昇圧回路が完成すると、あとは簡単です。
今回は(というか、も、というべきか)オペアンプに±15Vをかけるため、専用モジュールを使用しましたので、こちらは部品を付けるだけで
電圧が得られますから簡単です。
作ろうとして時間がたっているため、部品が行方不明になるなど、部品探しに時間がとられることもありましたが、まずは動作チェックです。
部品乱立といった具合です。
回路的には、真空管周りは0dbHyCAAの0db部分、つまりカソードフォロアとなっています。
オペアンプは、2回路入りを方々2つずつ、つまり左右で1個ずつ使用するので回路的には「すんばらしい」と同等となっています。
さて、真空管のプレートに供給する電圧を上げてみました。
最初は160V程度でしたが、昇圧電源にも余裕があるため、簡単に220Vを掛ける事ができました。電圧も電源投入から数秒ほどで
規定電圧に達するようですし、コイル泣きもなく、FETの異常発熱もなく、安定しています。
そして肝心の音は。出力ジャックに百円のイヤホンを挿しても何も音がしません(笑
それもそう。入力は何も繋いでいませんから、ということで、音を入れてみました。
DC電源系に2200μFという、けっこう大きめの電解コンデンサが入っている事もあって、最初の音はほめられたものではありません。
鳴っている、といった表現が正しいほど、低域がぼわぼわ、高域は伸び悩みといった音でしたが、楽曲が無音時にはノイズが感じられず
まずはひとつクリアです。
あとはエージングとケースの加工が待っています。