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まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 149

2014年06月25日 | Weblog

 TLE2426ILPという、凄いICがあります。

仮想GNDを簡単に実現させるための物でして、小型のトランジスタサイズの物とDIPタイプの物が

あるようですが、小型化を優先という事で、小さい物を入手してみました。

 

これを+HV 0dbHyCAAの仮想GNDとして使用してみる事にしました。

元は、抵抗2本の簡易版にしていました。

 

基板裏は大変な事になっているところに、まだ部品を追加したので、肝心のICを正面から

撮る事ができなくなってしまいました。(というか、これみて、まともに動作しているのかな?と

自分でも気になってしまいますが)

 

 これほど作り方が悪くとも、ポイントさえ押さえておけば、しっかりと動作するという悪い見本という事で

まっとうに動作しています。

実験基板での動作状況から判断して、ICの電源ライン(VddとVee)間、最短でフィルムなり、積層セラミックなどの

コンデンサ(0.1μF)を付けると、電源ラインを少々伸ばしても超々高域での発振もなく安定していますし、

出力側は、この手のレギュレータにはお約束のブリーダ抵抗(470Ω)を付けることで負荷が軽くても問題ないようです。

(液晶オシロの画面上で、500KHzあたりで不必要な山が出たところで聞こえるわけないのですが、気分的という事も

あって、動作安定重視です)

また、出力側にはかなり大きめの電解コンデンサを付けていますが、最初は小容量(100μF)を付けて

いましたが、他の方々が紹介している情報では負荷の変動に対して追従性がよくなるので小容量の

電解コンデンサを使っていらっしゃるようでしたが、逆に不安定になる要素が増えて、わざと2200μFを付けると

電源を入れてから10秒近く電圧が上がっていきますが、球が動作しだすのはその先の数十秒の話なので

電圧が安定してからは大きめの電解コンデンサの方が逆に安定して動作するようでした。

 ただ、手持ちで2200μFしかなかったので使っていますが、ICの電流供給能力を超える電流が流れる可能性が

大きいので、長期的にはあまりよくないような感じですが、一定動作時での安定動作を求めてという事で

この値を試しています。

 

 

実験中はいろいろと間違いが起こりますが、データシートを見て確認しても、実装で間違うという

大マヌケな事をして、電源入れてなにげなくICを触ると、あちっという事で、慌てて電源を切って

確認してみると、端子をつけ間違えていたという事がありました。

 

 右側が今回使用した足3本ですが、てっきりBottomViewとおもいきや、データシートにはTOP VIEWと

書かれていました。

思い込みというのは怖いですね。そして確認しても間違いますし、いわゆる電源を僅かの時間とはいえ

逆接しても、正しく付け直すと動作するので、意外と丈夫だなと、変な安心感があrました。

 

 これが現在動作状況での回路です。

抵抗2本の簡易型と比べて、定位が良いというか、音がしっかりと鳴っている(ような)感じがします。

耳が耳ですので、気のせい、かもしれませんが。

 ただし液晶オシロの波形は嘘を付きませんので、別の意味で安心感があります。

 


次なるヘッドホンアンプ 148

2014年06月24日 | Weblog

 オリジナル基板の0dbHyCAA(正確にはバスブースト追加という改悪版)と、

ハイボルテージ版にしてしまった自作基板の+HV 0dbHyCAAが、やっと調子よく

鳴り出しましたが、次なるアイテムが登場しました。

 丸坊主、いや違った、クリアトップの球です。

目で直接見るのと写真とでは若干違いを感じました。

直接みるとガラスが曇った様子が伺えましたので、軽く拭いてみましたが、どうも内部に

問題がある様子でした。

 とりあえず12V仕様の0dbHyCAAに挿してみました。ダメ元ですが。

低域が非常に出るのですが、高域がさっぱり、といった具合で、球が寝ている状態でしたので、

今度は+HVに差し替えてプレートで220Vほど掛けてみました。

 2時間ほど鳴らしていると、最初より高域の抜けがよくなってきましたが、他のエージング

しきっている球と比較すると話にならないレベルですが、それでもよくなる傾向が現れて

きました。

 球が目覚めるには5日から10日かかりそうな雰囲気ですので、このままエージング続けて

放置という事となりました。

 

