されました。

この、ぺるけ式ヘッドホンアンプの両面基板バージョンは、「タイコウチ」だそうで;;;

まぁ、名前があれば間違えなくてよろしいかと。

 

 さて、いくつか手を入れました。

まずは電解コンデンサを増量しましたが、まだ不満が残っています。

何か音がもやっとした、中域に曇りがある音がしていました。

ひとつずつ入れ替えてみて聞いてみるしかないので、まずは、秋月電子で購入した

ボリュームを入れ替えてみました。

 当たり。なんということでしょうか、これほど差があるとは。

今後はLINKMANの小型ボリュームを使う事にしますし、他のも随時交換していくことに

決めました。

しかし、これほど差があるのも珍しいですし、逆に今までそう思わなかったのも何故なので

しょうねぇ。


次なるヘッドホンアンプ 119

2014年02月01日 | Weblog

本来であれば12月中には出来ていなければならなかったものが、まだごそごそと

やっています。

HPA-12+Vol12」でして;;;

白抜き文字のLCDは、いっけん見栄えが良いのですが、実は非常に認識性が悪いのに

気づいていました。

また、夜中など、照明の代わりにしては暗いけれど、天井の照明を消すと、まぶしすぎる

といった具合で、明るさで問題がありました。

 いくつかテストをしていました。ディマー回路を含む、LCD輝度調整回路、

そもそも色も青色単色なので、それも変更できないかと余計な事を考えたために

いまになってまだ出来ないという情けない状況となっています。

 

 LCDも、以前は単色LED照明付きのがありました。2個もっているはずですが何故か使っている

1個しか発見できませんでしたが、逆に箱に入れているので電源もあるため、簡単に改造が

できるので、これでテストすることとしました。

そのために3色LEDの色を半固定抵抗1個で多色に変更できるようにPICで組んでみましたが、

久々なのでうまくいかないというか、ちらつきは出る、色変化がおかしいなど、問題山積で

致命的に開発能力が無いのが露呈してしまいました。

さて色を変化させると、あれれ、黄色がありません。

カメラの色具合なのかもしれませんが、たしか写真では黄色にしたはずなのに赤ばかりが

それも微妙な色具合だけのが残っていたので、とりあえず一まとめにしてみました。

 

 さて問題は、この3色チップLEDをどのように液晶に搭載させるか。

単色LEDユニットは13x2、つまり26も使われていますが、3色LEDは発光する位置が微妙に

ずれているため、色がうまく混ざらない場合が多々あるので、液晶の裏側に設置すると

色むらだらけになる可能性が大きいようです。

 それならば、横から照らすとどうなるか。こればかりは試さないとわかりませんが、

単色LEDユニットの外側は白色のプラなので、逆に今でも中のLEDの光が漏れているのを

逆に利用して、外から照らしてみることにします。

 やれやれ、いそがしや。