 そういえば、2日目になるとヒータの明るさに違いが出てきました。

最初は左側(どちらが左かという問題がありますが)の下部が非常に暗かったのですが、

かなり明るくなってきましたが、まだ右側ほどではありません。

これも時間が経てばよくなる事でしょう。


次なるヘッドホンアンプ 147

2014年06月23日 | Weblog

 さて困った事になっています。

 

ファインメットビーズを電源、それも、ショットキーダイオードのホット側に使用してみたのですが

思ったほどの効果を得られることができませんでした。

それならばと外してみる事にしましたが、なんと違いが分かりません。

 

耳がそろそろまずい事になってきたのかもしれません。

 

ということで、別の利用方法を試す事にしました。

HPA-12の基板は、実は自作基板が2種類あります。少しずつ仕様が違いますが、

根本的には同じものです。

 片面基板という事もあってパターンの取り回しに若干無理がある所があるのですが、

これが良いのか悪いのか判断付きません。

それならばと、ファインメットビーズを付けてみることにしました。

元からジャンパー線(単に抵抗の足の余った物)がついているので、そこに取り付けてみることに

しました。

 細い耐熱線に通して、付けてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変化が感じられないのは何故でしょうか。

 

ということで、3日たっても同じなので我慢ならず、今度は0.65mm径のエナメル線を1ターン巻いて

みる事にしました。

これなら、何か違いが出るはずです。

 

違いが出ました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんと発振しました。あれれ?

ということは元のパターン配置が悪すぎたという事なのでしょうか。

 ケース内に基板を垂直に立てた状態で、基板裏側、パターン面に手を近づけると

微妙な音がします。

これでは、「次なるヘッドホンアンプ 146」のバスブーストを無理やり組み込んだ0dbHyCAAと

似た事になってしまいます。

 ふと、基板表に手を近づけると音が止まる点があります。

なんと、追加したエナメル線に触ると、逆に音が止まるとは。この程度の配線に触って

変化があるようでは、何か別の問題が潜んでいそうです。

 

 ということで、逆効果になり、パターンの取り回しに問題があるという重大な欠陥が分かったので

これはこれで別の解決方法を見出せば良いという、実験となってしまいましたが、肝心の

ファインメットビーズがどうも気になってなりません。

 

 手近にあった磁石を近づけると、ほとんどくっつきません。はて? 

購入当初は、磁石を間近まで近づけるとスっという感じでビーズが動いたと思っていたのですが、

いまやくっつけても引っ付くこともなく、持ち上げることもできません。

 これってどういうことでしょうか。という前に、これは本物なのでしょうか?

 

最初から疑っている部分はありました。

市場に物がないというのに、何故か個人で通販している人が若干いまして

その一人から購入しましたが、傷だらけというか、角が引っ込んでいる部分があるなど

非常に見栄えの悪いものでした。

 ネットなどをみると、磁石にくっつくというので試したのが上の状況でしたが、

いまや全く磁性を帯びない様子です。

 

とどのつまり「偽物」を掴まされていた、という事でしょうね。やはり。

これでは効果があるはずがありませんし、体感もできるわけがありません。

 

やれやれ、というお粗末な結果となりました。


次なるヘッドホンアンプ 146

2014年06月17日 | Weblog

 バスブーストを組み込んだ0db HyCAAですが、ノイズが気になるようになって

しまいました。

スイッチングタイプのレギュレータ基板を使っていたのですが、ここはオーソドックスにLM317で

目的の電圧を作る事にしました。

ベース基板は同じで(偽FCZ基板)、そこに無理やり組み込みました。

多回転半固定抵抗を付けているので、電圧の微調整も楽になります。

 LM317の前方に3.3KΩの抵抗が見えますが、ブリーダー抵抗となっています。

電流が僅かしか流れないので(2mA),レギュレータの安定のために、やはり必要でした。

 

机の上はあいかわらず電波が出る物やら反射するものなどあるので、劣悪な環境ですが、

iPhoneの真上に置かなければ、例のチーという音はしなくなりました。

何がどうなったのか分かりませんが、市販されていたレギュレータは使い方がまずかったのかも

しれません。

 とりあえず、これでしばらくエージングが続きます。